SIG AIR MCXの内部を電子制御化する前提でカスタムしていきます | エボログ

SIG AIR MCXの内部を電子制御化する前提でカスタムしていきます

2020年1月7日

先日レビュー記事を書いた『SIG AIR PROFORCE MCX VIRTUS AEG』ですが、早速中身を弄っていきます。

尚、分解レビュー記事に関してはやっぱりCybergun版のSIG MCXと全く同じだったので、割愛します。
気になる人はこちらの記事を見てください。

違いが確認できた変更箇所は「インナーバレルの長さ」「スプリングレート」この2点のみで、シリンダー容量もギアもFET部分も全部同じでした。
スプリング式シム調整がなくなり、トリガースイッチにFETが搭載された、最近のVFC製Ver2メカボックスです。

という訳で、全バラ状態からスタートしていきます。

尚、記事タイトルにも書いている通り、追って電子制御ユニットを搭載する想定でカスタムしていきます。
セッティングが決まっていない状態で、いきなり電子制御ユニットを組み込むのはリスクが高いので、私はやりませんしオススメもしません。
なので、最初は電子制御を組み込む想定はしつつ、いきなりは組み込む事はせず、一旦普通に物理トリガーのまま組み立てて、正常な動作が行える事を確認した方が良いと思っています。

ちなみに、今回私はJefftron製の最新型FCU『Leviathan-V2 JPN ver.』の前配線モデルを組み込もうと思っているのですが、まだ前配線モデルは販売されていないようなので、入荷待ちです。(後ろ配線はもう発売されているのですが…)

Bluetooth(技適取得済み)対応なFCUは初めてなので色々期待大です。

という訳で、SIG AIR MCXを弄っていきます。

まずはバレル周りから。
今回使うインナーバレルは以前、SIlverback SRS A1で使っていた事のある、KM企画製TNバレルの300mmです。
チャンバーパッキンは東京マルイ純正。
TNバレルのマズル側にはロングテーパーが施されています。

チャンバーに付いているバレルクリップ(Cクリップ)をRetroArms製に交換しました。
VFCのバレルクリップ、着脱が面倒なので…。

HOPクッションは少し悩んだのですが、とりあえず無難にシリコンチューブを選択。
マルイ純正の虫ゴムよりも少し外形が大きく、硬さのあるチューブです。

尚、0.25g想定の仕様だとこのチューブ単体で使いますが、重量弾を飛ばしたい時はこのチューブの中に細いチューブを1本足して調整する事があります。

という訳で、こんな感じのバレル+チャンバーになりました。
超無難な仕様ですが、ぶっちゃけこの仕様が変なトラブルが起きにくく、よく飛んで良く当たるんで…。

アッパーに組み込んだ際に少しガタツキが気になったので、バレルの先端にアルミテープを巻いておきました。

続いて、メカボックスを弄っていきます。
メカボックスまで無難な感じになると個人的に物足りなさを感じてしまうので、少し新しいパーツを使ってみる事にしました。

まず、シリンダーヘッドを変えました。
今回購入したのはAirsoft97のカスタムパーツブランド「SPARK」から発売されている『電動ガン用 ハイプレッシャーシリンダーヘッド Lv.1』を買ってみました。

こちらは内径が3.9mmまで絞られたシリンダーヘッドで、通常のシリンダーヘッドよりもシリンダーの内圧を高める事が出来るパーツになります。
もう自分でパイプを圧入したり接着したりする必要が無いという訳です。

尚、私が購入したLv.1とは別にLv.2という物もあり、こちらは3.2mmとなっています。
流石に3.2mmまで絞ると初速の低下が著しくなる気がするので、今回はLv.1を選択しました。(Lv.2は流速用でしょうね)

尚、VFCのシリンダーヘッド(写真右側)と比較するとこんな感じ。
明らかにノズルの内径が狭い事がわかると思います。

尚、ピストンヘッドが当たる部分のダンパーは赤色のゴムが貼られていました。
少し固めのゴムかな…?と感じましたが、特に問題は無さそうなのでここは弄りません。

後はVFCの純正パーツを流用します。
シリンダー、ノズル、タペットプレートはそのままです。

続いてピストン。
ピストンは余っていたAce1Arms製の金属歯ピストンを使用、ピストンヘッドはDCI Guns製の側面吸気ピストンヘッド POMを買ってきました。

