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G&P SMG 9mmの内部カスタム(ルーズバレル・2点長掛けHOP・Option No.1 プラグインブラシレスモーター+GAP-014 電子トリガー組み込み)

記事作成日:2022年2月21日

箱出し状態のレビュー分解レビュー記事を書いたG&P SMG 9mm(GP293)の内部を弄っていきます。
今回の目的は、

  • PDI 6.15mm インナーバレル(210mm)が余ってるので使いたい
  • Option NO.1 プラグインブラシレスモーターのハイトルクが余ってるので使いたい
  • プラグインブラシレスモーターに公式で対応を謳っている同社製電子トリガー、GAP-014を使ってみたい

という3点でカスタムをスタートしています。

まず、全体的な構成としては210mmのルーズバレルを使うために大きめのシリンダー容量と硬めのスプリングを使う、いわゆる流速チューンに近い構成になります。

また、Option NO.1のプラグインブラシレスモーターを使用するにあたって、発射サイクルを抑える為にトルク寄りのギアセットを使用する想定で、パーツを選んでいきました。
セミオートのレスポンスの悪さは電子トリガーのプリコック機能を使えば改善されるので問題にはならないでしょう。

外装で気になった点の調整、修正

最初に外装パーツで気になった所の調整や修正を行いました。

まずは本来のR0635、M635などのColt 9mm SMG系に付いていないはずのガスチューブを切除しました。

ガスチューブを外すにはフロントサイトを外す必要があるのですが、このフロントサイトはスリングスイベルの裏側辺りに付いているイモネジを緩めた後、側面のピンを抜けば外す事が出来ます。
スタンダード電動ガンでは一般的な固定方法ですね。

あと、アウターバレルが5.56mm用では…?と思われる細さなのはとりあえず諦めます…。
ガスチューブと違って外側からは見えない部分ですし…。

続いて、マグウェル内側のスペーサーのガタツキを取ります。
ガタツキによって給弾とかマガジンの抜き差しで問題が起きている訳では無いのですが、銃を振ったりマガジンを抜き差しする時にカチャカチャ音が鳴るのが気になるので、解決しようかと。

スペーサーはマグウェルに刺さってるピン1本で固定されているので、ピンを抜けば外す事が出来ます。

スペーサーとロアレシーバーに接触する面に厚さ1mmのゴム板を貼り付けて戻します。
これでロアレシーバーとスペーサーがしっかり密着するので、ガッチリ固定されます。

給弾ルート側に付いている弾ポロしないようにする為と思われる突起を除去します。

赤矢印部分の突起にBB弾が干渉してBB弾が落ちてこない。


この突起があっても結局3発程度弾ポロする上にチャンバー側にテイクダウンしないと除去する事が出来ない弾が3発程度残ってしまうという致命的な問題があります。

という訳で、まずはこの給弾ルートを外そうと思ったのですが、ピンが物凄く硬くてびくともしないどころか、ピンを叩いてたら給弾ルートにクラックが入って「あ、これヤバい」って思ったので、給弾ルートを外さずに突起を除去する事にしました。
リューターの切削ビットを給弾ルートに突っ込んで突起を削っただけです。

突起を削った後、BB弾を入れて弾がスムーズに流れる事を確認、問題なく通ったのでこれで問題無いでしょう。

また、マガジンの刺さりが悪かったのでマガジンキャッチも加工しました。
マガジンキャッチの突起部を削って角度を調整、これでスムーズにマガジンを抜き差し出来るようになりました。

最後に色が灰色だったボルトリリースボタンとセレクターレバーを黒色に染めました。
サンポールにドブ漬け→ブルーイング剤(アルミニウムブラック)で染めといういつもの染め手順で染めました。

染める前(純正状態)
ブルーイング剤で染めた後

他にも外装パーツで弄った所はありますが、内部カスタム内容に関連する物なので、それは後ほど紹介していきます。

では、続いて内部パーツのカスタマイズを行っていきます。

インナーバレル・チャンバー周りのカスタム内容

今回はインナーバレルにPDIの6.15mm インナーバレルの210mmを使う事を決めていたので、そこから構成を決めていきました。

こちらのインナーバレルはHOP窓がそれなりに広く、大きくハの字に開いているのでHOPパッキンを大きく変形させても問題の無い仕様となっています。
その為、久しぶりにに『HOPクッションでHOPの凸を作る』仕様にしてみようと思いました。

