RARE ARMS AR15用燃費改善アイテム『ソフトスプリングセット』と『MWS用ちょっとキレの良いバッファスプリング』を試してみた | エボログ

RARE ARMS AR15用燃費改善アイテム『ソフトスプリングセット』と『MWS用ちょっとキレの良いバッファスプリング』を試してみた

2020年9月9日

苺屋さんとはちょくちょくRARE ARMS AR15の情報交換をやっていたのですが、そんな中生まれたRARE ARMS AR15用の燃費改善アイテム、『ソフトスプリングセット』と『MWS用ちょっとキレの良いバッファスプリング』を試してみました。

RARE ARMS AR15は以前、色々と弄って結構動くようになったのですが、今回紹介するパーツは更に動作を改善する為に必要な物になります。
まず、RARE ARMS AR15って至る所のスプリングが硬すぎるんです…。

パワーソースが12gのCO2カートリッジ1本しか無いので、いかにして効率良く動作させるか?が重要になってくるのに、無駄にスプリングが硬いんですよね…。

という訳で、順を追って説明します。
まずはリコイルバッファースプリングとハンマースプリングです。

MWS用ちょっとキレの良いバッファスプリング

こちらのリコイルバッファースプリングは東京マルイ M4 MWS用として販売されている物です。
実はRARE ARMS AR15の純正リコイルバッファーはMWSのリコイルバッファーと外形が同じなんですよね。
なので、MWS用のリコイルバッファースプリングを使う事が出来ます。

※リコイルバッファーを変更している場合はこのスプリングが使えない可能性もあるので要注意

このスプリングの良い所はリコイルバッファー側が絞られているので、リコイルバッファーとスプリングの接触部分が減るため、単純にスプリング圧縮時の抵抗が減るという利点があります。

更に、このリコイルバッファースプリングはRARE ARMS AR15純正の物より大幅に柔らかくなっており、ボルト後退時の抵抗や速度が向上しています。
正直、これ入れるだけで燃費とリコイルが上がります。

蛇足ながら、このスプリングは元々RARE ARMS AR15用として設計されているスプリングだったりします…。
結果として「MWS形状が相性良いよね」という事になっただけですね。

ソフトスプリングセットの柔らかいハンマースプリング

ソフトスプリングセット』に含まれているハンマースプリングはこんな感じです。
2個あったので最初何が違うのか分からなかったのですが、どうやら微妙に角度が違っており、これによりスプリングの硬さが違っているようです。
線形は共に0.9mmと同じでした。(純正は1.0mm)

RARE ARMS AR15のハンマーって物凄く硬いんですよね。
パワーソースがCO2と言っても、こんなに硬いハンマースプリングは不要です。
これを柔らかくすればハンマーを起こす時の負荷が減り、ボルト後退に無駄なエネルギーを使わずに済みます。
故により速いタイミングでバルブカットを行う事が可能になり、燃費が改善するはずです。

蛇足ながら、RARE ARMS AR15の放出バルブにはバルブロックが搭載されているので、ハンマースプリングが固くても柔らかくても、バルブがしっかり叩ける力があればガスの放出量はほぼ変わりません。
なので、放出バルブが叩ける力さえあれば柔らかいに越したことは無いハズなんですよね…。

尚、角度が緩いのとキツい方の両方を試しましたが、あまり大きな違いが感じられなかったので、とりあえず角度が緩い方を使いました。

そういえばレアアームズのハンマースプリングってかなり変な形状をしているんですよね。
コイルばねとねじりばねが組み合わさったような感じ。
そして、末端がV字に折れ曲がっている…。

ハンマーの加工

次に、これはカスタムパーツではありませんが、ハンマー本体の加工も行いました。
以前、純正のハンマーのエッジを丸くして研磨したり、ボルト側も研磨したりしたのですが、更に抵抗を減らす為に更なる加工を施してみました。

以前行った加工は研磨程度

それがこちら。
以前、少し丸く削り落としたエッジを更に深く削りました。
純正カスタムパーツのシルバーハンマー(クソ硬い)を手作業で削っていったので、若干左右非対称になっていますが、ボルトと接触する部分の高さと幅(厚み)だけは合わせています。

こんな感じで写真右上の角がガッツリ削り落とされているのが分かると思います。

そして、ボルトと接触する面を尖らせ、ひたすら研磨をしました。
接触部の幅は0.5mmまで薄くしています。

当初、ハンマーの中にボールベアリングを埋め込むという考えもあったのですが、ハンマーの最薄部が1mm近くなる事が分かったので、流石にやめておきました。
あと、このクソ硬いハンマーを綺麗に削れる自信が無かったです。