Ace1Armsのこのピンク色ピストンヘッド、過去にも何度か当ブログに登場していますが、流速やらDSGハイサイみたいな高負荷のセッティングでも余裕で耐える事が出来る優秀な製品なんですよ。
RetroArmsのピストンよりも少し安く購入する事が出来るので、割と重宝します。
RetroArms製ピストンと同様、今の所組み込みミス以外で壊れた事の無いピストンの1つです。

DCI Gunsの側面吸気ピストンヘッドはアルミの物を以前VFC MP7A1 AEGで使いましたが、POMを使うのは今回初めてです。
まあ、設計はアルミと同じなので、材質が変わった事による軽量化と打撃音の低減などが期待出来るかな?と思っています。

詳しくは後述しますが、今回のセッティングではピストンを重めにしたかったので、アルミでも良かったんですが、重さの調節は別の所でも出来ますし、せっかくなのでPOMのを買ってみました。

ピストンヘッド本体とOリング、スラストベアリング、ネジが付属します。

こんな感じでピストンヘッドの側面に吸気穴が空いている、独特な形状をしています。
そういえば東京マルイの次世代電動ガンMK46 MOD.0では東京マルイ製品では初めて側面吸気型のピストンヘッドが採用されたらしいですね。
簡単に説明すると前方吸気と後方吸気の良い所取り仕様です。

また、普段はこの手のカスタムピストンヘッドはOリングをG.A.W.製のFRUS-Oリングに交換するのですが、この側面吸気ピストンヘッドにはFRUS-Oリングが最初から付属しているので交換はしません。
シリンダーに入れて確認して、サイズも問題無さそうでしたし。

尚、ピストンの内側の構成ですが、スラストベアリングに加えてワッシャーやらナットやらを使って重量を増やすようにしています。

後、スラストベアリングには例のごとくG.A.W G-LUBEを塗布しておきました。

重量は純正で23gだったピストンが35gまで増えました。
12gの重量アップです。

これくらいの重量にすると、柔らかめのスプリングでもしっかりエアーが圧縮されます。
普段は30g前後を目安にする事が多いのですが、今回はハイプレッシャーシリンダーヘッド Lv.1でノズルを絞ってあるので、少し重めにしておきました。

という訳で、一旦ピストン周りはこれで完成。
次はギア周りです。

今回使うギアはZC製の300:100という超トルク寄りのヘリカルギアを用意。
実はこのヘリカルギア、ブラシレスモーターを搭載した事によって発射サイクルが上がってしまったPTS MASADA用に買った物なんですが、MASADAをバラすのが面倒くさくなって放置されていたギアなんですよ…。
せっかくなので、SIG AIR MCXで使う事にしました。

尚、SIG MCXのメカボックス…というか、VFCのVer2メカボックスはよくタペットプレートのガイドみたいな部分がセクターギアに付いている、タペットプレートを後退させる為のカムと干渉するので、削っておきました。
というか、仮組み時に実際にガンガン当たってたのでね…。

後は適当にシムを調整していきます。
VFCのVer2メカボックスは全て8mmのボールベアリングなのでベアリングと接触するシムは小さめのサイズを選択。

ギアがスムーズに回るようになったら色々パーツを取り付けてグリスアップします。
使用したグリスはG.A.W. G-Greaseです。

Gグリースがそろそろ切れそうなので補充しなきゃ…。

続いて、モーターの用意です。
正直モーターはかなり悩みました。
私はLONEX A5が大好きなんですが、ここにもLONEX A5を入れてしまうと手持ちのスタンダード電動ガンの殆どがLONEX製モーターで動いている事になってしまうので、新規開拓…というか過去地雷機種を踏んで爆死したモーターの別バージョンを見かけたのでこれを買ってみました。

「二度と買わない」と思ってたASG INFINITY CNCモーターです。
前購入したのは「U-30000」という高トルク+高回転のモーターで、今回購入したのはU-18000というトルク系モーター(回転数控えめ)です。
ASGの新作らしい。

