CYMA製エアーコッキングショットガン、CM352Mの分解レビュー
記事作成日:2022年11月18日
先日レビュー記事を書いたCYMA CM352Mを分解していきます。
東京マルイ式の3発動時発射の製品はなんだかんだ初めてですが、基本的には外せる所から外していくいつものスタイルで分解していきます。
まずはフォールディングストックを外しました。
ストックは基部に付いているスナップリングを外す事で取り外す事が可能です。
続いてグリップ後部に付いているネジを外し、グリップを取り外しました。
尚、ストックを外さなくてもこのネジを外せばグリップを外す事が可能です。
グリップ基部はこんな感じで、恐らくライフルストック仕様の物と共通だと思います。
続いて、チューブキャップを外しました。
ショットシェルチューブ内は空洞なので、ここにシェルを入れる事も出来そうですね。
そういえばガスのM870はここがシェル収納スペースになってましたね。
フォアエンドを外すには下部に付いているネジを外す事でフォアエンド右側が外れるようになります。
右側のフォアエンドが外れたら左側のフォアエンドを固定する為に付いている小さなネジが出現するので、これを外します。
フォアエンドが外れたら内側のパーツを外していきます。
この辺りはネジだらけなので、とりあえず見えているネジを一通り外していきます。
色々ネジを外したらアウターバレルとショットシェルチューブを抜く事が出来るようになりました。
アウターバレルやショットシェルチューブ周りのパーツはこんな感じ。
アウターバレル内側に付いているバレルスペーサーを外すにはアウターバレル下部のイモネジを緩めます。
このバレルスペーサーはインナーバレル3本を束ね、固定する役割を担っているパーツです。
尚、アウターバレルとショットシェルチューブを連結させる為のパーツはアウターバレル側にネジ止めされているので、これらを外せば取り外す事が出来ます。
続いて、レシーバー側を分解していきます。
まずトリガーガード前後のピンを抜き、トリガーガードをを外します。
トリガーガードが外れたらレシーバーのガワを外す事が出来るようになります。
レシーバーのガワを外すにはレシバー側面のネジを4本外と、トリガー下部のネジを2本外してトリガーを外します。
これでレシーバーのガワを後ろにズラしてメカボックスと分離させる事が出来るようになります。
また、ガワを外すと同時にダミーボルトが外れます。
この際、ダミーボルトのリターンスプリングを無理に引っ張らないように気をつける必要があります。
ガワが外れたら左右のアクションバーを外す事が出来ます。
このアクションバーは単にメカボックスの溝にはまってるだけです。
シェルマガジンを挿入する部分の蓋はメカボックスの左右を少し広げながら引っ張れば外れます。
尚、このカバーは後で外しても良いと思います。
メカボックスには大量のネジが付いており、全て小さくしかもタップネジです。
ネジ頭の形状や長さなど様々なので、組み立てる際に違うネジを取り付けないようにどこになんのネジが刺さっていたかはしっかり覚えておくなり記録を残しておいた方が良いでしょう。
メカボックスを開けるとこんな感じになります。
開封と同時にトリガーやシアーなどのパーツが外れるので、注意が必要です。
シアー周りのパーツを見ていきます。
まず、これがトリガー基部とトリガースプリング兼ピストンシアー用のスプリングです。
ピストンシアーとラピットファイア用シアーはそれぞれこんな感じ。
シェルマガジンを固定する為のプランジャー的なパーツはこんな感じ。
給弾用のアームはこんな感じです。
このアームが上下に動く事で、シェルからBB弾をチャンバーまで送ります。
ピストン周りはこんな感じで、半透明のグリスとCYMAおなじみの青色のグリスが塗布されています。
スプリングガイドやスプリングには青色のグリス、ピストンの外側とシリンダー内側など高速で動くパーツには半透明のグリスが塗布されているようです。
ピストンスプリングガイドとピストンスプリングはこんな感じ。
ピストンスプリングは直径が大きい物と小さい物の2重スプリングになっています。
スプリング同士が噛み込まないように異なる巻方向の物が組み込まれていますね。
ピストンはこんな感じで、ピストンヘッドが3つに別れています。
ピストンヘッドは白色のカップ型の物が付いていますが、かなり固めの材質。
また、ピストンスプリングが入り込む部分には青色のグリスがべっとり付着していました。
続いてチャンバーのネジを外してチャンバーを完全に外せるようにします。
チャンバーと一緒にシリンダーノズルや給弾ルートの口を外しました。
シリンダーノズルはこんな感じ。
これと言って何か言う事は無いかなと思ってたのですが、ノズルのセンターがめちゃくちゃズレていました。
特に上のノズルの偏芯具合がすごい。
また、写真だと全く分かりませんがシリンダー内側がだいぶ歪んでおり、内径のブレが凄かったです。
具体的にはノズル側の内径が広く、中央付近が狭く、後ろ側が広く、更に後ろ側が狭いみたいな感じになっていました。
広い、狭い、広い、狭いみたいな不思議な感じになっており、ピストン前進時の抵抗が不均一にかかる感じでした。
バレル・チャンバーはこんな感じ。
チャンバーを分解するにはチャンバー後部のネジ2本を外すだけです。
後はカバーを外したりインナーバレルを抜くだけです。
チャンバーの内側にHOPパッキンが残ってしまったので、パッキンを抜きつつバレルクリップを外しました。
HOPパッキンはエアーコッキングハンドガンシリーズと同じ仕様で、バレルに被せるだけです。
尚、HOPパッキンは割と硬めですね。
という訳で、全部のパーツが外されたメカボックスはこんな感じ。
結構べっとりグリスが付着しています。
という訳で、CYMA CM352Mの分解レビューは以上になります。