用意したのはLayLax プロメテウス HOPテンショナー ブリッジタイプと東京マルイ製HOPパッキンをスリック化加工した物になります。
この組み合わせ、懐かしいですねぇ…。(昔よくやってた)

LayLax (ライラクス) PROMETHEUS HOPテンショナー ブリッジタイプ エアガン用アクセサリーAmazonで購入する

こちらのHOPテンショナーはハード(黒色)とソフト(青色)が1個ずつ入っていますが、今回使用するのはソフトです。
こちらの前後を切断して使用します。

中央に凹みが付いている2点掛け仕様
HOP窓のサイズに合わせて前後をカット

チャンバーも交換しました。
G&PのチャンバーはGP083という名前でカスタムパーツとして単品販売もされていますが、まだM4用のチャンバーの選択肢が偉大ならまだしも、今の時代にあえて選択する必要は無い製品なので交換します。
今回用意したのはAce1Armsのポリカーボネイトチャンバー(A-HCG2-M4P)です。

ACE1 ARMS ポリカーボネート ホップアップ チャンバー M4 用 スタンダード ドラム式 A-HCG2-M4PAmazonで購入する

このチャンバーを選択した理由としては物凄い高精度という訳では無いものの、普通に使えて安いからです。
また、G&P SMG 9mmで使用する為にチャンバーの給弾ルートを加工する必要があるので、加工しやすい樹脂チャンバーにしました。

Ace1Armsのポリカーボネイトチャンバーの内容物はバレルとのガタとり用真鍮リング、バレルクリップ、チャンバー上部に取り付けるスプリング、HOPパッキンといった感じ。
今回はチャンバー本体とバレルクリップ、真鍮リングのみ使用します。
また、分解するとHOPアームにクッションゴムがくっついているのでこれも外しておきます。

スリック加工した東京マルイのHOPパッキンをPDIのインナーバレルに取り付け、それをチャンバーに挿し込みます。
その後、加工したLayLax HOPテンショナーを取り付けてチャンバーを組み立てていきます。

この凸形状、めっちゃ懐かしいですねぇ…。
5年、6年位前にこのHOP構成にハマっていた時期があり、その時によく使ってました…。

何故最初にやっておかなかったのか…?とチャンバーを組み立ててから思ったのですが、このタイミングで給弾ルートの加工を行い、給弾ルートをカットしました。
急がば回れでちゃんと一回手順を考えてから作業を始めるべきでしたね…。

赤矢印部分で給弾ルートをカット
口の部分にテーパー処理

チャンバーを変えたならノズルもチャンバーに合った物に交換する必要があります。
というか、そもそもG&P純正ノズルはG&P純正チャンバーにすら合ってない寸法だったので、どのみち交換は必須でしたが…。

手持ちのノズルを色々組み合わせてみた結果、この赤色アルマイトが掛かったアルミノズルがノズル長さ・ノズル外径がドンピシャだったので、これを使用する事にしました。
尚、前方吸気非対応のエアシールノズルです。

確かAce1ArmsかSHSのアルミノズル
タペットプレートと組み合わせてノズル長とHOPパッキンとの相性を確認

また、インナーバレルとアウターバレルのガタを取るために先端にポリイミドテープを巻いて外径を調整しました。

ピストン・シリンダー周りのカスタム内容

続いて、吸気系パーツを弄っていきます。
まず、G&P SMG 9mmの純正ピストンは13枚歯仕様なので、普通の15枚歯にする為にピストン全体を交換します。

ピストンで使用するパーツとして、DCI Guns スタンダード電動ガン用 側面吸気 POMピストンヘッド、G.A.W. 電動ガン用 AOEアジャストスペーサー、LandArmsピストンを使います。

LandArmsのピストン、最後の3枚が金属歯になっているので割と負荷の高いセッティングやプリコックさせている銃でも使える便利なピストンです。

ピストン内に入れる錘のみG&P SMG 9mmに付属してきた物を流用しますが、スラストベアリングを取り付ける事が出来るように加工しました。
中央をドリルでくり抜いて凹みを作り、そこにスラストベアリングのシャフト部を挿し込む仕様にしました。

ちょっと凹みを深くしすぎた


AOEアジャストスペーサーを付けた為、ラックギアの3枚目を半分程度カットしています。
尚、2枚目は全部カットした方が良いですが、このピストンは予め2枚目が削られた状態で整形されているので、その加工は不要でした。

