Globamill Re Voltage 11.1V 1500mAh 85C-150C 三叉タイプ 高CレートLiPoバッテリーのレビュー
記事作成日:2023年5月9日
Globamillさんが販売を行なうLiPo バッテリー、Re Voltage 11.1V 1500mAh 85C-150Cを送って頂いたのでレビューしていきます。
販売価格は予価になりますが2800円、販売方法は通販になるそうです。
内容物はバッテリー本体と説明書です。
外観の紹介
電圧は11.1V(3セル)で容量は1500mAh、Cレートは定格85C、バースト150Cの高CレートLiPoバッテリーとなっています。
セルが3つに分岐している、セパレートタイプとか三叉タイプとか言われる形状をしています。
裏側には注意書きが記載されたシールが貼られています。
内容は一般的な物ですね。
セル部分の長さは約128.4mm、厚み(1セル分)は約8.0mm、幅は約20.0mmです。
バッテリーコネクタはディーンズコネクタになっています。
理論値になりますが定格でも127.5Aの電流が流れる製品ですからね。
スペック通りの電流が流れるなら、ディーンズコネクターでも共用電流外のスペックですが電動ガンではそんな高アンペアが流れる事はあまり無いと思います。
尚、各セルをつなぐ配線とバランスケーブルは熱収縮チューブで暴れないようにまとめられています。
また、バランスコネクター部にも熱収縮チューブが巻かれていました。
セル同士を繋ぐ配線は約60mmあり、バッテリーコネクター側の配線は約94mmあります。
バッテリーの収納について
三叉タイプなので、ストックチューブに入れる場合は1セルをストックチューブに入れつつ、他の2セルをバッテリーの収納に対応するLMTタイプストックのような物に収めるのが良いと思います。
ハンドガードに入れる場合はレイアウトをうまいことすればバレルの左右+バレル下部みたいな感じに収める事が出来ます。
内部抵抗について
とりあえず充電を行い、内部抵抗を計測してみました。
結果セル1が12mΩ、セル2が11mΩ、セル3が12mΩと比較的内部抵抗は低めとなっています。
全体で35mΩと、十分に優秀なバッテリーだと思います。
電動ガンに繋いだ際のサイクルや電流値について
という訳で、こちらのバッテリーを電動ガンに繋いで動かしていきます。
今回は7.4V 1200mAh 45C-90C以外にも色々なバッテリーをお送り頂いたので共通して検証が出来るようにJefftron Leviathan-V2 OPTICALを組み込んだLCT LK-53を使って検証していきます。
7.4V用で組んではいますが、セッティング的に11.1Vで回しても問題が無い製品ですし、Leviathanによって正確な電流値やサイクルなどを計測出来るので最近はLiPoバッテリーの動作検証用に使っています。
尚、銃本体の端子がXT60になっているのでディーンズコネクターへの変換ケーブルを噛まして接続しています。
ファームウェアのバージョンは2.16、連射サイクル100%、アクティブブレーキ60%、プリコックOFF、ショット間のディレイ設定OFFの設定にしています。
プリコックをOFFにしている理由はバッテリーによって適切なプリコック設定は変わってしまう為、同条件で検証をする為にOFFにしています。
結果はこんな感じになりました。
連射サイクル:19.2rps(1153.8rpm)
セミのサイクルタイム:62ms
フルのサイクルタイム:52ms
突入電流:76.3A
セミの平均消費電流:36.9A
フルの平均消費電流:11.4A
思いの外発射サイクルが控えめのようですが、突入電流や消費電流を見る限りかなり高い事が分かります。
という訳で、Globamill Re Voltage 11.1V 1500mAh 85C-150C 三叉タイプ 高CレートLiPoバッテリーのレビューは以上になります。