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Mac mini 2018のメモリ交換、CORSAIR VENGEANCE DDR4 SO-DIMM 32GBに変えました

記事作成日:2020年11月27日

最近、3D CADをやったり動画編集を行う頻度が増えたせいでMac mini純正状態ではちょっとスペック不足を感じるようになってきました。
グラフィック面に関しては、AMD Radeon RX580をeGPUで繋げる事で改善出来たのですが、メモリ不足も割と深刻な問題でした。

尚、CPUに関してはCore i5ですが、100%使い切るような事は殆ど無いですし、処理が遅いという感じもしていないので、そこは不満が無い所です。

私が使っているMac miniは8GB2枚の16GB構成になっています。

フォトショとかイラレ開いたり普通にブログ書いたりする程度に加えて軽い動画編集であればこれで全然足りていたのですが、最近は頻繁に16GB以上のメモリを使い、スワップが動いている事が増えました。

Mac miniのストレージは割と高速なのでスワップが動いていてもそこまで動作が重くなる訳ではないのですが、個人的にあまり気持ちよくないのでメモリを増やす事にしました。
たまにメモリプレッシャーが黄色になる事もありますしね…。

ただし、Mac mini 2018のメモリをアップグレードするには1つ問題があります。
それはAppleオフィシャルではユーザーによるメモリ交換は出来ないと言っている事です。

なので、恐らくメモリ交換はAppleの保証対象外になる気がします。

ただMac mini 2018のメモリ交換をしている人は結構居るので、それらの情報を元にメモリを選び、メモリ交換を行う事にしました。

今回選んだのはCORSAIR製のDDR4 SO-DIMMの32GB
いわゆるノートPC用のメモリで、16GBが2枚セットになっている製品になります。

CORSAIR VENGEANCE DDR4 SO-DIMM(CMSX32GX4M2A2666C18)

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メモリを取り付ける為にMac miniを分解していきます。
と、その前にMac miniの分解に必要な工具を紹介します。

  • 樹脂のピックやクレジットカードなどの硬いカード
  • T5、T6H、T10のドライバー
  • 樹脂製のヘラ(あると便利)

こんな所ですね。

安物でも良いので、とりあえずこういうセットを買っておくと何かと便利だと思います。
私はT6Hを持っていなかったので、ドライバー1本の為だけにわざわざこれを買いました。

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まず、底面の樹脂で出来た底蓋のツメを外していき、取り外し。
続いて、銀色の蓋に付いているネジを6本外します。
ネジは全ていじり止めトルクス(セキュリティトルクス)で、サイズはT6H青矢印の部分が底蓋のツメを引っ掛ける為に少し長いネジになっており、赤矢印の部分のネジは背の低いネジになっています。

ネジを外したら銀色の蓋を外す事が出来るのですが、この蓋には無線のアンテナが繋がっているので注意が必要です。

少し蓋をズラせばネジ止めされているアンテナのケーブルが確認できるので、まずネジを外してからアンテナのコネクタを外します。
ケーブルを固定しているネジはT6ですが、蓋を開けた時に使ったT6Hのまま使えば良いと思います。

アンテナの形状はよくノートPCで見かけるのと同じ形状で、上方向に引っ張れば外れます。

ただ、指が届きにくい場所なので、私はこういう細くて尖った樹脂ヘラを使いました。

これでMac miniの内部とご対面できます。
見ての通りぎっしり詰まっていますね。

まずは冷却ファンを外します。
ファンは4箇所からネジ止めされているので、これらのネジを外します。
ネジはT6。
ゴム足が付いているのですが、4本中3本はゴム足がネジにくっついてしまっており、ゴム足ごと取れました。

続いて、ロジックボードにFANの電源・コントロール用ケーブルがつながっているので、これを外します。
このコネクタは上方向に引っ張れば取れます。

FANを見てみるとソコソコほこりが詰まっていたので軽くエアダスターを使って吹き飛ばしておきました。

続いて、ロジックボードに繋がっているLEDインジケーター用のケーブルと電源ケーブルを抜きます。
インジケーター用のピンはFANのピンと同様上方向に引っ張れば抜けます。
電源は見ての通り上から差し込まれているタイプなので、上に引っ張れば抜けます。
そしたらロジックボードを固定している2本のネジ(T10)を2本外します。

後はIOポート側(後ろ側)にロジックボードをスライドさせれば筐体からロジックボードを抜くことが出来ます。

ロジックボードが外せたらメモリの所に付いている銀色のヒートシンクっぽい覆いを外します。

このパーツは4本のT5ネジで固定されているハズなのですが、何故か3本しか付いていませんでした…。
付け忘れ…?
ネジ山は生きていたので、外れた訳では無さそう…。

ここまでやってようやくメモリにアクセスする事が出来ます。
メモリはノートPCやベアボーンキットでよく見られる左右からツメで挟み込まれているので、左右に開く事で外す事が出来ます。
入っていたメモリはSK Hynix製のメモリで型番はHMA81GS6CJR8N-VK。

これはMac用に基板が黒くなっていますが、Amazonで同じ型番のメモリが1枚6680円で売られていました。

このメモリを今回購入したCORSAIR VENGEANCE DDR4 SO-DIMM 32GBに交換します。
と、その前にメモリ差込口の左右に付いているゴムのパーツはスライドさせると外れたので、これを外した方がメモリを取り付けやすかったです。(というか、メモリを外す時点でこのゴムパーツを外しておいた方が楽かも知れません)

という訳で、メモリの交換は完了。
ロジックボードまでたどり着くのが面倒ですが、メモリの交換作業自体は普通のメモリ交換と同じです。

後はパーツを元通り戻すだけです。

Macを起動させると特に何の問題も無く、メモリが認識されました。
Windows PCだとメモリ交換後はCMOS初期化したりしないと駄目だったりする事があるんですが、そういう事も無く普通に起動しました。

メモリ交換前と交換後のステータスはこんな感じ。
シリアル番号が表示されていませんが、まあ問題は無さそうですね。

この状態でメモリを使う作業を色々やってみましたが、特に問題無く使えています。

これで一旦私のMac miniのアップグレードは終了ですかね。
Mac miniとは思えないほどのデカさになってるんですが、Mac Pro買うより断然安いのでこれで良いのです…。

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