Maple Leaf MLC-S2を使ってメイプルリーフ コンプリートのボルトアクション ライフルを作りました(だいたいコンプリート) | エボログ

Maple Leaf MLC-S2を使ってメイプルリーフ コンプリートのボルトアクション ライフルを作りました(だいたいコンプリート)

2021年4月21日

先日、VSR10/MLC-338用の折り曲げストックキット、Maple Leaf MLC-S2 Stock for VSR-10のレビュー記事を書きましたが、この時はとりあえず東京マルイ VSR10 Gスペックのレシーバーを取り付けただけでした。

このMLC-S2ストックではやりたい事が別にあったので、当記事ではそれをやっていこうと思います。

という訳で、やる事はタイトル通り「(だいたい)メイプルリーフ コンプリート」のボルトアクションライフル作成です。

バレル周りの準備

という訳で、まずはバレル周りから。
用意したのは『Maple Leaf ホップアップチャンバーセット(ML-AIR-013)』と『Maple Leaf Crazy Jet インナーバレル 150mm for GBB(WE Hi-capa 7inch/M92L)』、MAPLE LEAF MR.HOP シリコン 60°です。

ホップアップチャンバーセットはアルミ製のチャンバーで、東京マルイ純正チャンバーの構造によく似ている製品となります。

HOPアームはカスタムパーツとして単品販売もされている、長掛けタイプ。
このアームは初めて見たんですが、突起の位置がセンターからズレてますね。
これで良いんでしょうか…仕様なんでしょうか…。

HOPアーム周りのパーツが全て金属という事もあって、東京マルイ純正チャンバーで起きる、HOPを強くするとアームが歪んでHOPの突起が斜めになるという問題は起きないと思います。
ただ、先程紹介した突起のズレが気になりますが…。

インナーバレルは当記事でも何度か紹介している、クレイジージェット インナーバレルです。
長さは150mmとVSR10純正の半分の長さになっています。

実は構成的にインナーバレル長さを真っ先に決めました。
VSR10系はGスペックサイズの、長いバレルばかり使っていたので、短いのもやろうかなと。

マズル側とチャンバー側はそれぞれこんな感じ。
マズルはエアーを流すための二重構造、チャンバー側に関しては色んな所に回転防止用の溝が掘られているので何かと便利なんですよね。

一応、ピンゲージを通してみましたが問題無し。
割とお高いカスタムバレルを買っても、たまに6mmのピンゲージが通らないという問題が見つかる事があるんですよね…。

という訳で、MR.HOPをインナーバレルに取り付けて、チャンバーに組み込みます。
とりあえず、組み込み自体は問題は無さそうな感じ。

ただ、HOPアームの位置が思っていた以上に前の方(銃口側)ですね。

これがどういう問題になるかは最終的に組み立てて撃ってみないとなんとも言えないので、一旦このまま組み立てていきます。

尚、HOP調節レバーの動きが若干渋かったのでここにはグリスを塗りました。

チャンバーを組み立てたら一旦HOPがどの程度掛かるかを弾棒を使って確認します。
結果、HOP最低の状態ではノンHOP、HOPを最大にすると割と強めの抵抗がありました。
なんとなくHOP量に関しては悪くは無さそう。

インナーバレル〜チャンバーの準備が完了したら次はアウターバレルです。
今回使うアウターバレルはPDI ライトアウターバレル ベリーショート for TM VSR-10です。

メイプルリーフ コンプリートと言って、アウターバレルPDIなのはすみません…。
このアウターバレルの長さが欲しかったのです…。

が、このアウターバレルとMaple Leafのチャンバーを組み合わせた時にチャンバーとアウターバレルの間のクリアランスが気になったので、写真右、赤矢印の所にアルミテープを貼って調整しました。

そしてもう1つ問題が…。
このアウターバレル、Maple Leaf MLC-S2にポン付け出来ない事が判明しました。
こんな感じで、アウターバレルが太くてMLC-S2のアウターバレル固定基部を取り付ける事が出来ません。

調べてみた所、アウターバレルのマズル側は一般的なVSR10のアウターバレルと同じ30mmなのに対し、チャンバー基部が収まる部分は30.5mmと若干太くなっていました。

基部に段差が設けられているので、こういう設計なんだと思います。
なので、普通のバレル基部を取り付ける場合には問題は無いんでしょうけど、MLC-S2のようにアウターバレルを包むような構造だと今回のような相性問題が起きる感じです。

アウターバレルを綺麗に削る事は出来ないと思ったので、基部側を削りました。

とりあえずこれで基部パーツの固定は完了です。

最後にマズルです。
今回はサプレッサーをアウターバレルに直付けしようと思っているので、14mm逆ネジの『PDI 東京マルイ VSR-10 G-SPEC サイレンサーアタッチメント』を用意。

