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LCT LK-33A2(HK33A2) AEGの分解レビュー
記事作成日:2024年2月2日
先日開封レビュー記事を書いたHK33A2を模したLCT製電動ガン、LK-33A2を分解していきます。
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外装パーツの取り外しについて
まずはハンドガードとストックを外します。
これらはピンを外すだけで簡単に取り外す事が出来ます。
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ハンドガード内側にはヒートシンクを模した鉄板も付いています。
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今回分解しているLK-33A2は固定ストックが付いており後方配線になっておりストック内にバッテリーを収納する仕様になっていますが、LK-33A3では伸縮ストックが付いている影響で前方配線仕様でハンドガード内にバッテリーを収納します。
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しかし、LK-33のハンドガード内スペースは非常に狭く、一応セルの厚みが薄い二股バッテリーを収める事が出来るようにアウターバレルの上下が削られています。
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続いて、マガジンキャッチ部に付いているピンを外し、アッパーレシーバーとロアレシーバーに分離させます。
こうするとアッパーレシーバーからインナーバレルを取り外す事が出来ます。
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ボルトの取り外しについて
続いて、アッパーレシーバーに付いているボルトも外していきます。
このボルトはリコイルモデルの物を加工した物になっており、ピストンにぶつかる突起が無くなっています。
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ボルトを外すにはアッパーレシーバー後部に付いているピンを抜くだけです。
これでスプリングガイドとボルトを外す事が出来ます。
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ボルトの重量は263gとなかなかの重さがあります。
リコイルモデルの、削られていない状態だともう少し重いんでしょうね。
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開封レビュー時点では外すのを諦めていたフラッシュハイダーは、力いっぱい時計回りに回せば外せました。
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アウターバレル内はこんな感じで、内側は結構汚れているように感じます。
また、バレル先端にはガタとり用のカラーが付いています。
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チャンバー・バレル周りについて
チャンバーやバレル周りを見ていきます。
チャンバーにはかなり大きめなスプリングとスペーサーが付いており、このスプリングによってチャンバーがメカボックスに押し付けられる仕様になっています。
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チャンバー周りはこんな感じ。
よくあるドラム式のHOPダイヤルが付いている樹脂チャンバーです。
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HOPダイヤルを取り外し、その後HOPアームを取り外します。
ダイヤルはほぼ一周させる事が出来る仕様で、HOPアームに付いているクッションゴムは柔らかめのゴムチューブです。
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バレルクリップを取り外すとインナーバレルやHOPパッキンを取り外す事が出来ます。
尚、LCTのバレルクリップはVFCの一部メーカーでも使われている、ガッチリロックされてハズしにくいタイプのクリップになります。
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HOPパッキンはこんな感じ。
硬度は60度程度の物で、シンプルな突起が付いています。
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HOP窓はシンプルな形状ですが、切削がうまく出来ていないのか歪んでいますし、何故かバレルの内側に激しい傷が付いていました。
明らかに横方向に擦れたような傷跡で、何でこんな所に傷が付くんだ?って感じですが、手作業で何かしら処理をしたんでしょうか…。
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マズル側のテーパー処理も手作業でやったのか?と思える位にガタガタです。
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ロアレシーバーからメカボックスの取り外し
続いて、ロアレシーバーからメカボックスを取り外していきます。
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まずグリップの底蓋を外してモーターを取り外します。
モーターの上下位置調整はイモネジで行われ、内側にプレートが入っている東京マルイの標準的な仕様になっています。
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モーターはLCTオリジナルのハイトルクモーターが採用されており、モーターシャフト周辺にはとんでもない量のグリスが塗布されています。
何でこんな所にこんな量のグリスが…と思うのですが…。
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モーター自体は結構優秀なハイトルクモーターで、極端に硬いスプリングじゃない限り大抵の硬めなスプリングでも引くことが出来るトルクがあります。
以前、LK53を弄った時もモーターに関しては交換せずに使っていました。
ピニオンギアはD型、ブラシ形状はレイダウン型です。
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続いて、グリップ内側のネジを外します。
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その後、セレクターレバー部に付いているピンを抜き、テイクダウンピン的なピンを外します。
尚、テイクダウンピン的なピンはクリップみたいなバネによって抜けなくなっているので、このバネを外してからピンを抜いた方が良いと思います。
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これでロアレシーバーからメカボックスを抜く事が出来ます。
