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Geissele Maritime Bolt Catchを加工してトレポンに取り付けました。

記事作成日:2020年2月28日

1年以上に購入していた『Geissele Automatics Maritime Bolt Catch』を今更ながら加工してトレポンに組み込んでいきます。
ちなみに、こちらは現地価格で32.95ドル(約3650円)でした。安い。

付属の取扱説明書にはこんな感じで注意書きや取り付け方法、使い方などが掲載されています。

ボルトキャッチボタン本体はこんな感じ。
材質の硬さはもちろん、塗装に関しても硬そうなマットな塗装が施されています。

ボタン部分はこんな感じの凹凸が付いています。
ちなみに、上側のボタンはボルトをリリースさせる為の普通のボタンで、下側は逆にボルトを意図的に後退状態で停止させる(ホールドオープン状態にさせる)為のボタンになります。

こちらのボルトキャッチボタンは厚手のグローブを装着している状態や、暗闇など手元が見えない状況下で正確な操作を行えるように設計されているようです。

という訳で、こちらのボルトキャッチボタンを加工していくのですが、まず両頭グラインダーが必須です。
材質が硬すぎる+削る部位が多いので手削りは現実的では無いですし、ハンドグラインダーは綺麗に処理出来ない可能性が高い為です。

なにせこんな分厚さがありますからね…。

私は両頭グラインダーを持っていないので、今回は友人の両頭グラインダーを借りて加工をする事にしました。

ちなみに同時にStrike Industriesのボルトキャッチボタンも加工してます(Strike Industriesのボルトキャッチボタンは別の記事で紹介しています)

という訳で、出来上がったボルトキャッチボタンがこちら。
電動工具のおかげで数十分で作業自体は完了したのですが、Strike Industriesのボルトキャッチよりも硬かったです…。
おかげで削るのに時間が掛かりましたし、発熱も激しかったです。

加工した箇所はこちらの薄い赤色が塗られている部分です。
複雑な加工はなく、単に干渉する部分を削るだけなので工具さえあれば難易度は低めかと思います。

続いて、削った部分が錆びないように錆止めを塗布するのですが、私はいわゆる”錆止め”的な製品を殆ど持っていないので、今回は鉄・ステンレス用の錆取り・防錆剤である「花咲かG ラストリムーバー」を使ってみました。
実際、この製品は過去に何度か使っており、優れた防錆効果は実証済みですので。

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普段はドブ漬けなのですが、今回はウエスに塗布してそれを塗りました。

1〜2分程度放置してから表面を拭き取りました。
これで防錆効果が得られているのか不明ですが、切断面の光沢が無くなりもマットな感じになりました。

続いて、こちらをトレポンに組み込んでいくのですが、早速問題発生。
SYSTEMA純正のピンが刺さりません。
Geisseleのボルトキャッチボタンに付属してきたピンだとボルトキャッチボタンの穴にはピッタリだったのdすが、今度は細すぎてレシーバーに入れるとユルユルに…。

なので、ボルトキャッチボタンの穴をリューターで削って拡張しました。
これでピンがスムーズに抜き差し出来るようになりました。(ここが渋いと駄目なので)

この状態で組めるようにはなったのですが、スプリングテンションが弱くてスイッチをちゃんと押してくれない状態だったので、スプリングを強くする事にしました。

Strike Industriesのボタンを組んだ時も同様の症状が起きたので、トレポン用と実の形状の違いに起因するトラブルっぽい感じですね。
そもそもあのスプリングは個体差による調整も必要な部位なので、仕方ないでしょう…。

という訳で今回使ったのはStrikeIndustriesのボルトリリースボタンに付属してきたスプリングです。
黒いピンみたいなパーツは使いません。

また、少し前後にガタツキがあったので、1枚シムを入れてガタツキを抑え、動作をスムーズにしています。(少量のオイルも塗布しています)

最終弾検知のスイッチも問題なく押し込んでくれますし、空のマガジンを入れた時は上がってくれます。

実際の動作はこんな感じ。
空のマガジンを入れるとボルトキャッチボタンがしっかりスイッチから離れてくれます。

尚、マグネティックでは無いので、マガジンを抜けばボルトキャッチボタンを押さなくても再度射撃が可能になります。

一応、アッパーを取り付けた状態はこんな感じになります。

という訳で、ボルトリリースボタンとトリガーがGeisseleになりました。
まあ、トリガーはFCCのレプリカですし、そのうちこのトリガーも別のGeisseleタイプに替える予定ですが…。

あと、ロアレシーバーの刻印入れもそろそろやっていきたい所です。(刻印のデータはこの間作った)