ピストンの重量は31g。
もうちょっと重くても良かったかな?と思いましたが、まあこれくらいの重量があればメカボックスに大きな負荷を掛けずにしっかりエアーを圧縮してくれるでしょう。

ピストンはこれで完成です。

尚、ピストン内部にスラストベアリングを取り付けた影響でG&P SMG 9mm純正のピストンスプリングガイドは使えなくなったので、Ver2対応の樹脂製スプリングガイドを短く加工して使う事にしました。

左が短くした樹脂製スプリングガイド
スプリングガイドの先端とピストンが衝突しないかのチェックはとても重要

シリンダーヘッドはG&P SMG 9mm純正の物で特に問題が無かったので流用。
シリンダーは加速穴の位置が結構後ろの方にあり、外周にスリット加工加速シリンダーです。(だいぶ前に購入した物で、メーカーは忘れました。バルク品で安かった)

シリンダーに対応するサイズのOリングをG.A.W. FRUS-Oリングの中から探して、ピストンヘッドのOリングを交換しました。

G.A.W. 電動ガン/PTW 用 FRUS- Oリング GAW-FRUSO-AEGAmazonで購入する

FRUS-Oリング、そろそろ補充しないと大きめの個体が減ってきているので後々困りそう…今度買い足しておこう…。
DCI Gunsのピストンヘッドを買う度に実質1個増えるんですが、数が少ないと常に適切なサイズのOリングが見つかるとも限らないので、やっぱりある程度の数は揃えておきたいですね。

尚、AOEはこのような感じになっています。

駆動系(軸受、ギアなど)のカスタム内容

続いて、駆動系パーツであるギアを組み込んでいきます。

今回、冒頭でも述べたとおりOption NO.1製のプラグインブラシレスモーター ハイトルクを使用するつもりでいます。
このモーターは7.4Vで回しても回転速度が非常に速いので、自分は18:1以上のギア比のギアを使いたいと思っていました。)

以前、ギア比100:200(18:1と同等)で7.4Vを使って秒間18発ちょいという発射サイクルで結構早かったので、今回は更にトルク寄りの100:300のヘリカルギアを選択。
メーカーは過去に使用実績のあるBigDragonを選択したのですが、ロット差というかギアそのものが変わっていました。

まあ、この辺りの中華メーカーはロットによって仕入元が変わったりするので、こういう変更は仕方ないですね…。

しかしこのギア、根本的な問題がいくつかあり、まずセクターギアのシャフトのサイズが片側だけ3.09mmと3mmを超えており軸受に入りませんでした。
一般的な電動ガンの軸受の内径は3mmのマイナス公差なのでシャフトの太さが3mmを超える製品は使えません…。
この1本以外は2.95mm〜2.96mmと普通の太さなんですがね…何故か1つだけ3mm超えでした。

セクターギアの片側だけ3.09mm
反対側のシャフトやスパーギア、ベベルギアのシャフトは問題無し

他にもギア同士の噛み合わせが悪く、所々ギアがびくともしなくなってしまう位に歯同士が噛み込んでしまう事もあったので全体的に品質の低い個体だったようです。

仕方がないので、別のショップでBigDragonの100:300ヘリカルを購入した所、また別の個体が届きました。

YZHという香港の通販サイトの名前が入っているギアで、逆転防止ラッチに引っかかる歯の枚数は6枚。

全体的にエッジが丸まっており、いい感じのギアのように思えます。
もちろん、シャフトの太さも噛み合わせも問題なし、これなら使えそうです。

セクターギア
スパーギア
ベベルギア

ヘリカルギアは回転軸に対して下側に逃げる特性がある為、ボールベアリングとの相性が悪いです。
最悪軸受を破壊してしまうので、普通のメタル軸受けに交換するために最初から付いているボールベアリングを外しました。

軸受はよく使っているORGAの高精度メタル軸受け 従来電動ガン用 8mmを選択。
ロックタイト638で固着させます。

ORGA SUS420 8mm 高精度 軸受け 従来電動ガン用 ORGA-SB8Amazonで購入する

尚、軸受を外したタイミングでメカボックスの加工を色々と行ったのでそれを紹介します。

まず、メカボックス前側の割れ対策加工を行いました。
テンプレでとりあえずやっておく加工です。(面倒くさい時はスキップする事もありますけど…)

