スカウトスコープをサバゲーで使ってみた感想とライフルスコープとの違いについて
記事作成日:2021年11月9日
先日購入してレビュー記事を書いたBurris Scout 2-7×32 Ballistic Plex Scope 200261を乗せたASG/MODIFY STEYR SCOUTをサバゲーで使ってみたのでその感想を書いてみようと思います。
普段光学サイトを使った感想なんてまず書かないんですが、スカウトスコープに関してはあまりに特殊だったので、記事にしようと思いました。
という訳で、先日サバイバルゲームフィールド GERONIMOに行ってきました。
人工物少なめのゴリゴリの森林系フィールドで、基本的に木の陰やブッシュに潜みながら移動するという戦闘スタイルになりがちなフィールドです。
まず真っ先に感じたのは、ライフルスコープで当たり前のように行う事が出来る、スコープを使った索敵が全くと言って良いほどに出来ないという事です。
というのも、当スコープのレビュー時にも説明しましたが、スカウトスコープはFOVがかなり狭いです。
その為、広範囲を見渡す事が出来ない上に、接眼レンズが極端に遠い位置にあるので、拡大された像も極端に小さく感じられます。
これが運用方法に大きな影響を及ぼします。
GERONIMOのシューティングレンジに10m〜70mまでのターゲットが用意されていたので、サバゲーにおける中〜長距離にあたる30m、40m、50mでどのように見えるかを紹介します。
また、索敵したい距離といえばせいぜいこれくらいかなと思ったので、この3つの距離にしておきました。
まず、最低倍率である2倍の状態から。
ギリギリ人の全身が映りそうな程度の広さの視野があります。
正直、2倍だと肉眼の索敵と大差が無いです。像も小さいですし、細部を確認する事は出来ないでしょう。
いかんせん、20cm以上先にレンズが付いていますからね…。
ライフルスコープで2倍の像を見るのとスカウトスコープで2倍の像を見るのでは見やすさというか、体感での像の大きさが全然違っている印象です。
では最大倍率の7倍だとどうなのか?を見ていきます。
こんな感じです。
このターゲットが人だとしたら胴体しか写らないサイズに拡大されます。
細部までしっかり認識する事が出来ますが、流石にこの距離で使うには倍率が高すぎますね。
7倍率って割と索敵で使ったりする倍率なんですが、ここまで視野が狭いとキツイですね…。
なにより像が遠くて小さく見える…(何度も言ってますが)。
色々な倍率で撃ってみて一番使い勝手の良かったのが3倍でした。
3倍率であれば像も程よく大きく、ケラレにくく覗きやすいですし、何となく距離感も掴みやすかったんですよね。
とは言え、狙うのに丁度よいというだけですがね。
やっぱり索敵は肉眼になってしまいそうです。
肉眼、もしくは双眼鏡のようなスコープ以外の光学機器での索敵が基本で、ターゲットを見つけたら構えて撃つのですが、スコープのおかげでアイアンサイトやドットサイトよりも精密な射撃が行えるといった感じでしょうか。
また、レンズが遠い位置にあるおかげか、スコープを右目で覗きながら左目で周囲を見渡すという事がやりやすく感じられました。
大体ライフルスコープだとスコープを覗いている目に意識が7、8割位持っていかれるんですが、スカウトスコープだとドットサイトに近い感じで6:4位の割合になりそうです。
こんな感じで、スカウトスコープの運用方法はライフルスコープはかなり違っているので、注意が必要かも知れません。
個人的にはこの感覚が面白かったので、気に入りましたが慣れるのには時間が掛かりそうです。