エボログ

森系のサバイバルゲームフィールドでサーマルイメージャーを使ってみた(InfiRay RH25 Pfalcon640+)

記事作成日:2023年10月11日

先日、サバイバルゲームフィールド SAVASでゲームをした時にInfiRay RH25 Pfalcon640+を使ってみました。
SAVASはフィールド内の所々に人工物もありますが、殆が竹や草木が生えているエリアになっている、森林系フィールドです。

前はCQB系のフィールドで使いましたが、その時は人工物が日光によって温められてしまい人の認識ができなくなってしまったり、熱を透過するような物が殆無かった為人の熱を認識する為には開けた場所から覗くか、容易に視認出来る距離(10m圏内)まで近づかないといけませんでした。

その為、ただのデバフでしか無かったのですが森系のフィールドだとどんな感じなのかを確かめる為に、今回は電動ガンの上にRH25とSLx1を取り付けてクリップオンモードで使ってみました。

尚、RH25の色設定はホワイトホットにしています。

尚、覗くとこんな感じ。
カメラで撮影するとピントが合っていませんが肉眼で見るとピントは合います。

シューティングレンジのターゲットは割とちゃんと視認する事が出来ます。
また、草や竹、笹などと比べると木の幹の温度がかなり低い事が分かります。

実際にゲーム中に使ってみてわかった事なのですが、CQB系フィールドと違って竹が多いフィールドは温度差が殆なくて全体的に真っ白でした。
所々木が生えている所は黒くなっているので分かりやすいですが、そうじゃない所は本当に真っ白です。(木の種類によっても暖かかったり冷たかったりとまちまち)

木の幹の温度が低い
全体的に白い

ただし、それのお陰で人はめちゃくちゃ認識しやすかったです。
人がセンサーに捉えられると極端に画面のコントラストが変化し、人の熱源が強調表示されます。

このように体の殆が草木で隠れているような状況であってもしっかり真っ白に表示されるので、よく分かります。

ただし、熱源を認識出来たからと言って撃って当たるかどうかは別問題です。
今回試した限りでは熱源を認識出来た所に撃ち込んでも殆が竹や笹に阻まれて通りませんでした。

これくらいハッキリ見えていても弾は阻まれます。
フルオートでゴリ押しすれば何とかなるかも知れませんが、セミオートで2、3発撃つ程度だと結構キツイですね。

その為、サーマルイメージャーで索敵を行った後、肉眼でちゃんと確認して、弾が通りそうかどうかを判断する必要があります。

また、熱源があまりに小さすぎて人かどうか認識し辛い時は近くに居る人と一緒に捉えるとより分かりやすくなる事も判明しました。
また、同様の理屈で自分の手を少し画面に映るように(指先が映れば大丈夫)しても同様の見た目になるので人を認識しやすくなります。

遠くに縦長の熱源があるが、本当に人かどうかが分からない
近くの人と一緒に映す事で同じ温度である事が分かる

慣れてくると「画面がこの色味の時にこの明るさ(白さ)の物があれば人だな」と分かるようになってくるので、熱源の識別に関しては慣れればこんな煩わしい事をしなくても人らしい熱源を認識する事が出来ると思いますが、単純に見やすくなるので、索敵時は手をかざしてあげると良いかも知れないです。

あと、静止画だと分かりづらいですが、実際は動いて見えるので動かない茂みの中に動く熱源があれば100%人だと分かりますね。
これに関しては肉眼での索敵も同じですが、肉眼だと見えにくい草の影に隠れてる人とかがバッチリ見えるのは強いです…。

例えばこういう感じでほんの僅かに明るい(白い)所を見つけたらそこを注意して見る事で人かどうかの判断が出来たりします。

中央に少し明るい(白い)場所がある

このように、森系フィールドでサーマルイメージャーを使ってみて分かったのは索敵能力は格段に向上するものの、そのまま射撃してもBB弾が通るかどうかの判断が出来ないので要注意といった感じですね。

敵を認識出来ていて、ちゃんと狙う事が出来ていても弾が通らなければただ位置バレするだけですからね。

ただし、索敵能力の高さは半端じゃないと思います。
相手の迷彩服は実質無効化されますし、ギリースーツのような全身を覆うような物を着用していたとしても体に触れ続けているとギリースーツも熱を持つので認識出来るようになります。
スカスカ系のギリースーツだと熱は持ちにくいですが、隙間から熱を視認する事が出来ます。

ハーフギリースーツを着ている人
遠くの方の茂みでしゃがんでいる人

どの程度迷彩効果を無効化出来るのかというと、例えばこれくらいの茂みの裏に居る人の熱源はバッチリ見えます。
一応派手な服を着ていれば肉眼でも認識出来る程度の隙間はありますが、迷彩服を着ているとほぼ認識出来ません。

肉眼だと全然分かりません
サーマルで見ると裏に居る人が見える

また、障害物にわずかな隙間でもあればそれを視認する事も出来ます。
例えば肉眼の状態ではどこに敵が居るのか全く分かりません(既に撃たれている状態なのである程度の方向は分かっていますが、正確な位置までは分かりません)

サーマルイメージャーで確認すると正面の竹が倒れている箇所の奥にしゃがんでいる人が居る事が分かります。
胴体部分は竹で隠れていますが、腕と手が見えています。

先述もしましたが、ここに撃ち込んでも弾が通らないので敵を倒す事は出来ませんが…。

尚、RH25の録画機能を使って撮影した動画を繋げたダイジェスト動画的なのを作ったので、YouTubeに上げました。
特に説明も何もない動画ですが…。

ちなみに、サーマルイメージャーを覗く事に集中しすぎたせいで気づいたらめちゃくちゃ近くに敵が居たという事もある(ずっとブッシュの濃い所を迂回して攻めてきていたらしい)ので、サーマルでの索敵を意識し過ぎるのも禁物でした。

足音が聞こえて振り向いたら影からヌッと敵が出てきた瞬間

ある程度は普段どおり肉眼で索敵を行い、怪しい所や「ここ通れるかな…?」といった所でサーマルを使って敵を探すという使い方が良い気がしました。

なので、昼のサバイバルゲームでは照準器として使うのではなく、あくまで索敵用の補助装置として使うのが良さそうです。