これまたメイプルリーフじゃないですが、アウターバレルに併せてマズルもPDIにしました。
取り付けは問題なし。

これでバレル周りが完成です。
120mm推奨のアウターバレルに150mmのインナーバレルを組み込んでいるので、マズルからインナーバレルが飛び出しているような見え方になっていますが、ここは最終的にサプレッサーで隠されるので問題ありません。

レシーバー側の準備

次はレシーバーの準備です。
用意したのは『Maple Leaf VSR-10 ライトボルトハンドルキット (東京マルイ対応)』のレシーバー部分と『VSR-10用 CNC スチールシアートリガーボックス 90° Gen.3 & 超々ジュラルミンピストン セット』のトリガーボックスです。

このトリガーは元々別の物に使おうと思って買っていたんですが、未使用のまま放置されていたので今回のカスタムで使っちゃう事にします。

まず、Maple Leafのレシーバーですがアルミ切削の割と高級系レシーバーです。
シリンダーのガタとり用の樹脂パーツは前後に予め埋め込まれていました。

エジェクションポート付近の削り込みが独特な感じ。

トリガーボックスはこんな感じ。
MapleLeafのトリガーボックスは初代、Gen2、Gen3と3世代あるのですが、これは最新バージョンのGen3です。
シアーは90度タイプ。

東京マルイ VSR10と同様トリガーの前後にイモネジが付いており、トリガー前側を締め込むとトリガープルが重くなり、トリガー後ろを締めるとシアー開放までのトリガーの遊びが少なくなります。

トリガーボックスを分解するとこんな感じ。
ネジ3本で蓋が固定されているだけなので、分解自体は簡単に行えます。

シアーとトリガーはこんな感じでものすごくシンプルな構造になっています。
シアーのトリガーと接触する部分にローラーが付いており、ここをトリガーが押すとシアーが開放されます。

とりあえず、このトリガーボックスをMaple Leafのレシーバーに取り付けてみました。
結果、トリガーボックス側の独特な構造が問題で、同じメーカー同士なのに組み合わせる事が出来ませんでした。

このトリガーボックスにはセーフティレバーとは別に、ボルトハンドルを閉鎖させた時に動くレバーが付いているのですが、このボルトハンドルと連動して動くレバーの方がレシーバーとぶつかってしまうのです…。

こんな具合で2mm位干渉します。

このレバーはボルトハンドルをきっちり閉鎖しないと射撃出来ないようにする為の物なので、無くても動作に支障はありません。
なので、このように予めズラした状態で組み立ててみる事にしたのですが、今度はストックと干渉しました。
どのみち駄目ですね…。

なので、外してしまいました。

この状態でトリガーを動かしていて気になったのが、トリガーのガタツキです。
これは0.15mmのシムをトリガーのシャフト部分に1枚入れたら丁度よい塩梅になったので、一応オイルを塗布して組み立てました。

次に、マウントレールをレシーバーに取り付けました。
用意したマウントレールは『Maple Leaf CNC スコープマウント with レベルインジケーター(グリーン)』です。
マウントレールと取り付けネジ4本が付属。1つだけある短いネジがアウターバレル基部側用です。

バブルレベル付きの少し高さのあるマウントレールです。
アルミ切削で綺麗なんですが、エッジが鋭くてちょっと痛いです。

水平器の感度はそこまで悪くはないですが、ちゃんとしたメーカーの高精度な水平器の感度に比べると反応は鈍いですね。

レシーバーに取り付けるとこんな感じ。
レシーバーの前側に少しレールが飛び出している感じになっています。

ボルトハンドル周りの準備

ボルトハンドル周りを組み立てるのに用意したのは『Maple Leaf VSR-10 強化スチールカスタムシリンダー Black (東京マルイ対応)』、『Maple Leaf ステンレスCNC ハイフローシリンダーヘッド VSR-10』、『Maple Leaf VSR-10 ライトボルトハンドルキット (東京マルイ対応)』のボルトハンドル部分、『VSR-10用 CNC スチールシアートリガーボックス 90° Gen.3 & 超々ジュラルミンピストン セット』の90度シアー対応ピストンです。

ピストンスプリングガイドとピストンスプリングは追って紹介します。

まずはボルトハンドル周りの組み立て。
こちらは特に問題なく組み立てる事が出来ました。
ボルトハンドルがザラザラした質感だったのでグリスを塗布して組み立て。

続いて、シリンダーヘッドです。
Maple Leafのシリンダーヘッドはノズルが結構ユニークな形状をしています。

この形状故、HOPパッキンによっては相性問題が起きやすいので注意が必要です。
特にエアーの逆流防止弁が付いているタイプのHOPパッキンとの相性は最悪ですね。

このシリンダーヘッドの組み込みで問題になったのはねじ切り部分のバリ。
このバリのせいでシリンダーに組み込む事が出来なかったので、まずはヤスリを使ってバリを除去する必要がありました。

