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LCT LK-53A2電動ガン(JP Ver.)を購入したのでレビューします

記事作成日:2022年7月6日

H&K HK53A2を模した電動ガン、LCT LK-53A2と予備マガジン2本を買いました。
前々から気になっていた製品ではあったものの、色々買いたい物が出てきて、優先度的に順番待ち状態でした。
結局、購入したのは今のタイミングになってしまいました…。

外観の再現度は高そうな感じですが、ライセンスを取得している訳では無いのでLK-53という架空銃の名前になっています。

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また、LCT LK-53はリコイル付きのEBBモデルとリコイル無しのモデルの2種類が存在するのですが、今回購入したのはリコイル無しのモデルになります。

リコイル付き電動ガンは色々触ってきましたが、結局「リコイル邪魔だな」と感じてしまい、元も子もない事になりがちだったので、LK-53は予めリコイル無しモデルを選択しました。
それとA2を買った理由としては個人的にG3系列の銃は固定ストックの方が好きなので、固定ストックのA2を選びました。

内容物は銃本体とノーマルマガジン、ピン(リコイルスプリングを抑える為のピンの予備と思われる)、キーホルダー?バッジ?みたいな物、カタログ、説明書、製品性能証明書(弾速証明書)です。

説明書はLK-33/LK-53共用の物になっており、写真付きで説明されています。
分解図もしっかり記載されています。

LCT LK-53A2用マガジンについて(100連マガジン)

マガジンの外装はスチール。
この黒光りがいい感じですね。
マガジンはLK-33/LK-53両対応の物になっており、多弾数マガジンとノーマルマガジンの両方が存在します。

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マガジンの上下はそれぞれこんな感じ。
マガジン上部には給弾ルートが、下部はインナーを固定する為のネジが付いています。
リップ形状の再現とか外観のディテールは高いですね。

また、外装はスチールで頑丈そうですがインナーは樹脂です。
マグウェル内側に引っかかるパーツも樹脂で出来ているので、強度的に心配ですね…。
薄いですし…。

マガジンの前後には溶接跡が付いています。

LCT LK-53A2本体の外観レビュー

LCT LK-53A2はこんな感じ。
遠目で見ると、まんまMP5ですね。
同じ5.56x45mm弾を使用するM4のサイズ感で言うと8インチ位バレル長になるので超コンパクトなアサルトライフルです。

尚、ハンドガードやロアレシーバー、ストックなどは実銃同様樹脂で出来ていますが、金属パーツは全てスチールで出来ています。
固くて重くて、とてもいい感じですが、錆には気をつけた方が良いでしょう…。

マズルはこんな感じでスチール製のフラッシュハイダーが付いています。
ハイダー根本のバネがテンションになっており緩まないようになっていますが、14mm逆ネジが付いています。

フロントサイト周りはこんな感じ。
G3と同様に折りたたまれた大型のコッキングハンドルが特徴的ですが、MP5と同じようなレイアウトになっています。

コッキングハンドルを起こすとこんな感じ。
コッキングハンドルは引くことが可能で、ロック状態にさせる事も出来ますし、もちろんHKスラップも可能。
ハンドルの操作はかなり重めで、かなり気持ちの良い動作音を鳴らします。

レシーバー前側(コッキングハンドルの外側)はこんな感じ。
しっかり溶接されていますね。

ハンドガードはMP5と同形状の樹脂ハンドガードが付いています。
ハンドガードは前側のピンを抜く事で外す事ができ、LC-53A3などの伸縮ストックモデルはここがバッテリーの収納スペースになっています。

アウターバレルの上部とチャンバー部(基部の膨らんでいる部分)上下はバッテリーを入れるスペースを確保する為に平らに削られています。

レシーバーはこんな感じ。
プレス感がたまらない。

レシーバ上部はこんな感じ。
専用マウントのアタッチメントが付いており、LCT製のHK33/53用マウントや社外製でもG3系用のマウントを取り付ける事が出来ます。
ただしMP5しかりG3しかり、このタイプのマウントはメーカーによって微妙に寸法が違ったりするので、相性問題が起きやすい印象があります。

フロントサイトとリアサイトはこんな感じで、リアサイトはG3系おなじみの3つがピープホール、1つだけV字に切り欠きが付いているタイプです。

サイトピクチャーはこんな感じ。

近距離用のV字の切り欠き
中、遠距離用のピープホール

エジェクションポート部はこんな感じ。
ダミーボルトは独特な表面処理になっておりザラザラしています。
ダミーボルトはコッキングハンドルと連動しており、コッキングハンドルをオープン状態にする事でHOP調節を行う事が出来ます。

