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Aim-O製 Aimpoint ACRO P-2スタイル レプリカドットサイトを買ってみたのでレビューします。

記事作成日:2024年1月4日

AmazonでQIRUIMYブランドとして販売されている、Aim-O製ドットサイトを東京マルイ G17 Gen5 MOSに取り付けるマウントベース作成時の寸法確認用として買ってみました。
こちらの製品はAimpoint ACRO P-2のデザインを模した製品で、MOSマウントとREPTILIAタイプマウントが同梱されている製品になります。

内容物はドットサイト本体とマウント、MOSマウント取付け用のネジ、レンチ、クリーニングクロス、説明書です。
尚、付属の工具であるトルクスレンチはゼロイン調整に使えるT10サイズ、L字六角レンチは2.5mmでMOSマウントを固定するのに使用する物になります。

マウントベースを固定する為のネジは別途3mmの六角レンチを用意する必要があります。

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付属のマウントについて

こちらの製品にはMOSマウントと20mmレールマウントの2つが付属しています。

MOSマウントはこんな感じでM3の皿ねじが取り付け用のネジとして同梱しています。
ネジ穴の位置的には実銃のMOS規格のように見え、少なくともVFCともBomber AirsoftのカスタムスライドのGlock MOSとも互換性は無さそうです。
また、BATONのGlock用にしては穴のサイズが小さすぎる気がします。

20mmレールマウントはREPTILIAタイプの1.41インチマウントが付属しています。
形状は再現されていますが刻印などは入っていない、無地のマウントです。

中腹が窪んでいる特徴的なデザインのマウントです。

ドットサイト本体のレビュー

Aim-O製 Aimpoint ACRO P-2スタイル レプリカドットサイト本体を見ていきます。
外観はある程度再現されているようですが、Aimpointのロゴは入っていないですし、エッジの丸みとかも全然無いので、一発でレプリカだと分かる見た目をしています。

対物レンズ側にはレティクルを反射するハーフミラーレンズの外側に別のレンズが付いています。
また、ここが真っ平らなのもレプリカっぽさがありますね。(実物には段差がある)

輝度調節ボタンは妙に明るい灰色になっており、+と-ボタンだけが出っ張っています。
その間に仕切りとして入っている横棒は印刷されているだけで膨らんでいません。

ボタンの操作は下記の通りになっています。

  • 電源ON:+か-ボタン押し
  • 電源OFF:-ボタン長押し、もしくは+-同時押し
  • 輝度上げ:+ボタン押し
  • 輝度下げ:-ボタン押し

輝度調節ボタンの後ろ側には電池ボックスが付いており、電池はCR2032を1つ使用します。
ACRO P-1はCR1632という一回り小さい電池を使用するのですが、ACRO P-2ではドットサイトでは一般的なCR2032になっています。

右側面はこんな感じ。
スイッチや電源が左側に集中しているので右側はあっさりしています。

エレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルはこんな感じ。
白彫りで調整方向が印字されており、ダイヤルを回した感触はかなり柔らかいクリック感があります。

接眼レンズ側はこんな感じで、対物レンズと同様にこちらにも保護レンズが付いています。
ここもなんかごっついんですよね。(実物はもっと縁が薄くてスリムなハズ)
尚、内側に付いているチューブとハウジングの隙間から電源ケーブルと思われるケーブルが確認出来ますし、結構隙間が開いている感じです。

マウントはこんな感じ。
側面からクランプして固定する仕様の物で、マウント規格はACRO P-1と共通です。

付属のREPTILIAタイプマウントに取り付けるとこんな感じ。

レンズコーティングについて

対物レンズにはルビーコートが施されており、冒頭でも紹介しましたがハーフミラーレンズの外側にもう1枚レンズが付いています。
この外側のレンズには特にコーティングは施されていないようです。

接眼レンズ側には若干薄水色のコーティングが施されているようです。
なお、こちら側にはレンズは1枚しか無さそうです。

覗いた時の様子

覗くとこんな感じ。
レンズは丈夫が青みがかっており中央から下付近が透明というグラデーションが掛かっています。
実物のACRO P-2を覗いた時よりもなんかレンズが小さく感じられるのですが、ハウジングがごっついせいかもしれません。(ちゃんと比較していないので正確な事は分かりません)

また、見ての通りレンズ下部にモヤモヤした反射が確認出来ます。
どこにどう反射して起きている物なのかは不明ですが、チューブ内の乱反射処理が全然行われていないのでそれが原因なのかな?と思っています。

レティクルを点灯させるとこんな感じ。
ドットは小さいですが、2MOAほど小さくは無さそうで、感覚的に4MOA位のサイズはありそうです。

また、輝度は10段階の中ちゃんと見えるのは5段階位からで、最大輝度にしてもだいぶ暗いです。
屋外だとレティクルが視認できなくなるくらいの明るさなので、屋外で使おうとしている場合は注意が必要でしょう。

日陰や曇り空くらいならなんとか大丈夫ですが、炎天下だと厳しいでしょう。

ハンドガンを構えた時想定で覗くとこんな感じで見えます。

レンズの歪みとパララックス計測

いつも通り2m先のモニターを覗いて歪みをチェックします。
レンズ中央付近から若干の歪みがあり、レンズのフチの方は歪みが結構大きいです。

この状態で視点を上下左右に動かすとこんな感じ。
視点を動かしても歪みは大きく変わりませんが、元々歪んでいるのでグニグニ動く感じが気持ち悪いですね。
また、パララックスに関しては下方向への移動以外共用範囲である円かに乗っかるかはみ出すかといった感じで、ちょっとパララックスは大きめな印象があります。

尚、ハンドガンを構えた想定の距離で覗くとこんな感じ。
歪みはそんなに変わらないですが、ドットサイト内の視野が狭くなる分歪みは近くで覗いた時と比べるとそこまで気にならないかと思いますが、まあ普通に歪んでますね…。


という訳で、Aim-O Aimpoint ACRO P-2スタイル レプリカドットサイトの紹介でした。

尚、この製品を元に東京マルイ G17 Gen5 MOS用のマウントを作成、試作までは行ったのですが強度的に金属にしないと耐える事が出来無さそうだった(射撃にはある程度耐えれそうなものの、個人的に納得出来る実用強度が得られ無さそう)のと、ネットの情報を見ていると普通に年明け位にはちゃんとしたメーカーから製品が出そうだったので、それ待ちで良いかなと思い開発は中止しました。

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