後、後述するOption NO.1の電子トリガー、GAP-14Rを組んだ時に信号線がくっついてる部分がメカボックスに入らなかったので干渉部分を削りました。

熱収縮チューブの部分がメカボックスに干渉
干渉しないように削り飛ばした

ギアを組み立ててシム調整を行い、ギアの歯にワコーズのメタルコンパウンドを塗ります。
ヘリカルギア特有のシャリした感じのノイズは研磨剤を使って噛み合わせを良くすると消える事があるので、コンパウンドが軸受に付着しないように塗っていきました。

尚、配線は動作テスト用のスイッチに繋げる為の物を取り付けています。

続いて、Option NO.1 プラグインブラシレスモーターを取り付けるのですが、このモーターはエンドベル側の寸法が特殊なので今回もグリップの底蓋を加工する必要があります。

底蓋とエンドベルの間に1mm近い隙間が出来てしまっている

このモーター、プラグインとか言ってる癖にプラグインであった試しが無いのは一体…。
モーターホルダーを使うような製品だと大工事が必要だったり、そもそも使う事が出来ない場合もあったりしますからねぇ…。

底蓋を加工してプラグインブラシレスモーターが使えるようになりました。

動作テスト用スイッチにつないで7.4Vで暫く回します。
ギアノイズがある程度静かになってきたらバラしてギアやメカボックスを洗浄、研磨剤を完全に除去します。

Option NO.1 GAP-014R 電子トリガーの組み込み

今回は余らせているOption NO.1 プラグインブラシレスモーター ハイトルクを使いつつ、前々から気になっていた同社製のブラシレスモーター対応電子トリガー、GAP-014を使ってみたかったので、後方配線タイプのGAP-014Rを買ってみました。

Option No.1 電子トリガー (スタンダード M4 メカボックス Ver.2 対応/後方配線) GAP-014RAmazonで購入する

内容物は基板本体とヒューズ付きバッテリーコネクタ、基板固定用ネジ、センサー検知用のシール(トリガー用x3、セレクタープレート用x3)、熱収縮チューブです。

GAP-014については別記事で詳しく紹介しようと思っていますが、情報が全然無くて仕様を把握するのに結構時間を要しました…。
よくある電子トリガーと同じ感覚で弄ってたら沼に陥ったのでその辺りも別記事で紹介しようと思っています。

GAP-014は全てのセンサーが光センサーになっており、物理スイッチは一切付いていません。

G&Pのメカボックスには加工無しで取り付ける事が出来ました。
若干セクターギアの位置がズレていますが、ギアと干渉する事も無く、実際に検知も問題無く行えたのでポン付けでいけました。

タペットプレートにセンサー検知用の白いシールを貼り付けます。
尚、説明書に記載されていますが、タペットプレートに銅板が貼られている場合は銅板を外してからシールを外す必要があったり、個体によっては貼る位置の調整が必要になったりします。

トリガーにも反射用のシールを貼り付けてセンサーの上部を通過する事を確認します。

トリガーのショートストローク化を行う為に、メカボックス下部にイモネジを取り付けるようにしてみました。
以前、S&T CQB-Rを弄った時に後から微調整出来るのが結構便利だったので今回もそれにしてみた感じです。

尚、G&P SMG 9mmのトリガースプリングだとL字に折れ曲がってる部分が基板に干渉してしまったので切断しました。

逆転防止ラッチのスプリングはアングスの折れんバイ!に交換しておきました。

アングス製折れんバイAmazonで購入する

という訳で、色々パーツを組み立ててグリスアップしてメカボックスを組み立ていきます。
尚、ピストンスプリングは東京マルイ純正比約130%の物を選択、小さな加速量でもしっかり圧縮出来るようにしてみました。

尚、プラグインブラシレスモーターで硬めのスプリングを使用する際の注意点として、あまりに硬いスプリングを引こうとすると極端に発射サイクルが落ちてモーターの発熱が凄い事になるので、高負荷なセッティングはお勧め出来ないです。

Option NO.1 GAP-014の配線は何故か途中が圧着端子になっているので、これを繋げて熱収縮チューブを取り付けます。
前配線モデルならこの仕様で良いのですが、何故後ろ配線モデルもこの仕様になってるんでしょうかね…。

