DMAG Red Dot Sight D2のFDEカラー+サークルレティクル+NVモード搭載モデルのレビュー
記事作成日:2022年10月3日
以前、三山商事株式会社様より『DMAG Red Dot Sight D2』のレビュー依頼を頂いたのでレビューしましたが、追加でDMAG Red Dot Sight D2のFDEカラーのご依頼を頂いたので、レビューしていきます。
本製品のモデル名はDM004FDEで今後発売する予定の製品となり、記事を投稿している時点ではまだ流通はしていないようです。
今回お借りした製品の特徴というか、以前レビューしたDMAG Red Dot Sight D2(DM004BK)との違いは下記の通り
- FDEカラー
- 60MOA+2MOAドットのサークルレティクルが搭載
- 低輝度状態でナイトビジョンに対応(肉眼で視認出来ない輝度に落とせる)
- バッテリーパフォーマンス(省電力性)の向上
FDEカラーへの展開はカラーバリエーションとしてよくある話しですが、個人的にはレティクルの仕様変更とNVへの対応が大きな変更ではないかと思っています。
また、頻繁に光学サイトを使う人は省電力性の向上はありがたいアップデートだと思います。
尚、Aimpoint T2のサークルレティクルモデルについてですが、製造元が購入した実物 Aimpoint T2にサークルレティクルが搭載されていた事からDMAG Red Dot Sight D2でもサークルレティクルを搭載するモデルを作成する事になったそうです。
Aimpointと言えば昔からシンプルなドットのみの表示をしている製品しか出しておらず、最新のM5シリーズやDuty RDSにもサークルレティクルモデルは公式の情報を見るにありません。
その為、実際にサークルレティクルになっているAimpoint T2の写真を見せて頂いた時は、正直驚きました。
更にシリアルNOでの照会も出来ている為、実物正規品のAimpoint T2 サークルレティクルモデルという物は存在するようです。
という訳で、そんな色々とアップデートが掛かっているDMAG Red Dot Sight D2(DM004FDE)をレビューしていきます。
尚、ドットサイトの基本的な仕様や性能に関しては以前レビューしたDMAG Red Dot Sight D2(DM004BK)と同じなので、基本的に当記事では差異がある箇所を重点的に紹介していく事にします。
内容物について
内容物の変更は無く、ドットサイト本体とL字レンチ2本(トルクス・六角)、樹脂コイン、説明書、クリーニングクロスになります。
外観の紹介
という訳で、DMAG Red Dot Sight D2(DM004FDE)の外観はこんな感じ。
前後にバトラーキャップが付いており、ボディのみFDEカラーになっています。
バトラーキャップを開くとこんな感じになります。
バトラーキャップは取り外す事が出来ます。
対物レンズ側のキャップにはAimpointのロゴが入っており、接眼レンズ側は透明になっています。
この辺りの仕様は黒カラーと同じですね。
対物レンズ側のフチだけは黒色になっているようです。
本体側面の刻印はこんな感じで、黒バージョンと同様に薄くAimpointと掘られており、その下に「Micro T-2 2MOA」とシリアルNOが入っています。
ここの刻印、本当に綺麗ですね。
輝度調節ダイヤルに付いている電池の蓋は本体と合わせたFDEカラーになっていますが、ダイヤル自体(ダイヤル側面)は黒色です。
キャップを外してCR2032電池を入れます。
尚、電池は付属しないので別途用意する必要があります。
エレベーテーションダイヤルとウィンテーションダイヤルのキャップも黒色のままです。
接眼レンズ側は全部黒色のようです。
このようにFDEと黒のツートーンカラーみたいな感じになっています。
レプリカT2のFDEカラーだとよく全部のパーツがFDEカラーになっている場合がありますが、実際はツートーンが正しいので、DMAG Red Dot Sight D2のFDEカラーモデルの再現度の高さがよく分かります。
尚、色味については現物を持っていないので比較は出来ないです。
FDEカラーは撮影環境によってだいぶ色が違って見えたりするので、ネット上の写真との比較はアテにならなかったりしますので…。
マウントは黒バージョンと変わらずローマウントが標準搭載されています。
サークルレティクルとNVモードについて
レティクル形状はこんな感じで、しっかりサークルレティクルが実装されています。
拡大するとこんな感じ。
HOLOSUNが採用しているレティクル形状によく似ています。
低輝度がナイトビジョンモードになっている事なので、低輝度の状態にしてナイトビジョン越しに覗いてみました。
結果、輝度2にした状態で丁度よい輝度で見る事が出来ました。
黒バージョンは輝度1の状態でも眩しかったのですが、これなら普通に使えそうです。
尚、輝度は1〜2がNVで覗いた時に丁度よい状態、3と4が暗い環境で丁度よい状態、5以降が明るい環境で丁度よい状態でした。
省電力性能の変化について
アップデートされた省電力性能についてですが、レティクルの変更に伴い基板設計を見直し、省電力仕様に変更したそうです。
その為、同じ輝度5の状態で比較すると計算上の値にはなりますが従来品(以前レビューした黒バージョン)は600時間、本製品は12000時間と20倍程度の差が存在します。
尚、輝度5は明るい屋内で問題無く視認出来る程度の明るさがあるので、この状態で12000時間持つという事は相当凄いと思います。
という訳で、DMAG Red Dot Sight D2のFDEカラー+サークルレティクル+NVモード搭載モデルのレビューは以上になります。
FDEカラーの2MOAドットモデルや黒カラーのサークルレティクルモデルの登場など、色々なバリエーションが検討されているそうなので、今後のバリエーション展開に期待ですね。