ピストンスプリングガイドは当初、KM規格のVSR10用が余っていたのでそれを使うとシアーが掛からなかったり、そもそもスプリングガイドを押さえておく為の棒を入れる事が出来なかったりといろいろな問題が起きたので、スプリングガイドはMaple Leafのスプリングガイドを買いました。

次にスプリングですが、まず最初に試したスプリングはLayLax PSS10 90SPです。
とりあえず余ってたので、これを使ってみる事に。

東京マルイ純正比で言うと、ちょっと固めのスプリングで、これを1つの基準というか目安として調整していこうと思っています。

シリンダーには「VSR10のシリンダー容量を減らすやつ」を組み込みました。
なにせバレル長が150mmしか無いですからね…。
なんなら、もっと容量削っても良いレベルだと思ってます。

シリンダーが完成したので組み立てていきます。
この時にまたまた問題が発覚。
ボルトハンドルが前後にガタガタ動くんですよね…。

1.5mm程度のクリアランスがあるので、BB弾の保持位置が狂うってレベルの問題じゃ無いです…これ。
東京マルイのVSR10でも若干のガタツキがあって、それのせいで若干着弾点が荒れるという問題があるのですが、その比じゃないです。

よく見るとボルトハンドル側にM4のネジ穴が開いてるじゃないですか。
このネジ穴にM4のイモネジを突っ込めばクリアランスを消せるのでは?と思って入れてみました。

結果、クリアランスは完全に消えました。
このネジ穴、これが正しい使い方なんじゃないですかね…。
ボルトハンドルのガタツキを防止する為に、イモネジ突っ込める仕様なのに、何でイモネジが付属しないんでしょうか…。

左がボルトハンドルを上げた状態、右が下ろした状態

仮組み状態で初速を測ってみた所、0.20gで70m/s程度しか出ませんでした。(気密は問題無し)
まあ、バレル短いし仕方ないよな…と思い、硬めのスプリングを探す事に。

VSR10のカスタムスプリングを色々と見ていて「これめっちゃ硬いな!」って思ったのがあったので買ってみました。
STACK製 東京マルイ VSR-10 HighPerformance M100スプリングです。
不等ピッチで線形が割と太め。

M100って聞くと大したこと無い(純正より少し硬い位?)程度に思っちゃうかも知れませんが、このスプリングを触ってみた所、「中々にやばい硬さ」があったので買いました。
これならいい感じの初速になるはず…。

組み立て、初速チェック

買ってきたM100スプリングを組み立てて初速チェックを行います。

一通り組み立てたらBB弾の保持位置と気密チェックを行います。

初速はこんな感じになりました。
HOP最低の状態で74m/s半ば、HOPを上げていくと初速は上がっていき、HOP最大で92m/s後半、93m/sに届かない程度の初速で安定しました。
初速差約20m/sのいわゆる「流速チューン」になりました。

こういう構成の銃作ったの久しぶりです。
だからやりたかったんですけどね…。

サプレッサーにはとりあえず余っていたKM企画のフェザーウェイト サイレンサー 110を付けました。

多少なり消音効果はありますが、まだ破裂音が残ってる感じがするので、追々別のを付ける事になると思います。

という訳で、こんな形の銃になりました。

ストックを折りたたむとこんな感じで、ストックとボルトハンドルが干渉して綺麗に畳めませんが、一応畳めては居ます。

気になる人はストックをたたむ方向を逆側にすれば良いと思うんですが、純正同士なんだからうまい具合に設計して欲しかった所…。

VSR10 Gスペックと比較するとこんな感じで、サプレッサーを付けた状態でもGスペックよりも短い感じです。

動作の様子はこんな感じ。
特徴的なデザインのボルトハンドルですが、大型なおかげで操作性は割と良いです。
VSR10 Gスペック純正のボルトハンドルよりかは使いやすいですね。

ただ、至る所のエッジが尖ってて痛いので、最終的にビニールテープを巻いちゃいました…。
グローブ付けて操作するなら問題無いんですが、素手だと普通に痛いです…。

という訳で、Maple Leaf MLC-S2ストックを使った、メイプルリーフ(ほぼ)コンプリート ボルトアクションライフルの組み立ては以上になります。

実射性能は追々外に持っていっった時に確かめようと思っています。

それにしても、同じメーカー同士のパーツを組み合わせているのに相性問題が起きたり、バリが出てるなど細かい仕上げの粗さが目立つなど、ちょっと苦労しましたね。

ちなみに、VSR10用のカスタムパーツは色々なメーカーから出ていますが、とにかく相性問題が起きやすいので、1丁丸々社外製パーツで組み立てるような事をする場合は本当に注意が必要です。
ぶっちゃけ、今回はメイプルリーフとPDIしか使っていないのでマシな方だと思います。