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メカボックスの分解について
最後にメカボックスを分解して内部をみていきます。
その前にメカボックスの外側から見える点を紹介していきます。
まず、LCT LK33のメカボックスは同社のリコイルユニットに対応しているVer2亜種系メカボックスになります。
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軸受のサイズは9mmで、全てボールベアリングになっています。
ただし、ボール部にギアと同じ高粘度なグリスが塗布されており結構ドロドロになっているのと、話しに聞く限りLCTのボールベアリングは初期不良や故障の確率が高いようです。
自分もLK53を弄った時は社外製の軸受に交換しました。
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リコイルスプリングガイドはQD仕様になっている為、メカボックス後部から外す事が出来ます。
尚、このスプリングガイドはストックを外した時点で取り外す事が出来るので、最後の初速調整をスプリングで行う事が簡単に出来る仕様になっています。
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ピストンスプリングは線形太めで短い物が入っており、スプリングガイドはスラストベアリング付きの物です。
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続いて、ネジを外してメカボックスを開いて行くのですが…
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ギアのシャフトが軸受に刺さったまま全然抜けず、やむおえずこのような開け方になりました。
そういえばLK53を分解した時もギアを外すのにピンポンチを使う必要がありました…。
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という訳で、今回もピンポンチを使ってギアを軸受から外しました。
ちなみに、セクターギア、スパーギア、ベベルギア全てピンポンチを使って外す必要がありました。
ギアはLCT製のギアセットで、ギア比は18:1。
逆転防止ラッチのカム枚数は4枚で、スパーギアとセクターギアは表面の塗装が削られて光沢が出ている外、セクターギアには金属製のセクターチップが付いています。
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吸気系のパーツはこんな感じ。
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ノズルはPOM削り出しで長さは21.45mmでした。
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ノズル先端の形状的に前方吸気非対応なタイプで内側にOリングが付いている、シーリングノズルになっています。
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タペットプレートは白色で、特に変わった事も無いシンプルな形状の物です。
ちょっと羽の所が歪んでいるのが気になりますが、まあこのままでも良いでしょう。
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シリンダーヘッドはアルミ削り出しで、Oリングが2重になっています。
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シリンダーは側面に放熱用の凹凸が付いているタイプのステンレス製フルシリンダーです。
シリンダー内側にはラックギアによって削られたと思われる傷跡が確認出来たので、ラックギアの歯の高さに問題があるかガタツキが激しい可能性がありそうです。
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ピストンはフルティースの全金属歯。
引き始めの2枚目がちょっと低くなっているだけで、ラックギアすべてに歯が付いています。
ピストンヘッドは6個穴が開いている後方吸気タイプですが、吸気穴の切削が不均一かつ切子が残っていたりしてちょっと微妙な感じ。
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ピストンヘッドを外すとこんな感じで内側にはスラストベアリングが組み込まれていました。
尚、ピストンヘッドを固定しているネジはネジロック剤によって固められている為、外すには加熱が必要でした。
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ピストン重量は31g。
アルミヘッドやスラストベアリングの重みで良い感じの重量になっていますね。
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トリガーはこんな感じで一般的なVer2メカボックスの電動ガンと同じ形状になっています。
スチール製で非常に硬いトリガーが組み込まれています。
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セレクターレバーをSAFEに入れた際にトリガーを引けなくするパーツやカットオフレバー、セレクタープレートはそれぞれこんな感じ。
これらはタペットプレートと同じ白色の樹脂で出来ています。
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トリガースイッチはこんな感じで一般的なVer2メカボックス用のスイッチが組み込まれています。
また、ハの字に開いている接点が傾いていました。
まあ、これでも動作は問題無いんですが、スイッチの消耗が偏ってしまうので修正したいですね…。
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という訳で、軸受以外の全部のパーツを取り外したメカボックスはこんな感じ。
メカボックス自体は全体的にバリが多く出ており、ちょっと歪んでいるような箇所もあったのでそこまで精度は高くは無さそうな印象があります。
ちょっと修正してあげれば使えるレベルではあると思いますので、そこまで致命的な問題は無さそうでしたが…。
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という訳で、LCT LK-33A2の分解レビューの分解レビューは以上になります。
パーツの品質は全体的に良くない感じでしたが、まあこれは個体差でしょう。
基本的には以前LCT LK-53を分解した時と同じような感じだったので、特に新しい発見は無さそうでした。
どうやって弄るかはこれから考えますが、ロングマガジンも買った事ですし、ロングレンジに対応しているLMG的な運用をしたいなと思っているので、そんな運用が出来るように弄っていくつもりです。
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