dopguns新作 SYSTEMA PTW用試作HOPパッキンを試しました | エボログ

dopguns新作 SYSTEMA PTW用試作HOPパッキンを試しました

2020年11月2日

SYSTEMA PTW(トレポン)用のカスタムパーツの「でりシリーズ(でりほっぷ、でりのづるなど)」を作られているアカ-DOP-さんより、SYSTEMA PTW用HOPパッキンをお借りしたのでレビューしていきます。
尚、このパッキンに関しては今年の4月頃から色々と検証を行っており、ようやくいい感じの結果というかデータを得る事が出来たので、それのまとめ記事になります。

という訳で、当記事で紹介するのはこちら。
SYSTEMA PTW(トレポン)純正チャンバー用の試作HOPパッキンです。
また、HOPアジャスターにはでりあじゃすたーが付いており、SYSTMEA純正のHOPアジャスターとは互換がありません。(パッキンの上下位置が変わってしまい、鬼HOPになってしまう)

一見、ただの面HOPのようにも見えますが、この突起は少しアールが掛かっており、どちらかと言うとシリコンチューブ式HOPに似た形状となっています。

これをSYSTEMA純正インナーバレルに取り付けていくのですが、ここで問題が起きました。
写真左は以前ブログ記事にもしたズバ子+でりあじゃすたー、写真右が今回の試作HOP+でりあじゃすたーの組み合わせです。

見ての通り、試作HOP+でりあじゃすたーの組み合わせだとインナーバレルの先端が若干飛び出してしまっています。

これについて確認した所、SYSTEMA純正のチャンバーやバレルなどの個体差が激しく、その個体差に合わせる為に少し小さめに作っているそうです。
小さい寸法に合わせて設計する事によって組み込めなくなるというトラブルは減りますが、このHOPの場合はこのアジャスターの寸法が非常に重要になってくるので、適切なサイズのアジャスターを用いる必要がありました。

手持ちのでりあじゃすたーだと、以前「ずば子」で使っていた物がドンピシャだったので、これを使って組む事にしました。
例のごとく、アジャスタークッションのシリコンチューブは横入れです。

続いて、このHOPパッキンを使うにあたって非常に重要なパーツがあります。
それがチャンバーパッキンベースです。

以前、「ずば子」をレビューした時に付いてきたパッキンベースである「でりの穴」でこのパーツの重要性に気付かされたのですが、ここで弾の保持位置を安定させる必要があります。

左が純正、右がでりの穴。BB弾を入れた時のクリアランスの少なさがポイント。

BB弾の保持位置ってエアソフトガンの命中精度に大きな影響を及ぼす要素の1つで、基本的に「初速が安定しているのに弾が上下にブレる」という事が起きた場合は弾の保持位置が不安定である事が多い印象があります。

スタンダード電動ガンの場合、インナーバレルでBB弾が保持されるのですが、トレポンの場合はこのパッキンベースでBB弾が保持されるので、このパッキンベースがタイトであればタイトである程、BB弾をしっかり、決まった位置で保持する事が出来るようになる訳です。

簡単に言うと理想形はこんな感じで、パッキンベースとBB弾のクリアランスが一切無い状態だと思います。

しかし、SYSTEMA純正パッキンベースだと少しクリアランスが広い為、このようにBB弾が上下左右に動く余地が存在します。

トレポン方式のチャンバーの場合、このクリアランスを無くす事で、BB弾の保持位置をより安定させる事が可能です。
もちろん、ここをタイトにするという事は精度の出ていないBB弾を使うと詰まってしまうので、使用するBB弾はかなり注意が必要です。

今回はこのでりの穴の設計を参考に、POM丸棒を削り出して作った自作パッキンベースを使って検証してみました。
穴の大きさは5.98mmにしています。

という訳で、試作HOPパッキンとPOM削り出しパッキンベースをSYSTEMA純正チャンバーに組み込みました。
インナーバレルはSYSTEMA純正を155mmにカットした物です。

短いインナーバレルを使った理由は単に先日RGW製のPantheon Arms Prometheus MCタイプハンドガードを組んだからです。
この記事中に「チャンバーに関しては現在検証中のとあるパーツを取り付けている」と書いていましたが、その検証中のパーツがこれです。

尚、HOPの突起はこんな感じになっています。

初速は0.20gで最大92m/s〜93m/sといった感じにしました。
まあ、いつも私が使っているサバゲー用電動ガンの初速ですね。

という訳で、実際の命中精度を確認する為に新宿TARGET-1の20mレンジに行ってきました。
この日、使用した弾はプレシジョンマックス バイオBB弾 0.28gです。

HOP調節をした結果、HOPの突起はこれ位で適正でした。
あまりHOPを強くしすぎても良くなかったので、軽くBB弾に当てる感じのHOPがちょうど良さそうです。

では結果はと言うとこんな感じで、10発連続でのグルーピング計測では概ね70mm前後を安定して出す事が出来ました。
悪かった時でも80mm前半で抑えられているので、かなりの安定感があると思います。

フルオート(3〜5発程度のバースト射撃)だとこんな感じ。
流石に振動の影響を受ける分散りますが、それでもかなりまとまっていると思います。

電動ガンでこれくらいまとまっていれば十分じゃないかなと思います。

尚、アジャスターの寸法がおかしかったり、パッキンベースの穴の大きさが広かったりすると、異常なまでのグルーピングの悪さを発揮します。
5発に1回、位とんでもないフライヤーが出たり、HOPが全然かからなくてドロップしたり…色々トラブルが起きます。
こういう点から、このパッキンは安定している反面非常にセッティングがシビアであると言えるでしょう。

続いて、サバイバルゲームに行ったついでにヘッドショットのシューティングレンジでも試してみました。
使用した弾はプレシジョンマックス 0.28gです。

サバゲー用に持っていったので光学サイトはドットサイト、バイポッドも無しなので、精密射撃が出来るかと言うと微妙な所ですが、的あて感覚で試しました。

HOPはターゲット1で設定した物で問題無さそうだったので、ドットサイトのゼロインのみ行い、30mの距離でゼロインしました。

30m先のターゲットにレティクルを合わせている所

30m先の円盤に関しては、ガク引きになったり手ブレで銃自体がブレない限りは外す事はありませんでした。
フライヤーなど無しの安心感のある弾道です。

40mに関しては少し射角を付けて狙う必要があるのですが、それでも概ねターゲットに命中させる事が出来ました。
まあ、多分銃の性能は良いんですけど射手性能が残念なので40mの距離になると結構外しちゃいますね…。

弾道を見る限り、かなり素直な飛びでした。

ちなみに、シューティングレンジで射撃している時の様子はYouTubeの方のレビュー動画に含めていますので、ご興味のある方はこちらもどうぞ。

という訳で、こちらの試作HOPパッキンの紹介は以上になります。
他にもアカ-DOP-さんの方では色々なパッキンを研究しているようなので、今後の製品化が楽しみです。