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APFG MPX-K GBBの内部調整(HOPパッキン変更、HOPアジャスター加工、グリップ交換)

記事作成日:2022年10月4日

開封レビュー分解レビューを行ったAPFG製MPX-K GBBの内部を弄っていきます。
とは言え、動作面においてはほぼ問題が無いと感じたので、気になったHOP周りだけ弄る事にしました。

追々ハンマースプリングは柔らかい物に変えたいとは思っているのですが、手持ちのカスタムパーツやジャンクパーツ類も引っ越しの準備に伴い梱包してしまったので、ハンマースプリングの交換は引越し後の予定です。

という訳で、メイプルリーフ信者の私は今回もメイプルリーフのHOPパッキンを使います。

今回選択したのはMACARON SUPERの60°です。
HOPの突起もそこまで大きくないのでHOPゼロの状態が作れるのと、HOPを強くした時にBB弾と接する面積がそこまで大きくならない凸形状なのが個人的には好みです。
50°か60°かで悩みましたが、MPXのガスの流量を考えて硬めの60°にしました。

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付属のリングは取り付けて動作に影響を及ぼさない場合は基本的に取り付ける派なので、取り付けます。
個体によってはリングを取り付ける事によってノズルの閉鎖不良やノズルの後退不良、最悪の場合破損に繋がる可能性もあるので、場合によっては外す必要があるので注意が必要です。

尚、メイプルリーフ MACARON SUPER/WONDERにはHOPパッキン側面の突起が無いので、そのままMPXのチャンバーで使えます。

分解レビュー時に気になっていた「HOPアジャスターのリターンスプリングを組み込めそうなスペース」にスプリングを組み込んだ状態で組み立ててみました。
尚、このスプリングは太さ3mm位のスプリングが丁度よいと思いました。

単純にHOPパッキンを取り付けた場合、HOPアジャスターが長くてHOP最低の状態でもHOPパッキンを押してしまっていました。
MPX純正パッキンにもHOPゼロ状態が無かったので、HOPの突起の大きさだけではなく根本的にHOPアジャスターが長いようですね。

とりあえずHOPアジャスターの上側を丸棒ヤスリを使ってちょっと削りました。
フライスもリューターも引っ越しの準備の為に仕舞ってしまったので、久しぶりの手削りです。

これでHOPゼロの状態からかなり突起を出した状態まで使えるようになりました。
最大HOPはまず使う事は無いでしょうけどね…。

ちなみにHOPクッションを使ったり、小さめの直押しが出来るHOPアジャスターも試しに作ってみましたが、純正HOPアジャスターを加工して問題無く使えるならそれが楽なので、とりあえず没ネタにしときます。

3φのHOPクッション対応型
直押し型

加工した純正アームで問題があればこういうのも試そうかなと思います。

それ以外は普通に組み立てるだけでしたが、純正だと高粘度では無いもののちょっと粘度のあるグリスが塗布されていた箇所にサラサラ系のオイルであるG.A.W. Gルーブを塗布しておきました。
特にボルト周りをGルーブに変える事でかなり動きが良くなりました。

また、箱出し状態でマガジンキャッチの動きがちょっと渋かったり、マガジンキャッチを強く押した時にレシーバーに引っかかってしまう問題も可動部にグリスを塗布する事で改善しました。

特に組み立てに関しては分解作業の逆の手順で行っていったので、特に紹介しません。

最後に、付けたかったグリップを付けます。
今回は前々からREPTILIA CQG グリップを購入しました。

REPTILIAのロゴステッカーとグリップ本体、固定用のネジが付属しますが、ネジはMPX付属の物を流用します。

こんな感じで角度が浅めの短いグリップです。
MPXはコンパクトなまま使いたいと思っているので、グリップもコンパクトな物にしようと思い、このグリップを選びました。

APFG MPX-K GBB付属のグリップと比較するとこんな感じ。
短さと角度の違いがよく分かると思います。

前後はこんな感じ。
短いグリップではあるものの太さは程よいサイズになっているのでかなり握りやすいです。
細すぎるグリップって結構握りにくかったりもしますからね…。

基部側とグリップ底部はこんな感じ。
基部側に10と数字が入っているのですが、金型の管理番号かロット番号かそういうやつでしょうかね。
グリップ底部は完全な空洞です。

こちらのグリップをAPFG MPX-K GBBに取り付けるにあたって、グリップ基部側に付いている穴(本来はプランジャーの逃し)にプランジャースプリングが入り込んでしまい、セレクターレバーがスカスカになってしまうという問題があったので、とりあえずM4のイモネジをねじ込んで埋めました。

この状態でレシーバーに取り付けます。
先述の通り、固定ネジはMPX付属の物をそのまま使いました。

という訳で、これでグリップの取り付けは完了です。

グリップの角度、太さはいい感じで握り心地はバッチリです。
手が大きい人からすると持て余すサイズだと思いますが、そうじゃない人ならこれくらいのサイズがちょうど良い気がします。

という訳で、APFG MPX-K GBBの内部調整は一旦完了です。
今後も何かしらやるかも知れませんが、一旦この状態で使ってみて不満点が出てきたらまた弄れば良いかなと思っています。

調整後の動作も問題無しですね。
箱出し状態から劇的な変化はありませんが…。

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