その為、このようにハンマーとボルトが接触する面積を小さくして抵抗を減らす事にしました。

という訳で、先程紹介した柔らかいハンマースプリングとセットで組み込みました。
ハンマーに関してはもうちょっと削っても良かったかもしれません。

ソフトスプリングセットのボルトの中のバネ

次に交換したのは『ソフトスプリングセット』に含まれているピストン用のリターンスプリングです。

以前、調整時にホームセンターで買ってきた引きバネに変更したのですが、それと同様のパーツになります。

ホームセンターで買ってきた引きバネ

RARE ARMS AR15のピストン用リターンスプリングは、ジャムらないようにする為なのか、物凄い硬いんですよね。
ジャムらないようにある程度の硬さは必要なんですが、純正程の硬さは必要無いと私は思ってます。

無駄に硬い純正引きバネ

バネを硬くしてジャムを回避するくらいなら、ボルトの動きをスムーズにした方が良いです。
そして、このリターンスプリングを柔らかくするだけで+15〜20発位撃てるようになるんですよね…。

というのも、シリンダーに流れたガスがピストン動かしボルトを後退させるのですが、このピストンを動かすのだけで無駄なエネルギーを使ってしまうのです。
ピストンはさっさと動かしちゃってボルトを一気に動かした方が、バルブカットのタイミングも早くなり、燃費がよくなります。

という訳で、引きバネを交換します。
以前私がホームセンターで買った引きバネを付けた時は太さや長さがちょっと微妙な感じで無理やり付いてた状態でしたが、こちらの引きバネは専用設計なだけあって丁度良いサイズになっています。

燃費改善パーツを組み込んだ結果について

という訳で、色々なパーツが交換された所で、調整後の結果はこんな感じ…と、紹介していくのですがその前に箱出し状態での動作を確認して頂きましょう。
検証環境は室温約27度、CO2カートリッジを入れた直後の動作です。
十数発時点でもうボルトが後退しきらず、ボルトストップが効かなくなっています。

このもっさり感、ヤバくないですか?

続いて、調整後の動作です。
環境は同じ、室温27度程度で新品のカートリッジを入れた状態での動画です。

まず、途中でボルトの後退不良を起こして装填不良を起こしていた状態だったのが、1マグ(30発)程度であればフルオートで撃ち切れるようになりました。
また、明らかにリコイルも大きくなっています。

流石にフルオートで2マグ目は無理です。
30連発中でもサイクルが低下している事から分かる通りう、1マグ終了時点でCO2カートリッジが結露する程に冷えてしまっています。
ただ、撃ち切れる(これ、重要)

セミオートの場合、少しゆっくり撃つ事で100発程度は動作させる事が出来るようになります。
実際にジャムらない程度の動作は2マグ(60発)程度が限界ですが、1マグすら動作させる事の出来なかった時代に比べると物凄い燃費が良くなっている事が分かると思います。

動作しなくなるまでひたすら空打ちし続けるだけの動画

続いて、フルオートだとどうなるのか?
CO2カートリッジの温度が回復する前にガスが放出されて急激に冷えてしまうので、最初の動画で説明した通り、1マグが限界というのが分かると思います。

セミオート、フルオート共にガスの消耗より先にガスが冷えて動作しなくなってしまう感じなんですよね…。
CO2って「冷えに強い」とか「真冬でも使える」みたいに言われますが、カートリッジ自体が冷えるとガス圧が低下、動かなくなります。

動画の最後にCO2カートリッジを取り出していますが、見ての通り凍ってます。

例えば、5発撃って1分放置、5発撃って1分放置みたいな使い方であれば余裕で3マグ程度なら射撃が可能でしたので、仮にサバゲーで使うにしてもばら撒くように撃ちまくらなければ普通に使えるレベルの燃費にはなっていそうな感じがあります。
また、エアコンの効いた室内ではなく温かい屋外で動作させたらまた結果は変わるのかもしれません。

という訳で、「リコイルバッファースプリング」「ハンマースプリング」「ピストンのリターンスプリング」の3つのバネを柔らかくするのはかなり効果が高いですね。
あとはNPAS化もやっておいた方が良いでしょう。
これも燃費に大きく貢献しますし、動作も良くなり、多少は初速も安定します。

という訳で、RARE ARMS AR15は全体的にバネを柔らかくすれば燃費が良くなるので、快適な動作を求めるのであれば交換した方が良いですね。
私自信、もしRARE ARMS AR15をもう1回、1から弄る事になったら真っ先にスプリングを柔らかくします。