東京マルイ Glock19 Gen.4のレビュー(付属品、外観、箱出し状態での初速と作動性)
記事作成日:2021年9月29日
Glock19 Gen.3の発売から全然時間経ってないのにもうGen.4出るのか〜って思ってたんですが、Glock19 Gen.3って2018年(3年前)なんですね…。
結構時間経ってますね…。
という訳で、ついに発売された東京マルイ Glock19 Gen.4を買ってきたのでレビューします。
箱を開けるとこんな感じで、銃本体と付属品類が収まっています。
また、この箱はGlock19のスライドに同社製のドットサイト、マイクロプロサイトを取り付けたままでも箱に収納出来るように設計されています。
説明書類は上箱内側(いつもの場所)に入っており、BB弾、フォロアストッパー、マズルキャップ、グリップパネル使用時のピンとピンポンチはアクセサリーボックスという箱の中に入っています。
付属のピンポンチは弾性のある樹脂製で、ピンやグリップに傷を付けにくい仕様になっているのも特徴です。
付属のグリップパネルはGlock17 Gen.4と同様4サイズ。
短いMサイズ/Lサイズ、ビーバーテイル付きの長いMサイズ/Lサイズです。
Glock19が収まっている所の後ろ側にはクリーニングロッドが、マガジンが収まっている所の後ろ側には注意書きの紙が入っています。
「従来商品のグロックシリーズとは、スライドアッセンブル、フレームアッセンブルの組み換えは出来ません」との事です。
東京マルイ Glock19 Gen.4の本体とマガジンはこんな感じ。
東京マルイ Glock19 Gen.4の本体はこんな感じ。
外観に関しては特段「ここスゲー!」みたいな所は無くて、順当にGlock17 Gen.4の仕様をベースに作られている感じがあります。
そもそもGlock19 Gen.3でも内部が色々リニューアルされてましたしね…。
東京マルイ Glock19 Gen.4の細部を見ていきます
では細部を見ていきます。
まずはマズル側から。
マズルにはライフリングを模した突起の奥に金色のインナーバレルが見えるいつもの仕様。
Gen.4はリコイルスプリングガイドが太いのが特徴です。
スライドの左側の刻印はこんな感じ。
Glock19 Gen.3の時はパキッとしたエッジの鋭い刻印だったのが、Gen.4ではプレスのような少しぼんやりした刻印になっています。
反対側(エジェクションポート側)の刻印はこんな感じ。
エキストラクターはスライドと別パーツになっており、金属で出来ています。
ホールドオープンさせるとこんな感じ。
ティルトバレルの挙動が再現されており、スライドを下げるとバレルが上を向きます。
実銃だともっと激しく上に持ち上がってた気がしますが、構造的にこれくらいが限界なのかも知れません。
アウターバレルはGlock17 Gen.4と同様に灰色の塗装が施されています。
また、可変HOPダイヤルはホールドオープン状態で、エジェクションポートからアクセスする事が出来ます。
最近の同社製ガスブローバックハンドガンはこれがデフォルトの仕様になっていますが、スライドをバラさなくてもHOP調節が出来るのは本当に便利です。
あと、このタイプのHOP調節ダイヤルには緩みにくいという利点もあります。
下部にはアンダーレイルとシリアルプレート型のセーフティが付いています。
トリガー周りはこんな感じ。
トリガーガード前側はしっかりGen.4のチェッカリングになっており、トリガーガード下部の四角形も再現。(何の為の角丸四角形なのかは知らない)
スライドストップは従来モデルと変化は無し。
マガジンキャッチは左右切り替え対応で押しやすい大型な形状になっています。
グリップのチェッカリングはこんな感じ。
Gen.3とGen.4の大きな違いはここでしょうね。
個人的にはフィンガーチャンネルの無いGen1、2かGen.5の方が好きなんですが…。
グリップの前側と後ろ側はそれぞれこんな感じ。
グリップ後ろ側に関してはグリップパネルを取り付ける為に一段低くなっている感じです。
グリップの右側にはMADE IN JAPAN ASGK TOKYO MARUI CO.,LTD.の刻印とシリアルNoが入っています。
ちなみにシリアルNoはGen.3には無く、Glock17 Gen.4とも違っていました。
フロントサイトにはホワイトドットが、リアサイトにはコの字状の印が付いています。
個人的にGlockのアイアンサイトのデザインは結構好きです。
サイトピクチャーはこんな感じ。
スライド後部はこんな感じ。
Glock19 Gen.3が出た時はブリーチと別パーツになっていた事が斬新だったスライド後部ですが、今やこれがデフォルトになっているので特に新鮮味は無いですね。
マグウェルはこんな感じ。
後ろ側にはグリップパネルをロックしておく為の機構が備わっています。
グリップパネルはこんな感じで、マグウェル側に引っ掛けてから上でピン止めする仕様となっています。
グリップパネルを固定する時のピンは、付属の長いピンを使用します。
東京マルイ Glock19 Gen.4付属マガジンについて
東京マルイ Glock19 Gen.4に付属するマガジンはGlock19 Gen.3用と互換があります。
というか同一製品じゃないでしょうか…。
リップ側とマガジンバンパーはそれぞれこんな感じ。
特段変わった事は無いです。
Glock19 Gen.4に挿すとこんな感じ。
「カチッ」としっかりした音が鳴りロックされ、気になるようなガタツキは無く、かつスムーズな抜き差しが可能です。
マガジンが空の状態の重量が248g、HFC134Aを満タンに入れた状態で258gと10gの容量があるようでした。
ちなみに、Glock19 Gen.3の時は空の状態で246gだったので、Glock19 Gen.4のマガジンと2gの重量差があるのが少々気になりました…。
流石に2gの誤差が出るような測りじゃないので、一体何が違うのか…。
完全に同じでは無いのかも…?それともマイナーチェンジ?
箱出し状態での初速と作動性について
では箱出し状態での初速を測っていきます。
計測で使用したガスはHFC134A、弾は東京マルイ 0.20g樹脂弾です。
まずは常温(25度)での動作。
キビキビ動いて特に不満はありません。リコイルはマイルド。
初速は68m/s前半程度でした。
続いて、35度の状態。
少しリコイルに鋭さが出てきて、撃っていて気持ちの良い動きになります。
初速は75m/s後半でした。
更に温めて45度の状態で計測してみます。
リコイルの鋭さが更に増えますが、スライド自体が軽いせいかリコイル自体はGlock17 Gen.4のそれよりも大人しめです。
マガジン温度50度では一気に動作が鈍くなります。
初速も下がっている事からハンマースプリングがバルブを叩き切れていないような感じです。
安全対策としてはバッチリですね。
もっとも、Glock19 Gen.4は初速にだいぶゆとりがあるので、タイトバレルやガスの放出量を増やすバルブなどを組み込んで初速を底上げするのもアリかもしれません。
オマケがてら、これからの寒い時期での作動性を確認する事にします。
とりあえずさっさと検証は済ませたかったのでマガジンを冷凍庫に入れて一気に冷やそうと思ってたんですが、凍らせてしまいました…。
流石にこの状態で動かすのは無理なので、暫く放置して温め5度、10度で試したのですが共に動作せず。
15度で測りたかったのですが、17度まで上がってしまったのでこの状態で動かしてみた所、動きました。
かろうじて、ギリギリ動いている感じで、この状態で連射するとガスが吹き出してしまう状態になりました。
ピストンが大口径になり、作動性がかなり向上したものの流石に寒さは天敵ですね…。
という訳で、東京マルイ Glock19 Gen.4のレビューは以上になります。
次は分解レビュー記事を予定しています。