次の調整内容を決める為に、VSR10 Gスペックのグルーピング検証をしてきました
記事作成日:2022年4月26日
社外パーツをなるべく使わずに、純正パーツ加工でどこまで精度を上げる事が出来るかの検証中の東京マルイ VSR10 Gスペックですが、実は去年の10月位から殆ど弄っていませんでした。
ストックの撓みをなんとかする為に木製ストックに変えた以降はHOP最低の状態で0.28gの適正HOP、かつ最大初速が出るように調整したのと、先日購入したVSR-ONEのボルトハンドルカバーを取り付けただけです。
まあ、実質0.28g専用の固定HOP化ですね。
ただし、あまりに長い間放置しすぎて、どういう撃ち味なのかを忘れてしまったので一旦撃って確認する事にしました。
検証場所はDEFCON1のシューティングレンジ(約22m)
とりあえず、東京マルイ パーフェクトヒット スペリオール 0.28gを使ってグルーピングを測ります。
基本的にこのVSR10のグルーピングテストではこの弾を基準にしています。
いつもどおり、10発x3の30発を撃ってきます。
尚、フルロード時と残弾が減ってきたタイミングでノズルの位置がズレてしまうという問題があったので、BB弾は10発撃つ度に再ロード。
10〜20発程度マガジンに入れた状態で撃っています。
結果はこんな感じで、91.6mm、95.1mm、98.5mmの95.066…mmといった感じになりました。
ただ、何度か試している時に色々気づいた事があるので、それを今後の改善箇所としていこうと思います。
ボルトハンドルの揺れ(シリンダー自体の揺れ)
割と抑えていたつもりではあるのですが、やっぱりまだシリンダーが揺れていました。
特に射撃時にボルトハンドルが大きく「ガタッ!」と動く事があり、手でボルトハンドルを抑えながら撃つ事により、グルーピングが安定しました。
尚、上記のグルーピング結果は右手でボルトハンドルを抑えながら、左手で撃つというかなり無茶苦茶な撃ち方をして計測しています。
ピストンの揺れ
ボルトハンドルの揺れにも関係する問題ですが、ピストンが前進してシリンダーの内圧が高まったタイミングでピストンが振動する問題がかなり気になりました。
この現象はピストンヘッドのOリングがシリンダーにしっかり押し付けられていない状態、特にシリンダーの内径に対して少し緩めのOリングが組み込まれている前方吸気方式ピストンで起きやすい症状だと思われます。
また、シリンダーの内圧に対してピストンが軽すぎたり、スプリングレートが弱すぎたりする時に起きがちな問題でもありますが、このGスペックのピストンをこれ以上重くしたりスプリングレートを硬くすると初速がかなり上ってしまいます。
初速を抑える為のバレルカットは最終手段にしたいので、とりあえず別の方法で揺れを抑えれたらなと思っています。
マガジンの残弾数に影響される弾道
これも一応改善しているつもりではいたのですが、ちょっとまだ起きている感じがしました。
残弾数が多い時に関してはチャンバーに給弾されるBB弾がノズルを押し上げる事によってノズルの位置がズレます。
また、残弾数が減ってきた時は今度はチャンバーBBストッパー(パーツリストNO. VSR-22)がノズルを押し下げてしまいます。
BB弾の停弾位置とノズルの位置は密接に絡み合っているので、非常に重要な要素です。
これに関してはノズルとチャンバーの寸法をよりタイトにするか、シリンダーの揺れ問題を解決する事で改善出来そうな気がします。
他にも気になった事は色々ありますが、上記原因が大きく絡んでくる問題だと思ったので、特に気になった上記3点を今後改善していこうと思っています。
オマケ
当日、3次ロット検証の為にHITCALL 0.28gを頂いたので、この弾でも試してみました。
結果はこんな感じで、初期ロットのHITCALL 0.28gで試した時とほぼほぼ同じ結果になりました。
HOPの掛かりがスペリオールよりも少し悪い感じで、若干下に着弾しています。
まとまる時はスペリオール並にまとまるんですが、たまに飛ばしが出ちゃう印象がありました。
まあ、初期ロットから特に変わりは無いと思います。