Primary Arms PLx8用スルーレバーを作ってみました
記事作成日:2020年6月3日
大分前に『Primary Arms Platinum Series 1-8X24mm Riflescope with Patented ACSS』というショートスコープを個人的に購入し、レビュー記事を書いたのですが、このスコープ用のスルーレバーを作ってみる事にしました。
ちなみに、こちらのショートスコープは現在Primary Arms PLx8という名前になっています。
普通に市販品もあるのですが、スルーレバーを3Dプリンタで作れるなら自分好みの形を好きなように作る事が出来るので、一度試してみるのもアリかな〜と思ったので、作ってみる事にしました。
丁度パワーノブの形的に作りやすそうでしたからね。
という訳で、出力したパワーノブはこんな感じです。
見ての通り、リング部をめちゃくちゃ薄くしてみました。
このリング部を薄くしたのは見た目の好みはもちろん「この薄さでも強度的に大丈夫か?」を確かめる為にかなり薄くしました。
ちなみに設計上の厚みは0.8mm、出力されたデータは0.76mmと0.04mm薄くなっていました。
また、このスルーレバーは突起部分をネジで締め込む事によって固定する構造にしており、この隙間を0.5mm設けていたのですが、この小さな隙間も綺麗に出力されていました。
ただ、隙間の上に設けている丸穴は少し歪な形になっていたので、やはり小さい穴は苦手っぽいですね。
という訳で、六角ナットを埋め込み、ネジを取り付けます。
ネジはM3x15mmの皿ネジが対応しています。
スコープに取り付けるとこんな形になります。
ネジをガッツリ締め込んでみたんですが、全然問題無しですね。
反対側はこんな感じ。
上から見るとこんな感じです。
掴むというより手の腹で押す感じの操作を想定しているので、幅は広めで先端を丸くする事で痛くないようにしました。
ちなみに、クランプする機能もしっかり働いていました。
想定通りになっててちょっと嬉しい。
実際の操作はこんな感じ。
3Dプリント製品だからといってそこまで慎重に操作する必要も無さそうで、結構グイグイ動かしても問題は無かったです。
しっかりクランプ出来ているのでズレる事も無さそう。
流石に何かにぶつけたり、落下したりは流石に試してませんが、普通に使う分には問題無さそうな感じでした。
という訳で、あとは塗装をする必要があるのですが、真っ黒にするかグレー系にするかで少し悩んでいます。
ナットとネジの黒染めもしなきゃ…。
あと、パワーノブの形状は恐らくPLxシリーズで共通なのでライフルスコープの方でも使えそうですね。