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ミッドレングスのMOE SLハンドガードを組んだPTWアッパーを完成させました

記事作成日:2020年1月17日

以前、とりあえず組み上げた記事をアップしましたが、完成に向けて色々と調整していきました。

まず、ガスブロックに取り付けるスリーブを新造。
このスリーブはガスブロックと同じ長さにするのではなく、少し長くしました。

ガスブロックと同じ長さにしてしまうと、ハンドガードキャップを取り付けた時にカタカタ動いてしまい不安定だった為、スリーブを延長させる事で安定感を向上させました。

以前の仕様はスリーブがガスブロックと同じ長さだった

スリーブは適当なサイズのアルミパイプを買ってきて、旋盤でガスブロックの内径に合うように太さを微調整した物です。

そして、このアルミパイプを黒染めしました。
使用したのはBIRCHWOODのアルミニウムブラックです。

色ムラが出来たり酸化が進みすぎて茶色くなっちゃりとちょっとミスりましたが、変な色になった部分は殆ど隠れる部分なのでまあ良いかなと…。

ここにアルミテープを巻き、ハンドガードキャップをガッチリ固定出来るようにしました。
正直、後1〜2mm位太いパイプを買っておけば良かったなと…。
当初こういう仕様を想定していなかったので仕方ないんですが…。

あと、このスリーブやガスブロックが常に定位置で固定出来るようにアウターバレルに窪みを設けました。
この窪みにイモネジが入り込みます。

ガスブロックを取り付けるとこんな感じになります。
いい感じですね。

正面から見るとガスブロック、スリーブ、アウターバレルでそれぞれ色が違っているのでスリーブが噛まされていることが分かってしまいますが…。

続いて、アウターバレルをアッパーレシーバーに取り付けるのですが、今回はちゃんとSYSTEMA製の純正アッパーレシーバーを用意しました。

というのも、この構成はチャイポンじゃなくてPTWで使いたいなと思ったからです。(STWはPTWのフレームと互換が無く、加工が面倒なので…)

今回はアッパーレシーバーを単品購入したので、ダストカバーやボルトフォアードアシストノブなどのパーツが不足しています。
なので、それらのパーツを取り付けていきます。

まず、ダストカバー。
こちらは余っていたStrike Industries UDG(Ultimate Dust Cover)を使用する事にしました。
このモデルはCAPSULE-03という奴ですね。

こんな感じのダストカバーで、一般的なカバー部分とシャフトの2パーツに分離しているダストカバーに比べて組み込みが非常に簡単なのが特徴です。

取り付けるとこんな感じ。

続いて、ボルトフォアードアシストノブ。
こちらはSYSTEMA純正の物です。

これでアッパーレシーバーの準備が出来たので、アウターバレルを取り付けます。

尚、アウターバレルの基部はFCC製のWA系アウターバレルをSYSTEMA対応にする為の変換アタッチメントです。
しっかり寸法が出ているので、下手なバレルを使うよりかは良いと思います。(PTWはチャンバーを固定する基部が命だと思う)

蛇足ながら、IRON製のWA用アウターバレルは内径が10mm(SYSTEMA PTWのインナーバレルの外形は10mm)になっているので、そのままトレポンのインナーバレルを使う事が可能です。
ただし、マズルに付いている14mm逆ネジのアタッチメントの内径はマルイ系インナーバレルと同様の8.5mmなので、注意が必要です。

という訳で、取り付け完了。
尚、SYSTEMAのアッパーレシーバーにSTWのデルタリングを取り付ける事が出来なかったので、デルタリングはSYSTEMA純正にしています。

本当、STWとPTWってパーツの互換性が割と無いので余り物を使いまわそうとした時に苦労するんですよねぇ…。

ハンドガードを取り付けるとこんな感じ。

ガスブロックの横ピンはまだ打ってないんですが、ハンドガードの影に隠れるのであまり気にならないかな…。
角度付けて見るとバレますが。

最後にフラッシュハイダーを取り付けます。
これも余り物を使用。

ELEMENT製のVLTOR VC-1タイプハイダーです。

こんな感じのスチール製ハイダー。
ちょっと臭い茶色いオイルが塗られていたので、一旦ブレーキクリーナーで洗浄しましたが、錆止め塗っておかないと酷い事になりそう…。

マズルが花びらのような形をしているのが特徴です。

こちらのフラッシュハイダーはマズル部分というか、フラッシュハイダー側が14mm正ネジ、エクステンションみたいになっている部分が14mm逆ネジになっています。

このハイダー、本来はエクステンション部分含めて1個のハイダーだった気がするんですがね…。
製造上の都合でしょうか…。

取り付けるとこんな感じ。
だいぶ灰色ですねぇ。

まあ、ハイダーは一旦これで。
またそのうち気分で変えるかもしれませんし。

という訳で、アッパーとロアーを合体させるとこんな感じになりました。
私のトレポンは何年も使っているので、純正ロアーがツルツルテカテカです…。

という訳で、これで色々な長さのアッパーが出来ました。
気分やフィールドの特性に応じてセッティングを変えられます。

こういう遊び方が出来るのもトレポンの1つの楽しみだと思います。
全部生やすのはお金が掛かりますが、アッパーだけなら割と安く揃えられるので。

尚、バレルやシリンダーの構成に関してはまた追って、別の記事で掲載しようと思います。
もう出来上がってはいるんですが、まだグルーピングなどのデータが取れていないので、もう少し時間掛かると思います…。