この状態で動作チェックしながらトリガーストロークを調整していきます。
尚、メカボックスむき出しの状態でも検知エラーや暴発などは起きなかったので、外光による暴発リスクはそんなに高く無さそうな印象です。

とは言え、光センサーの製品なので過度な期待はしない方が良いでしょうけど…。
部屋と屋外では違ってきたりするので、最終屋外でチェックしないと何とも言えません…。

特に問題は無さそうでしたし、トリガーストロークの調整も行えたのでロアレシーバーへの組み立てを行っていきます。
尚、トリガーストロークの調整に使ったイモネジを逃がすためにロアレシーバーを少し削りました。

アッパーレシーバーと組み合わせて動作テストを行いました。
この時点ではまだ再調整の可能性があるので、ストックチューブは取り付けません。

結果、7.4V 1000mAh 20CのLiPoバッテリーで0.20gを使用して最大初速が96m/s、発射サイクルが秒間13.8発でした。
ちょっと思っていた以上に発射サイクルが低かったです…(元々秒間15発程度を想定していた)

まあ、スペック低めのLiPoバッテリーではあるのでもう少しCレートの高いバッテリーを使えばもう少しサイクルは上がるかも知れません。

尚、ノンHOP状態は完全にHOPの突起が飛び出さない状態なのでBB弾の保持位置が安定せず、初速がブレブレですが、少しHOPの凸を出すと初速が安定し、95m/s程度からスタートします。
HOPを強くしていくと1m/s程度上がり、それ以降は下がっていき、最大HOPだと93m/s程度になります。

HOP低め
最大初速状態
最大HOP

初速は安定していますし、BB弾の保持位置も気密も問題無いのですが、組み立て直後で最大初速96m/s程度となると暫く撃って慣らしたり、環境が変わると初速が上がる可能性がある為、安全マージンを確保する為に再調整する事にしました。

再調整しようと思いながら色々動かしていたら突如謎の症状が起きるようになり、うまく動かなくなりました。

分解・組み立てを行って色々検証しているうちに更に色々な変な症状が起きるようになりました。

そこでようやく「GAP-014の仕様についてちゃんと把握しよう」と思い、色々と検証を行う事にしたので、その内容に関しては後日投稿する予定の別記事にて紹介します。

後、このセッティングのままだとプリコックを行っても7.4Vだとピストンの後退量が微妙に足らず、撃ち味がちょっと微妙な感じでした。
11.1Vで動かすといい感じではあるものの、フルオートで給弾不良が起きたり、発射サイクルが速すぎて違和感しか無かったです。

という訳で、色々な問題を解決する為に再調整を行う事にしました。

再調整内容について

まず、何度か動作テストをしている時にマガジンの残弾数が減ってくると給弾不良が起きやすくなる事が判明、調べてみると給弾ルートのつなぎ目部分で少し引っかかっていたようなので、赤矢印部分を追加で削りました。

続いて、初速がちょっと高すぎるのと発射サイクルが思ってた以上に上がらなかった事もあり、ピストンスプリングの硬さを東京マルイ純正比120%程度の物まで落としつつ、1.6mmのスペーサーを1枚追加しました。

ついでにバッテリーコネクタをタミヤミニコネクタからXT30に交換、ヒューズも20Aの小型平型に変更しました。

これで0.20g弾での最大初速は92.5〜93m/sになり、発射サイクルが秒間14.9発に上がりました。

スプリングレートちょっと変えるだけでこんなに変わるか…って程度には発射サイクル上がりましたね…。(コネクタ交換による通電効率向上の影響もあるかもですが)

ともあれ初速も発射サイクルもとてもいい感じになったので、これで問題無いな〜と思ったので、ストックの取り付けを行いました。

尚、ストックを取り付けていくにあたってエンドプレートとストックチューブの根本によって配線が押しつぶされてしまう感触があったのでエンドプレートとストックチューブを削り、圧着端子を通す為にストックチューブ内側の蓋を削りました。

削って角を滑らかに
削って角を滑らかに
圧着端子が通るように凹みを拡張

これでG&P SMG 9mmのカスタムは一通り完了です。

HOP調節はドラム式になっているので調整しやすくなっています。

最終的な動きはこんな感じ。(動画はDCI Gunsの7.4Vバッテリーを使用しているのでちょっと元気が良いですが、20C程度のLiPoだと秒15発程度で抑えられる)

という訳で、G&P SMG 9mm(GP293)の内部カスタムは以上になります。