ちなみに、U-30000が30000rpm、U-18000は18000rpmとの事です。
値段も2000〜3000円ほどU-18000の方が安いです。

U-30000は緑色でしたが、こちらは黒色のボディですね。
SYSTEMA AtoZを意識しているのか何なのか、やっぱり構成が似てる。

外装がCNC切削で作られており、エンドベルもアルミ。
ブラシはスタンドアップ型のブラシを使用します。

シャフトのガイドみたいな部分は本体一体型、ピニオンは切削でエッジがバリバリ立ってる奴。
ちなみに、ピニオンはクロモリみたいですね。硬さはエグそう。

このピニオン形状、嫌な予感しかしない

ちなみに、このモーターは海外において割と評価が良く、えげつない硬さのスプリングを引く為に使われてるみたいです。
というか、電動ガンのカスタムモーターってそういう明らかにオーバースペックな製品が多い気がする…。

尚、相変わらずMCXのグリップの内寸がタイトなのに加えてモーターの外形が少し大きいので側面のシールを剥がすのは必須でした。

ピストンを組み込まずに動作させてみたんですが、とにかく煩い。
とんでもなく煩い。
モーターの位置をどう動かしても駄目。

ピニオンギアとベベルギアの当たりが良くない事は明らかな音でした。
「やっぱりか〜!!!」といった感じ。
まあ、我慢出来る音といえば我慢できる音なんですが…。

なので、ピニオンリムーバーを使って純正のピニオンを抜きました。
やっぱり先端にはベアリングは入ってないんですね。

代わりにOption NO1のピニオンに交換しました。
安価な製品で、比較的マルイ形状に近く、変なギアノイズも少ないピニオンギアなので相性問題が起きた時によく使っています。

とりあえずピニオンギアを交換した事によって変なギアノイズはを抑える事が出来ました。

モーターの位置調整を行い、ピストンを組み込んだ上で再度動作チェック。
まだ少しギアノイズが気になりますが、明らかな異音は無くなったので一旦これで良しとします。

後は組み立てていくだけ。
一旦、初速調節が可能な最低限の状態(ハンドガード、マガジンキャッチ、ストック無し)の状態にしています。

一旦この状態で動作チェック+ピニオン位置微調整。
まあ、こんなもんですね…。ちょっとフルオートがシャリシャリ煩い。

配線の長さを調節し、コネクタ交換を行いました。
XT30コネクタに交換しています。

これで0.20gを使った時の初速が最低91m/s半ば、最大で93m/sといった感じでした。
ノンHOPが最も初速が低く、HOPを上げていくと少しずつ初速が上がり、HOPダイヤルを8割位回した頃に初速が下がっていく感じです。

フルオート時のサイクルは秒間10発ちょっと。
トルク系モーターに加えて300:100のギアを使っているだけあってサイクルはかなり抑えめです。

まあ、これくらいのサイクルが使い勝手良いんですよ…。
仮にフルオートを使った時も指切りで2〜3発しか弾が出ないので、必要以上に打ち込んでしまう心配もありませんし、電子トリガーを入れてプリコックさせる事によってレスポンスは上げる事が出来るので、フルオートのサイクルは遅くて良いと思っています。(電子制御によるサイクル制御は個人的に好きじゃない)

昔ハイサイとか作ってましたが、もう最近はこんな発射サイクルの銃ばかり作ってます。

という訳で、SIG AIR MCXの内部カスタムは一旦完了です。
もしかしたら電子トリガーを入れる前にモーターは変えるかもしれませんが…。

ちなみに、先日BEAMでサバゲーをしに行った時にこのMCXを持って行ったのですが、0.25gを使って普通に40m位はしっかり飛んでしっかり当たっていたのでこれで良いかな?といった感じ。
0.28gはHOPを強くして浮かせてあげないと少し飛距離が落ちてしまう感じでした。
まあ、今回は重量弾を想定した作りにはしていないので、仕方がないんですがね…。

という訳で、一旦SIG AIR版のMCX弄りは完了。
とりあえず前配線Leviathanの発売待ちです。