鋳造のようなザラザラ感
チャンバーのHOPダイヤルはドラム式

マグウェルはこんな感じでG3によく似た見た目になっています。

マグウェル内側はこんな感じ。
シリアルNOはチャンバーの前側に付いています。
その前側にマガジンを引っ掛ける為の爪が付いています。

このマガジンを引っ掛ける爪がかなり厄介で、マガジン側が樹脂なので抜き差しの際にマガジン側にダメージが入ります。
慎重に操作するにも構造的に噛み込んだような感じになるので難しく、どうにもならないような気がします。

マグウェル内部にある金属製の爪
2、3回の抜き差しで歪み始めた

追って本体を弄るので、その時にせめてマガジンの抜き差しがしやすくなるように改良出来れば良いのですが…。

マガジンを挿すとこんな感じ。
G3と同様にマガジンの前側を引っ掛けてから差し込むのですが、この操作の癖がかなり強くうまく挿せない事が何度もありました。
マルイのG3とかは割と普通に差し込めるんですが、LK-53は何か独特…。

ただの慣れかも知れませんが、無理に差し込もうとしたり、抜く時に強く引っ張るとマガジンが破損しそうですし、慎重にやるにも噛み込んでロックされたかのようにタイトなのでスムーズなリロードはあまり現実的では無さそうな気がします。

また、例のごとくマガジンキャッチボタンはトリガーガード前側のレバーとレシーバー右側のボタンの2つ付いています。
レバーは動きが渋く、ボタンの方が比較的スムーズな操作が出来たりします。
また、たまにレバーがガッツリ噛み込んでしまいびくともしない事が何度もあるのですが、その場合はこのボタンを押す事で解決します。

セレクターレバー部はこんな感じ。
Sがセーフティ、Eがセミオート、Fがフルオートです。
セレクターレバーもしっかりスチールで作られているようです。


尚、反対側にも刻印は入っていますがセレクターはモールドでセーフティ状態で固定されています。
EとFの間に付いているピンはメカボックスを固定する為のピンです。
この銃はVer2メカボックスが入っているので、こういう固定方法になっているようです。

セレクターレバー後部には謎のピンがありますが、これはメカボックス後部を固定するピンです。
M4で言う所のテイクダウンピンですね。

トリガーはこんな感じ。
左側は綺麗ですが、右側は思いっきり削られた痕が残っていました。
わざとこういう表面処理にしているんでしょうか…?
それとも何か追加工しないといけない理由があったりするのでしょうか…?

グリップはこんな感じ。
モーターが入っている分太めですが、一応ギリギリまで薄くしている感じはあります。
グリップ底部にはモーター位置調整用のイモネジが付いています。

A2モデルなのでストックは固定です。

スリングスイベルももちろんスチール。

バットプレートは樹脂製で、滑り止めの凹凸が付いています。

バットプレートを下にスライドさせて外す事で、バッテリーを入れる事が出来るようになります。
バッテリーコネクターはタミヤミニコネクタで、見た感じヒューズは付いてい無さそうです。

固定ストックなので大きなバッテリーが入ると思いきや、スリングスイベルの影響でミニSサイズすら入りません。
一般的なストックチューブインサイズはもちろん問題無く入りますし、ストックチューブには入らない程度の多少太めのスティック型、セパレートタイプなどは3セルでも問題無く入れる事が出来るでしょう。

箱出し状態の作動性と初速について

箱出し状態での動作を確認します。
使用バッテリーはSFA 7.4V 1000mAh 25C-50Cで、XT30をタミヤミニコネクタに変換して繋いでいます。

セミ・フルの動作はこんな感じで思いの外動作音が静かです。
空撃ち時やピストンの停止位置によってはバネ鳴りが気になりますが、BB弾を入れて撃てば基本的にはバネ鳴りも聞こえる事は無く普通にいい感じの駆動音だと思います。

ただし、HOPを結構強めに掛けておかないとフルオート時に度々弾ポロします。

尚、初速はHOP最低の状態が最大初速でHOPを上げていくと初速が下がっていきます。
初速はHOP量と関係なしにかなりバラツキがあるので、要調整かなという印象です。

弾ポロの影響もあって発射サイクルが安定していないだけなのかも知れませんが、発射サイクルは11発〜14発といった感じでした。

箱出し性能としてはちょっと不満を感じると思いますが、全くダメダメという訳でも無さそうな印象。
駆動音はいい感じなので、単純にHOPパッキンのチェック(交換)とピストンスプリングの交換で初速を90m/sちょいまで上げてあげれば十分使えるのではないか?という印象があります。

本当、最近の海外製電動ガンは優秀で良いですねぇ…。

とりあえずいつも通り、後日分解はしますが…。

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