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リコイルバッファーにPOMを使えば滑りが良くなるのでは?と思って試してみました(RARE ARMS AR15カスタム)

記事作成日:2020年7月30日

先日、燃費の改善とリコイルUPを目標に弄ったRARE ARMS AR15ですが、リコイルバッファーにANGRYGUN KWA/KSC/WA GBB M4用 強化リコイルバッファーを採用していました。

199gという重量のリコイルバッファーです

当たり前ですが、ボルト後退時にリコイルバッファーとストックチューブが擦れる感じがしていました。(実際ストックチューブ内側が少し擦れてアルマイトが剥がれていました)

まあ、金属同士が擦れあっているので当たり前の話しなんですが、ストックチューブと干渉する部分をPOMにする事で滑りが良くなるのでは?と思ったので、とりあえずPOMの丸棒を買ってきて加工してみました。

POM材の外径は24.8mmに、真ん中に直径12mmの穴を開け、M12のネジを差し込めるようにしています。
ちょうどANGRYGUNのリコイルバッファーに付いているネジがM12だったので、その固定方法を活かすことにします。

組み合わせるM12のネジはローヘッドで長さ40mmのステンレス製です。

ネジをPOMに差し込むとこんな感じ。
少し回しながら差し込むようなタイトさで、ガタは無さそうです。
尚、ネジ頭部分がちょうどボルトの後部にぶつかるので、ボルトの後退によってPOMが押し潰される心配は無いはずです。

ANGRYGUNのリコイルバッファーに取り付けるとこんな感じになりました、

リコイルバッファーの重量は199gから169gに。
マイナス30gになりましたが、これでも純正リコイルバッファーの2倍の重量がありますからね…。

装着するとこんな感じになりました。
尚、POM部分含めリコイルバッファー全体に、G.A.W. GグリースとG.A.W. Gルーブを混ぜて粘度を調整したグリスを塗布しています。

で、肝心な動作の変化ですが、普通に撃っている分には全く動作の変化を感じませんでした。
唯一変わったのはチャージングハンドルを使ってボルトを引いた時なんですが、正直リコイルバッファーを入れ替えて比較しないと分からない程度の微々たる差でした。

それ以上にハンマーがボルトに押し下げられる抵抗の方が大きいので、そっちの方が気になりますね…。

次はもっとハンマーの動きを軽くしないといけないですねぇ…。
やはりハンマーにボールベアリングを仕込む計画を実行するべきですかねぇ…。

ボルト後部のネジが壊れました

記事のネタとは少し別の話しですが、色々検証している時に突如動作がおかしくなってしまいました。
起きた症状は生ガスを吹いたり、明らかにリコイルが減ったり、カートが排莢されなくなったりなど、明らかな動作不良です。

確認してみた所、どうやらボルト後部に付いている、シリンダーのリターンスプリングを固定する為のネジが折れてしまったようです。
これにより勢いよくシリンダーが動いてしまう事による動作不良や、シリンダーが定位位置に戻らず閉鎖不良を起こすなどをしていたようです。

純正スプリング以上にシリンダーの動きが良くなっている状態なので、それも理由の1つかもしれませんが、原因は不明。

構造的に物凄く肉薄なので、確かに壊れやすいパーツの1つなのかもしれません。

まあ、折れてしまったのは仕方がないので、元々ネジが付いていた部分にぽっかり空いた穴を拡張し、そのネジを使って締め込む仕様に変更しました。
一応、ネジ穴の隙間からガスが漏れ出さないようにネジにOリングを付けています。

という訳で、無理やりな解決方法にはなりますが、これでも動作への影響は無さそうだったので、とりあえずこれで様子見です。