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ACRO FN ブローニング M1900の分解レビュー

記事作成日:2022年12月9日

先日レビューしたACRO FN ブローニング M1900 エアーコッキングハンドガンを分解していきます。

マガジンの分解

という訳で、まずはマガジンから。
マガジンは側面のネジ2本外す事で真っ二つに出来ます。
スプリングはほとんど圧縮されずに入っているので分解する事でスプリングやフォロワートップが飛び出すような事はありませんでした。

大きさの割にそれなりにズッシリしていたので重りでも入っているのかなと思っていたのですが、思いの外スカスカでした。

マガジンの重量を増やしていたのはこの薬莢風の真鍮の塊です。
これ、空薬莢的な物ではなくぎっちり詰まった真鍮の塊でした。

本体の分解(スライドとグリップの分離)

スライドとグリップを分離させるには2本のピンを抜きます。
そうする事で上下に分離させる事が出来ます。

スライド側のパーツ紹介

スライド側にトリガーやシアーなどもくっついているのがこの銃の面白い構造だと思います。

トリガー、トリガーバー、シアー、ピストン周りはこんな感じ。

トリガーバーは引っかかってるだけなので簡単に外れます。
ピストンスプリングガイドは下方向に引っ張れば外れるのと、ピストンスプリングも同様に外せます。

ピストンスプリングガイドはシアーと一体型になっています。

ピストンスプリングはこんな感じでかなり細く硬い物が入っています。

スプリングガイドを外した時に気づいたのですが、スプリング類を外す前にリアサイト外した方が楽だと思います。
リアサイト前側の細いピンを外す事で外す事が出来ます。

尚、ピストン周りはリアサイトを外さないと外す事が出来ません。

ピストンはこんな感じで縦長というかなりユニークな形状をしています。
そしてノズルは下側という…。

ピストンはカップでかなり低粘度のグリスが塗布されています。
また、ローディングノズル側の内径ともぴったりなサイズで凄い丁度良い具合に感じられました。

ローディングノズルを外したらトリガーを後ろに引っ張る事でトリガーとチャンバーを外す事が出来ます。

チャンバーはモナカ構造になっており、開くとトリガーを外す事が出来ます。

HOPパッキンを外すとこんな感じ。
開封レビューでも触れましたが、ACRO FN ブローニング M1900のバレルはインナーバレルとアウターバレルに別れておらず、一体型の樹脂パーツになっています。
成形樹脂なのでパーティングラインも目立ちますし、HOP窓まわりのバリも結構多いですね。

インナーバレル内側にもそれなりにバリが出ていますね。
ただ、HOPパッキンは結構良さげな構造をしている気がします。
面でBB弾を保持しつつ、僅かな突起で回転掛けるみたいな仕様になっています。

ちなみに、スライドを引いた時に見える刻印の全体像はこんな感じでした。

スライドに残るパーツはリターンスプリングのみです。
バレルまで外したらこれも引っ張れば外れます。
ちなみに、「なんでこんなに硬いんだ?」と思う位に硬いリターンスプリングが入っていました。

多分コッキングが気持ち重めなのはこのリターンスプリングが原因になっている気がします。

バレルがリターンスプリングのスプリングガイドを通る構造なのも面白いですね。

グリップ側のパーツ紹介

続いて、グリップ側のパーツを見ていきます。
とは言え、ほとんどのパーツがスライド側に集約されているので、グリップ側にはほとんどパーツが無いんですが…。

グリップパネルは側面のネジを外せば取り外す事が出来ます。
ちなみに、ネジ穴は金属パーツで補強されていました。

セーフティレバーを外そうかと思ったのですが、抜け止めワッシャーが使われており外すと戻せなく可能性があったので、外さない事にしました。

マガジンキャッチはピンを抜けば外せます。

最後にランヤードホールを外そうと思ったのですが、引っ張っても抜けそうで抜けず、金色ピン?みたいな物が確認出来る事からはめ殺し仕様になってたりするのかな?と思いとりあえず外すのはやめておきました。


という訳で、ACRO FN ブローニング M1900の分解レビューは以上になります。
特に中身を弄る余地は無いですが、インナーバレルのバリ取り位はしようかなと思っています。

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