AEG SIG SAUER P320のカスタム(初速調節、安定性向上) | エボログ

AEG SIG SAUER P320のカスタム(初速調節、安定性向上)

2019年11月5日

以前分解レビューを行ったAEG SIG SAUER P320の調整を行っていきます。
FCU側の分解はこちらからどうぞ。

という訳で、まずはスライド側から。
まず行ったのはピストンの気密UPです。

AEG P320のピストンは四角形という非常に独特な形状をしており、機密が取りにくいという問題点があります。

実際、撃つとスライドにある至る所の隙間から生ガスが吹き出すような状態になっており、ガスの放出量の割には動作が不安定というイマイチな状態になっていました。

という訳で、カップピストンの内側にシールテープを巻いて少しだけ外径を大きくしてみる事にしました。

これで少しタイトになる位にピストンカップが広がりました。
カップピストンってあまりタイトじゃ無い方が良いと思っているんですが、この際は気密漏れを起こすよりはマシなのでまあ良いでしょう。

続いて、フローティングバルブスプリングを交換します。
海外製ガスガンの殆どはこのフローティングバルブスプリングが硬すぎて、必要以上の初速を出してしまう他、ブローバックするまでのタイミングが若干遅くなるので燃費が悪くなるという問題があります。

今回使うのはTSS製の『GBB ピストンバルブスプリング 調整用セット』です。
硬さの異なるバルブスプリングが4種類同梱されており、好みに応じて硬さを調整する事が出来るようになっています。

今回は2番目に硬いスプリングを一巻きほどカットして使う事にしました。

バレルやチャンバー、リコイルスプリングなどはとりあえず特に弄らずそのままにしておきました。

続いて、ハンマースプリングを変えます。
スライドを引いた時にも思いましたが、P320のハンマースプリングは硬すぎです…。
もっとも、海外製ガスガンは大抵ハンマースプリングが硬すぎる感じで、作動を良くするなら柔らかくした方が良いと思ってます。

今回はGlock26/Glock17用のハンマースプリング(70%と130%)を買ってきました。
形が似てるので使えるかなと思いまして…。

写真左側がP320用のハンマースプリング、写真右側がGlock用です。
バネの大きさ、長さ、巻きの方向などが似ているのがポイントです。

という訳で、このハンマースプリングをAEG P320につけていきます。
結果、少しだけサイズは大きいですが、ちゃんと取り付ける事が出来ますし、ハンマースプリングとしても機能していました。

最初に70%のハンマースプリングを組み込んで動かしてみた所、このような挙動になりました。
どうやらハンマースプリングが弱すぎてバルブが叩ききれてない感じですね。
ガスコキみたいな動きになってます。

ガスコキみたいな動きになりました…。

なので、130%の方を試すことにします。
蛇足ながら、AEG P320純正のハンマースプリングは、このGlock用130%よりも硬いです。(ちょっと硬いとかではなく、段違いで硬い)

130%ハンマースプリングだとこのような動きになりました。
しっかりブローバックしていますし、生ガスも吹かなくなりました。

この銃、スライド自体が重いので少し動作がもっさりしている感じですが、一応しっかり動いているので良しとしましょう。

それにしても、このハンマースプリングの調整の為に3回FCUを分解・組み立てしているのですが、全く慣れないですね…。
最初の分解時にも書きましたが、非常にめんどくさい構造をしています…。

続いて、マガジンの注入バルブを日本仕様に変えました。
今回も長い注入バルブを使いました。

このシャフトが長い注入バルブはマガジン内の気化室を確保する為に都合が良いパーツなので、個人的に結構オススメです。
その代わり、ガスの容量は少しだけ少なくなってしまいますが…。

ガスは20g入るようになりました。

最後に初速を計測します。
弾は東京マルイの0.20g、ガスはHFC134Aです。

まずは常温(24度から)。
初速は68m/s前後、連射してもプラマイ2〜3m/s程度に収まっているのでまあ良いでしょう。

動作は少しもっさりした感じが否めませんが、スライドストップもしっかり掛かりますし、問題は無さそう。

続いて、マガジンを40度後半まで温めた状態はこんな感じで、10m/s程度上がりました。

動作もよくなり、ガツガツしたリコイルが体感できます。

尚、マガジン温度が50度を超えた辺りでハンマーがバルブを叩けなくなってしまうようになりました。
温めすぎた結果、必要以上の初速が出てしまうのはあまり良くないですからね。
今回もこの仕様にする事にしました。

という訳で、AEG P320のカスタムは一旦こんな所ですかね…。
もしかしたらリコイルスプリングを少し弄った方が良いかもしれませんが、とりあえずこでも動作は問題無さそうなので良いかなと思いました。