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ActionArmy AAP-01 ASSASSINの分解レビュー

記事作成日:2020年5月9日

到着早々にレビュー記事を書き、その1時間後に分解を終わらせました。
やはり新作は分解しないと満足出来ないですね。

尚、箱出し状態でのレビュー(外観・初速など)はこちらをご参照下さい。

という訳で、ActionArmy AAP-01 ASSASSINの分解レビューを行います。
まず、説明書に書いてある通りに上下を分割させます。

先に言っておくと、ActionArmy AAP-01 ASSASSINの分解はめちゃくちゃ簡単です。
少しネジが多めではあるものの、非常に単純な構造なので調整も楽な感じがします。

樹脂パーツひん曲げながらパーツを外したり、パーツの組み立てがやたらとシビアだったりとかそういう事は無いので、気軽にバラせます。

バレル・チャンバー周りの分解

まずは上側の分解から行います。

まず、チャンバーを固定しているネジ2本を外します。
ネジを外してアウターバレルを前側に引っ張ると、チャンバーが刺さった状態でアウターバレルが外れます。

アウターバレル左右にネジを外すとチャンバーを抜く事が出来ます。

このように、ActionArmy AAP-01 ASSASSINのバレル・チャンバーは外装パーツにガッツリ固定されているので、ガスブロハンドガンの宿命であるバレルのガタツキガありません。

もしかしてマッチガンとかにも向いている銃だったりしてて…。
あんまりそういう競技をやる人間じゃないので分かりませんが…。

バレル・チャンバーはこんな感じ。

バレル先端にはOリングが取り付けられています。
チャンバーはダイカスト製ですが、結構綺麗な表面です。

HOPダイヤルはこんな感じで「こことここを合わせて組んでね」という矢印が付いているので、組み立てる時はこれを参考にしましょう。

HOPダイヤルを外してみた所、内側にOリングが付いていました。
やはり溢れ出るマルイGlock19感…。

チャンバーをバラしてみるとこんな感じ。

HOPダイヤルに加えてHOPアームも東京マルイの新機種で採用されているのと同じ形状になっています。

インナーバレルは黒色で、GBB互換のアルミ製です。
長さは約128mmでした。

もちろん、HOPパッキンもGBB系。
ActionArmy製のチャンバーパッキンで、同社製のVSR10互換ボルトアクションライフルであるT10系にも採用されていました。
比較的柔らかめで、HOPの凸も普通な感じの無難なパッキンです。

ボルト周りの分解

続いて、ボルト周りです。
尚、バレル周りとボルト周りは完全に別体となっているので、ボルト周りだけ分解したければバレル周りに触れる必要はありません。

ActionArmy AAP-01 ASSASSINのボルトはリアサイトで固定されています。(何という固定方法…)
なので、リアサイトを外せばボルトがごっそり後ろに引っ張り出せます。

ボルト前側に付いているネジを2本外す事で、ローディングノズルやリコイルスプリングなどを外す事が出来ます。
この銃、非常に独特な構造になっており、ローディングノズルの上にリコイルスプリングとリコイルスプリングガイドが組み込まれています。

そして、その構造故にローディングノズルやピストンカップの形状がGlock18C系になっていました。
いわゆるD型(かまぼこ型)って奴です。

他メーカーと互換があるかは不明ですが、似ているようで微妙に違う系のような気がしなくもない…。
まあ、稼働部分が少なく軽量である事もあって、気密が取りにくくシリンダー容量も少ないこのピストン形状でも問題無いでしょう。

尚、フローティングバルブやフローティングバルブスプリングは至って普通の形状でした。
フローティングバルブはちょっと固めな気もしました。

セミ・フル切り替えレバーは非常に単純な構造です。
クリック感もスプリングなどが仕込まれているのではなく、レバー(樹脂パーツ)のテンションで実現していました。

グリップ側の分解

最後にグリップ側を分解していきます。

まず、グリップ後部に付いているピン2本とトリガーピン、グリップ前側のネジを抜いておきます。
ピンは抜く方向が決まっているのでご注意を。

そして、セーフティボタンとシャーシを固定しているプラスネジを外せばトリガーやハンマーなど一式が外れます。

シャーシとトリガー、スライドストップはこんな感じ。

スライドストップはGlockのアンビ仕様っぽい形をしています。
スプリング形状も似ていますね。

トリガーは驚くほどGlock。
これ、もしかしてマルイGlockと完全互換あるのでは…?これはそのうち試してみたい所です。

ハンマーASSYはこんな感じでマルイGlock系。
まあ、微妙に外装が違っているのでマルイGlock亜種といった感じでしょうか…。

シアーやスプリングの配置など、見覚えのある構造をしています。

中身はこんな感じ。
ハンマーの形状もそうですが、ディスコネクターの形状を見るに、中身はマルイGlock18C系ですね。

ハンマースプリングもGlockの物が使えそうな感じがします。
まあ、これに関しては最初からいい感じの硬さで調整されているので、交換は不要だと思いますが…。

という訳で、これで分解は完了です。
とりあえず見えるネジから外していけば外せる構造になっているのですが、分解前に説明書の分解図をよく見ておくと良いと思います。

後は調整と組み立てですね。
特にこれといって手を入れる箇所も無い気がしてますが…。