VSR10/MLC-338用 折り曲げストックキット、Maple Leaf MLC-S2 Stock for VSR-10を買ってみた
記事作成日:2021年4月15日
Maple Leaf製のVSR10/MLC-338用カスタムストック、『MLC S2 Stock for VSR-10』を買ってみました。
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こちらは東京マルイ VSR10系のボルトアクションライフルと、MapleLeaf製のVSR10クローンであるMLC-338に対応しているストックキットです。
まあ、VSR10クローン系ならだいたい対応してると思います。(だいたいすり合わせ調整程度で使えそう)
内容物はこんな感じで、シャーシ部分とストック周りのパーツ類、ネジ類といった感じ。
基本的なパーツは全て樹脂で出来ています。
説明書は付属しませんが、同梱されている紙に印刷されているQRコードをスキャンするとマニュアルのPDFを表示する事が出来ます。
マニュアルは中国語ですが、しっかりイラストで説明されているので困る事は無いでしょう。
MLC-S2のストックについて
まずはストック側から紹介していきます。
ストックは半組み立てみたいな状態なので、まずは組み立てていく必要があります。
まず、チークピース。
こちらは上下の高さ調整と前後、若干の左右位置の調整が可能となっています。
前後の位置調整は上側のネジを抜き差しして調整する形式で、この時に若干左右に動かす事も可能です。
こちらのチークピースをストックに差し込み、側面のネジを締め込んで固定します。
この時に上下位置を調整する形です。
尚、チークピースは外した状態でも使う事が可能なので、目線を低くしたい場合は付けなくても良いかも知れません。
バットプレートはこんな感じで、滑り止めがMAPLE LEAFと文字になっているのが特徴です。
ここはラバーで出来ています。
バットプレートを取り付けるにあたって、まずはラバー部分を剥がします。
バットプレートの取り付け時にはストック側にナットを取り付け(写真左赤矢印)、バットプレート側にネジを差し込みます。
この際、付属のスペーサーを入れる事でバットプレートの位置を調整する事が可能です。
尚、このスペーサーは1個10mmです。
とりあえずスペーサーを1つ入れた状態でネジを締め込んでみました。
最後に、バットプレートのラバー部分を被せてストックの組み立ては完了です。
ぶっちゃけこのストックだけでもカッコいいんですよね…。
ストック基部はSIG MCXと同じような感じで20mmレールが採用されています。
汎用性があるようで意外と無いのが玉に瑕ですが…。(今後、このタイプのストックが増える事に期待)
基本的には樹脂だらけですが、基部やヒンジ部分など負荷が掛かる部分はしっかり金属(多分アルミ)で出来ています。
ロックボタンはストック左側面に付いています。
ストックを基部を折り曲げるとこんな感じ。
伸ばした時はボタンでロックされていますが、折り曲げた時はテンション保持となります。
ただし、テンションがかなり強く掛かっているので、折り曲げた時も割とガチガチです。
尚、こちらのストックはヒンジ部分に付いているネジを外してヒンジの上下を逆にする事で、ストックを折りたたむ方向を変える事が可能です。
MLC-S2のシャーシについて
続いて、シャーシ側の紹介です。
ストックの内側はこんな感じで割とスカスカ。
肉も薄いですが樹脂が良いせいか、設計が良い為か、あまりたわみません。
シャーシ前側には面白い形で20mmレールが付いています。
正面と下部という感じで90度になっていますね。
また、QDスイベルの穴もここに付いています。
側面にはM-LOKポートが付いています。
この部分はアルミで出来ており、別パーツになっています。
ストック基部もそうですが、負荷の掛かる所はちゃんと金属にしているのは良いですね。
マガジンを挿入する部分はこんな感じで大きく開かれており、マガジンキャッチボタンは最初から付いています。
トリガーガードはこんな感じ。
トリガーガード前側にはマガジンキャッチボタンっぽいデザインの何かがあります。
グリップはGBB M4用なのでグリップの選択肢は豊富な感じがします。
また、基部は樹脂ですが、ネジは真鍮製のインサートで補強されています。
シャーシ後部にはストックを取り付ける為の20mmレールが付いています。
その手前にはQDスイベルの穴が空いています。
東京マルイ VSR10 GスペックにMLC-S2を組み込んで行きます
という訳で、MLC-S2の組み立てを行います。
このストックを使ってやりたい事は別にあるのですが、とりあえず組み込み検証として東京マルイ VSR10 Gスペックに組み込んでみます。
という訳で、まずはシャーシにグリップを取り付けます。
今回用意した…というか、昔買って使わずに放置していたPTS製のポリマーグリップ、EPG-C GBB用を使います。
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取り付け自体は問題なく行えたのですが、付け根の部分に若干段差が出来てしまいました。
握ってみるとそんなに気にならない程度の段差ですが、段差が生まれないようにビーバーテール付きの物を選んだ方が良いかも知れません。
続いて、VSR10のストックを外し、トリガーガードとチャンバーとストックを繋げる基部パーツ(チャンバーブロック)を外します。
MLC-S2 Stock for VSR-10のシャーシとバレルを固定するには付属の専用チャンバーブロックを使う必要があります。
このチャンバーブロック、タンデム用のマウントを取り付けられそうな構造をしてるんですが、それは付属しないんですよね…。
という訳で、専用のチャンバーブロックを取り付け、シャーシにレシーバーとバレルをネジ止めします。
ネジは前から順に短いの、中くらいの、長いのといった感じで使います。
これで組み立て完了です。
後はストックを取り付けます。
ストックを伸ばした状態だとこんな感じ。
ストックを折り曲げるとこんな感じで、丁度ストックに空いている穴にボルトハンドルが入り込む感じになっています。
これは良いですね。
ただ、ボルトハンドルのサイズや形状によってはストックと干渉してストックを折り曲げる事が出来なくなる可能性もあるので注意は必要かも知れません。
もし、干渉してしまったらストックの折りたたみ方向を逆側にする必要があります。
上から見るとこんな感じ。
という訳で、Maple Leaf MLC-S2 Stock for VSR-10を取り付けたVSR10 Gスペックはこんな形になります。
ストックを折りたたむとこんな感じ。
マガジンを入れるとこんな感じ。
入り口が広めなので入れやすいですし、マガジンキャッチボタンも押しやすいので、純正ストックよりも使い勝手が良いですね。
VSR10純正ストックとの比較
最後に、VSR10の純正ストックとの比較をしてみます。
まず、ストックの長さ(ボルトハンドルからバットプレートの間の長さ)に関してはスペーサーを1段つ付けた状態でVSR10純正ストックとほぼ同じ長さになります。
なので、純正ストックよりも短くしたいならスペーサー無しで固定、長くしたいならスペーサーを2段にする感じです。
ストックはかなりゴツゴツして重そうに見えるんですが、重量はグリップを付けた状態で純正よりも174g重いだけでした。
見た目の割には軽い印象で、金属パーツが後ろ側に集中しているせいか若干のリアヘビー感もあります。
尚、レシーバーを取り付けた状態では2050gでした。
という訳で、Maple Leaf MLC-S2 Stock for VSR-10のレビューは以上になります。
このストックと組み合わせるレシーバーが完成するのは暫く先なので、完成したらまた記事にしようと思っています。
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