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LayLax Dolphin FSコンバージョンキットを組み込んだ東京マルイ M92Fを分解していきます
記事作成日:2021年8月17日
3年前に入手して「調整しよう」と思いながら放置されていた、LayLax Dolphin FSコンバージョンキット組み込んだ東京マルイ M92Fを調整しようと思ったので、とりあえず分解する事にします。
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とりあえず現状抱えている問題は下記。
- シアーの掛かりが悪く、ハンマーダウンの状態になりがち
- フルオートが止まらない
- スライドストップの掛かりが悪い(掛からない時がたまにある)
尚、「グリップパネルが浮くと動作不良を起こすから接着した」と言われていたグリップパネルの接着剤が機能しなくなっており、グリップパネルが浮き上がっていました。
上記の動作不良はこれも原因になっているのかも知れません。
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尚、初速はマガジン温度27度の状態で66m/sとちょっと低めな感じでした。
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とりあえずスライドを外し、リコイルスプリングとバレルを外します。
ちなみに、グリスなどは全部吹き飛んでおりスライドやシャーシはカスカスな状態でした。
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バレル周りの分解
バレル下部に付いているロッキングブロックを外し、アウターバレルとインナーバレルを分離させます。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2021/08/DSC05288-89.jpg?resize=1366%2C455&ssl=1)
固定HOPモデルなのでチャンバーは非常に単純な構造をしています。
外側にはパーツが一切無く、ネジ1本で固定されているだけなのでネジを外せば真っ二つになります。
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M92F系のユニークな物として、ショートリコイルスプリングというスプリングがチャンバーに埋め込まれています。
これ、何の為に付いてるスプリングなんですかね…。
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このスプリングはスプリングガイドによって完全に潰されるので、機能していないような気が…。
それともバネがヘタったせいで機能していないだけでしょうか…。
バレルとHOPパッキンはこんな感じ。
HOPパッキンは樹脂製のカバーが付いたバレルに差し込まれているだけです。
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スライド側(ピストン周り)の分解
まず、セーフティレバーを外します。
セーフティレバーを下げると右側のセーフティレバーに付いているイモネジを外します。
そうすると右側のセーフティレバーが外せます。
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右側のセーフティレバーが外せたら、左側のセーフティレバーが自由に動かせるようになるので、上側に向けながら引っ張って抜きます。
この際、セーフティレバーのクリック感を出す為に入っているプランジャーが飛び出すので無くさないように注意が必要です。
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セーフティレバーを外したらピストン周りを分解出来るようになります。
最近の同社製GBBハンドガンと結構違っており、ブリーチ的なパーツが無く、ローディングノズルとピストンが金属板で抑えられているだけ(そういえばデザートイーグルもこういう感じの仕様だった気がします)というシンプルな形状。
尚、本来2本入っているはずのノズルのリターンスプリングが1本しか入ってなかったです。
入れ忘れか紛失したんでしょうか…。
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ちなみに、スライドが割と硬めなので、金属板を取り外す際に「割れないかな…」とちょっと不安になりましたが、割と大丈夫でした。
ピストンカップは少し黄ばんだ白色。アイボリー色みたいな感じですかね。
フローティングバルブはよく見る形状です。
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ちょっと古めのモデルという事もあり、ピストンカップ周りの劣化が気になっていたのですが、特に劣化は無かったです。
油分皆無でしたが…。
グリップ側の分解
次はグリップ側です。
まず、テイクダウンボタンを深く押しながらテイクダウンレバーを逆回転させて外します。
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次にグリップパネルを外しました。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2021/08/DSC05303.jpeg?resize=1366%2C911&ssl=1)
左側のグリップパネルを外すとスライドストップを外す事が出来るので、外しておきます。
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右側のグリップパネルには独特な仕様のセーフティレバーが付いているのが特徴です。
Dolphin FSはスライドに付いている、本来セーフティレバーとして機能するレバーはセミ・フルの切り替えレバーになっているので、ここにセーフティレバーが付いている感じです。
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このセーフティレバーはスナップリングによって固定されているだけなので、まずスナップリングを外します。
続いて、トリガーバーを動かす為に付いているロールピンを抜くと、セーフティレバーを外す事が出来るようになります。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2021/08/DSC05327.jpeg?resize=1366%2C911&ssl=1)
ちなみに、このセーフティレバーの基部を良く見たらクラックが入ってました。
これは仕方がないかもですね、流石に肉薄過ぎる気がします…。(写真右赤矢印)
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右側のグリップパネルの内側にはDolphin FS専用のパーツが色々詰まってます。
見た感じ、調整の為かトリガーバーがめちゃくちゃ削られてますね。
後、セレクターレバーをフルにすると押し下げられるパーツも結構削られてますね。(ヤスリを当てた痕がある)
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とりあえずこれらのパーツを外していきます。
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これらのパーツ用のスプリングはかなりユニークな形状の物が組まれています。
適当に曲げられた針金みたいにしか見えないですが、ちゃんとしたバネです。
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最後にトリガーバーを外します。
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続いて、ハンマー基部に付いているネジを外します。
それだけでシャーシを外す事が出来ます。
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続いて、ハンマースプリングが収まっているハウジングとランヤードを外します。
ピンは細いピンと太いピンの2本。特に抜け防止のスリットは入っていないのでどちら側からでも抜けます。
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ハンマースプリングは赤色でした。
LayLax NINE BALLの奴ですかね。
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「そう言えば外すの忘れてたな」と今更気づいたので、マガジンキャッチボタンを外しました。
尚、マガジンキャッチボタンはグリップパネルを外した時点で取り外す事が可能になります。
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シャーシを分解します
シャーシは3本のネジを抜くと真っ二つになります。
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シアー、バルブノッカー、ハンマー周りのパーツはこんな感じ。
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トリガーはこんな感じ。
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という訳で、LayLax Dolphin FSコンバージョンキットを組み込んだ東京マルイ M92Fを分解しました。
Dolphin FS専用パーツもありますが、基本的にはM92Fと同じ分解方法で良いと思います。
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という訳で、これから調整をやっていきます。(調整自体は既に終わっているので、記事書くだけですが…)