エボログ

VCW P-Chamberを組み込んだトレポンを撃ってきました

記事作成日:2022年11月14日

先日、VCW製SYSTAEMA PTW/トレポン用高精度精密チャンバー、P-Chamber(PrecisionChamber)のレビューを行いましたが、こちらのトレポンを撃ってきました。

内部パーツの構成は下記の通りです。

  • インナーバレル:KM規格 TNバレル 407mm
  • HOPパッキン:G.A.W. マルチフィット保持ぴったん
  • HOPクッション:3mmシリコンチューブ
  • チャンバー:VCW P-Chamber
  • シリンダーヘッド・ノズル:SYSTEMA+VCW P-Chamber専用ノズル
  • シリンダー:Alpha Parts フルシリンダー(アルミ)
  • ピストン:SYSTEMA+G.A.W. AOEショックアブソーバー+VCW ブレナイナー
  • ピストンスプリング:G.A.W. Anti Shrink Spring for ZShot RTW 81%
  • ピストンスプリングガイド:SYSTMEA
  • ギアボックス:SYSTEMA MAX2 2013+Siegetek Concepts x G.A.W. G1T7 Timing Adjustable Sector Gear
  • モーター:SYSTEMA 490+G.A.W. 逆転防止モーターヘッド
  • 電子基板周り:SYSTEMA

尚、7.4V LiPoバッテリーを使用する、プリコック仕様にしています。

根本的なこの仕様の問題点としてロングバレル+フルストロークギア+ゆっくり動くピストン+プリコックという組み合わせ故に、とにかく駆動時のブレをいかにして抑えるかが射撃において重要な構成になります。

BB弾がチャンバーから離れて、マズルから飛びれる間も駆動パーツが動き続けるので、これを抑えれないと全然当たりません。

元々ロングバレルの電動ガンでグルーピングを上げるにはどう撃てば良いか、どう構えれば良いのかとかを考える為にPチャンバーを使って色々と検証していた物ですね。

という訳で、先日ゲームに行った時に持っていき、シューティングレンジで撃ってきました。
場所はサバイバルゲームフィールド HEADSHOTです。

HOP調節やゼロイン調節を行った後、シューティングレンジに設置されている30m先のターゲットに向けて撃ってみました。
尚、使用弾はプレシジョンマックス 0.25g バイオBB弾です。

とりあえず30mであれば射手側の問題を除いて外す事はまず無い精度は出ていたので、十分優秀だと感じました。

ゲーム帰りにDEFCON1に寄って約22mでのグルーピングも計測してみました。
尚、バイポッドもレスト台も用意していないので、机に銃を押し当てる形で少々強引な姿勢で撃ちました。
また、使用弾は東京マルイ スペリオール 0.28g、初速は適正HOPで76.6m/sでした。

暫く撃っていて、「弾の選択ミスったな…」と思ったのですが、駆動時のブレを抑えないといけないのに弾速の遅い重量弾を選ぶのは良く無かったです。
ただ、時間も無い(30分位しか時間が取れなかった)ので0.25gに切り替える事も出来ず0.28gでの検証結果を紹介します。

10発連続射撃x3回のグルーピング結果は89.1mm/93.2mm/87.0mmと悪くはありませんが、別に良くもないという結果になりました。

撃った直後にレティクルが向いている方向に弾が飛んでいくので確実に射撃時のブレがグルーピングを悪くしている原因ですね…。

ちなみに、1発3〜5秒程度かけてゆっくり狙ってると後半疲れてブレが大きくなる印象もあったので、1発1秒で撃ってみた所左右のブレが抑えられました。
ただ、強い力で机に押し付けているので上下のブレが…。

このままの構成で続けるか、ロングバレル+プリコックの実験をやめて使い勝手の良い長さにして、時間が確保出来るタイミングで再計測するかは検討中です…。

ちなみに、以前Mチャンバーを使っていた時に測ったDEFCON1のレンジでのグルーピング結果はプレシジョンマックス 0.28gを使って93.0mm/90.7mm/99.3mmでした。

この時よりもPチャンバーの方がグルーピング結果が良くなっているように感じますが、これは単に当時と今での射撃時のブレを抑える技量の差だと思います。