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Silverback SRSA1微調整(段付きテーパー加工、スリックパッキン化、ノズル絞り除去)

記事作成日:2019年12月9日

先日、Silverback SRSA1のインナーバレルを534mmまで伸ばした結果、ちょっと微妙な感じになってしまったので再度調整してみる事にしました。

まず、今回行ったのは段付きテーパー加工です。
インナーバレルの先端部分を内径7mmまで広げてみました。

昔、6.5mm、7mm、7.5mmの3種類の段付きテーパー加工を試した結果、一番効果が大きく現れたのが7mmだったので、7mmにしてみました。
尚、深さは15mmです。深さの方に深い意味は無いです…。

尚、私のSRSのアウターバレルは内径8.5mmのブルバレルが入っているので、アウターバレルの内径を含めると3段テーパーになっています。

続いて、チャンバーパキンの加工です。
東京マルイ純正パッキンをベースにスリック化加工を行いました。

最初からスリックパッキンとして販売されているパッキンを組むかどうかで少し悩んだのですが、マルイ純正パッキンが有り余っているので加工すれば良いかなと…。
硬さやグリップ力的にもマルイ純正がちょうど良さそうな感じでしたし。

KM企画のインナーバレル+マルイ純正パッキンとSRSのチャンバーでは相性がちょっと悪くてそのままだとスカスカなので、シールテープを巻いてしっかりチャンバーに密着させるようにしました。

それと、いつもSRSのチャンバーを組む際に「本当にここでイモネジを締めれば良いのか?位置や角度は合ってるのか?」と不安になるので、イモネジが入り込めるように穴を彫りました。(赤矢印)

この状態で初速を計測してみた所、微妙に初速が下がったので初速を上げる為にも今まで付けていたノズルの絞りを解除しました。
そもそもこの絞りは120SP用に調整する為に付けていたのですが、国内用スプリング(90SP)にしている今では絞り不要でしょうしね…。

単なる圧入なので、ピンポンチでコンコン叩けば抜けます。

この状態で初速を図ってみた所、0.20gでの最大初速が96m/s程度になりました。

HOPダイヤルの数値ごとに計測するとこんな感じ。

  1. 94.81m/s
  2. 95.45m/s
  3. 96.37m/s(この辺りが最大初速)
  4. 96.0m/s
  5. 94.7m/s
  6. 93.41m/s
  7. 89.09m/s
  8. 84.27m/s
  9. 75.3m/s(最大HOP)

尚、ダイヤルが0の状態は完全ノンHOPで給弾と同時に弾ポロしてしまい、まともな初速が測れなかったので未計測です。

尚、0.43gだと最大66.72m/s(0.957J)でした。

初速の上下もプラスマイナス0.5m/s程度には収まっているので、初速に関しては問題無さそうでした。

先日、サバゲーに行った時に飛び具合を確認してきました。
場所はサバイバルゲームフィールド SAVASのシューティングレンジです。
使用した弾はプレジションマックスの0.28gバイオBB弾。

とりあえず、慣らしを含めて100発以上撃ってみた所、30m先のマンターゲットの横にある小さな鉄板(卵焼き用の奴?)に概ね集弾させる事ができる程度の性能は出ていました。

写真左の赤い四角(写真右の矢印の部分)がターゲット

ざっくり10発撃ったら鉄板に7発位は当たってる感じです。

ただ、結局バレル長が長い事によるブレの影響をモロに受けるので、撃ち方ミスると30mの距離でもとんでもない所に飛んでいきます。

まあ、前回の30mよりかは断然良い感じになっている気がするので、またグルーピングデータを取りたい所…。
0.43gだとどうなるのかも気になりますし…。

尚、HOPを少し強めにして40m、50mを狙う事は可能ではあるものの、相当安定した構えをする必要があり、まず依託射撃は必須です。
依託射撃をしていても呼吸の乱れや単純なガク引きで大きく弾道が変化し、マンターゲット1つ分位はそれてしまう事が多々あったので、この仕様は全くサバイバルゲーム向きの銃では無いですね…。