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HK33A2タイプ電動ガン、LCT LK-33A2のレビュー

記事作成日:2024年1月15日

H.T.G.の2024年新春 88,000円福袋から出た電動ガン、LCT LK-33A2のレビューを行っていきます。
こちらの製品はG3をベースに5.56mmNATO弾を使用できるようにしたHK33を模した製品で、ライセンスなどは取得していない為「LK-33」という名前で販売されています。

今回福袋から出てきたのは固定ストックのA2になります。

尚、こちらの製品にはリコイル付きのモデル(EBBバージョン)リコイル無しのモデルが存在しますが、今回レビューするのはリコイル無しの物になります。

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内容物の紹介

内容物はカタログと弾速証明書、LK-33A2本体、マガジン(多弾数マガジン)、予備のネジ・ピンです。

付属のマガジンについて

LK-33に付属するマガジンは25Round形状の多弾数マガジンで、装弾数は300発
外装はスチールプレスで出来ておりかなりリアルな見た目になっています。

マガジン上部に蓋が付いており、ここからBB弾を流し込みます。
蓋は結構硬いので爪を引っ掛けて開けようとすると爪が割れそうになるので、マイナスドライバーを使って開けると楽です。

マガジン底部にはゼンマイが付いています。
こちらを巻いてBB弾を巻き上げれるようにします。

LCT LK-33A2本体のレビュー

LK-33A2はこんな感じ。
G3A2がベースになっているという事もあり長く、スチールパーツ盛りだくさんなので重量もかなりあります。

マズルはこんな感じ。
一応取り外す事ができるらしいですが、スプリングによるテンションが強くて簡単には回す事が出来無さそうでした。
LK-53を買った時も結局外してなかった気がします。

ガスブロック周りはこんな感じ。
側面にはスリングスイベルが付いており、下部にはバイポッドを取り付ける為の溝が付いています。

バイポッド取り付け基部はこんな感じ。
ここに別売のバイポッドを取り付ける事が出来ます。(バイポッドも購入済みなので別記事で紹介します)
尚、ハンドガードについている板バネはバイポッドをロックさせる為の物になります。

ちょっと赤錆が出ている

ハンドガードは太めのポリマー製で折りたたんだバイポッドを逃がす為の窪みが設けられており、こういう所にも時代を感じますね。
また、ハンドガードの右側面にはスリングスイベルも付いています。

ハンドガード上部、ガスピストン部はこんな感じ。
ここにコッキングハンドルが付いており、しっかり稼働しますしHKスラップも可能です。(特にやる意味は無いですし、あまり推奨もされないとは思いますが…)

レシーバーはこんな感じ。
アッパーレシーバーはスチールプレス、ロアレシーバーは樹脂で出来ています。

エジェクションポートはこんな感じ。
ザラザラとした質感のボルトが付いており、コッキングハンドルを引くとボルトが後退し、HOPダイヤルにアクセスする事ができるようになります。
HOPダイヤルはカチカチとクリック感のあるドラム式です。

レシーバー上部にはマウントベースを取り付ける事が出来ます。

フロントサイト、リアサイトはこんな感じ。
リアサイトはG3系と同様でドラム式になっておりノッチ形状が1つ、ピープホールが3つになります。
左右の位置調整は側面のネジで行う事が出来ます。

ノッチとピープホールのサイトピクチャーはそれぞれこんな感じ。

ノッチ使用時
ピープホール使用時

マグウェル周りはこんな感じ。
内側にはマガジンを引っ掛ける為のコの字状のフックが付いています。
また、シリアルナンバーはマグウェル内側に付いています。

マガジンを挿すとこんな感じ。

25Roundタイプ(純正サイズ)と40Roundタイプ(ロングマガジン)での見た目はそれぞれこんな感じになります。

セレクターレバーはこんな感じで、Sがセーフ、Eがセミオート、Fがフルオートです。
レバーはプランジャーのテンションによってしっかりしたクリック感があります。

反対側のセレクターレバーは連動しておらず、常にセーフ状態を指しています。

トリガーはこんな感じ。
HK53の時もそうでしたが、トリガーの左側がザラザラというかメチャクチャ目の粗いヤスリで削ったかのように凸凹になっています。

グリップはこんな感じでG3系と同様の左右非対称な形状になっています。
その為、右手で握ると握りやすいですが、左手で握ると違和感があります。(めちゃくちゃ握りづらかったりする訳では無いです)

ストックはこんな感じ。
A2は固定ストックモデルなので、樹脂製のストックが付いています。
また、ストック中腹にはスリングスイベルも付いています。

バットプレートは板バネによって固定されており、叩くように押し下げる事でスライドさせ、取り外す事が出来ます。

バッテリーコネクターはミニコネクターで、VFC製品おなじみの細い配線が繋がっています。
尚、ストック内のバッテリースペースはかなり広く、ミニSバッテリー位なら余裕で収める事ができるのでバッテリーの自由度はかなり高いです。

箱出し状態での初速と発射サイクルについて

それでは箱出し状態の初速と発射サイクルを見ていきます。
使用バッテリーはDCI Guns 7.4V 1000mAh 25C/50CのLiPoバッテリーを変換コネクターを使って繋げています。
BB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾です。

結果、初速は90m/s〜91m/s程度、発射サイクルは秒間14.1発でした。
初速も結構安定していますし、発射サイクルもちょっと遅いですが悪くはない感じ。

モーターのスペックも高いようで立ち上がりも良く、ギアノイズもかなり少ないのも良いですね。

尚、先日の『2024年新春 エアガン福袋限定サバゲー』で箱出しドノーマル状態のLCT LK-33A2を使ってきましたが、0.25g弾を使えば40m位先のマンターゲット程度なら余裕で当てる事ができるレベルの弾の伸びと精度はありました。

箱出し性能もかなり優秀ですねぇ…。
もっとも、バレルが長いせいで射撃姿勢が不安定だと変な弾道になってしまうので、雑な撃ち方をしていると全然当たらないです。


という訳で、LCT LK-33A2のレビューは以上になります。
とりあえず外装のクオリティは電動ガン用としてデフォルメされている箇所はちらほらあるものの、非常に高い物だと思いますし、箱出し性能はかなり優秀な部類になると思います。
分解レビューやカスタムは後日投稿する予定です。

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