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GHK G5 TAN ガスブローバックライフル(GHK-G5-TN)のレビュー

記事作成日:2024年1月17日

GHK製ガスブローバックライフル、GHK G5のTANカラーがH.T.G.の88,000円福袋から出たのでレビューします。
ちなみに、GHK G5は10年前に既に購入しておりレビューも行っていますがGHK G5は7、8年ほど前に一度マイナーチェンジをしており、今回レビューする個体はマイナーチェンジ後の個体と思われます。

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内容物は銃本体とマガジン、M4ストックチューブを取り付ける為のアタッチメント、説明書、BBローダー(GHKマガジン用のアタッチメント付き)です。

GHK G5にはストックをM4ストックに変更する為のアタッチメントが付属してきます。
ここに電動ガン用のストックチューブを取り付ける事で、M4ストックを取り付ける事が出来るようになります。

付属のマガジン(GHK GMAG)について

付属のマガジンは同社製のM4シリーズと共通のマガジンで、GMAGという名前で販売されている、MAGPUL Pマグスタイルのマガジンになります。
本体カラーと同じTANカラーのマガジンが付属します。

リップ側はこんな感じ。
空打ちモード的な物は無いので、空打ちをするにはリップに詰め物をする必要があります。
GHK G5にはボルトリリースボタンも無いので、ボタンを押しながら空打ちみたいな事が出来ないんですよね。

放出バルブの下に注入バルブが付いています。
注入バルブは海外仕様のままなので、日本仕様注入バルブに交換した方がガスが入れやすくなります。

刻印周りはこんな感じ。
『PMAG』となっている部分が『GMAG』となっている位で基本的にはMAGPUL Pマグと同じ位置に刻印が入っています。
マガジンバンパーの形状や刻印はGHKオリジナルで、ここにGHKのロゴが入っています。

マガジンの重量はガス空の状態で388g。
海外仕様バルブのままだとガスが満タンになっているかどうかがわからないので、とりあえず30秒ほど入れた状態での重量は425gになりました。

ガス空の状態
ガス満タン?の状態

ガス容量は37gのようですが、多分日本仕様バルブに交換する事でもっとガスが入るようになると思います。

GHK G5 TANの外観紹介

という訳で、GHK G5 TANの外観を見ていきます。

GHK G5はGHK製長物GBBシリーズの中でもかなり安価な製品で、どことなくCZ EVO3っぽい見た目のオリジナルデザイン製品になります。
コンパクトかつ外装パーツの殆がナイロンでできており、非常に軽量なのが特徴です。(マガジン無しの本体重量が1447g)

ただし、至る所にバリが出ており、エッジがチクチクする所があります。
あまりに気になる所はカッターナイフやヤスリを使って削ってあげた方が良さそうです。

フラッシュハイダーはこんな感じで、CZ EVO3のハイダーをスリムにしたような見た目をしています。
ここはアルミで出来ており、14mm逆ネジでアウターバレルに付いています。

ハンドガードはこんな感じで下部と側面には20mmレールが付いており、トップレールはアッパーレシーバーと一体になっています。

尚、サイドレールはレールパネルのようにハンドガードにネジ止めされていますが、外しても基部の凹凸がむき出しになるだけで見栄えは良くないので外して使うのは想定していない感じです。

コッキングハンドルはMP5のような感じでハンドガード上部についており、引いた後持ち上げる事でボルトオープン状態にする事も出来ます。

尚、こちらのハンドルは左右を入れ替える事も出来ます。
ハンドルの開いている方からHOP調節ダイヤルにアクセスする事が出来ますが、HOP調整を行うには細い棒を突っ込んで回す必要があります。

昔、GHK G5を使っていた時はアウターバレルを固定しているネジを1個だけ付けておきアウターバレルを簡単に外せるようにした状態で、HOP調整をする時にアウターバレルを外してダイヤルを直接回すような事をしていました。

エジェクションポート周りはこんな感じ。

HOPパッキンは初期と変わらずグレーの柔らかい物が付いています。
内部パーツに関しては後日投稿する予定の分解レビューの方で詳しく紹介します。

フロントサイト・リアサイトはフリップアップ式の物が付いており、フロントサイトはハンドガード上部に埋め込まれているタイプになります。

サイトピクチャーはこんな感じ。

レシーバーはこんな感じ。
ナイロン製ではあるものの、結構固くガッチリしています。

マグウェルはこんな感じで前側には深めのセレーションが付いています。
右側にはG5のロゴが入っています。

マガジンキャッチはアンビ仕様になっており、ここは金属(アルミ)で出来ています。

セレクターレバーはシンプルな90度仕様でここもアルミで出来ています。
Sがセーフティ、Eがセミオート、Fがフルオートで結構しっかりしたクリック感があるセレクターレバーです。

また、このセレクターレバーはアンビ仕様になっており、反対側のレバーも連動して動きます。

トリガー周りはこんな感じ。
トリガーはシンプルな三日月状の物で材質はアルミ、トリガーガードはレシーバーと一体型になっています。

グリップはシンプルなシボが付いており、薄いです。
カクカクしているデザインですが、薄いので個人的には握りやすいです。

アッパーレシーバーには『説明書見てから使えよ』との注意書きが入っています。
こんなの凸刻印にしなくても良いのに…なんで刻印にしちゃったんでしょうか。

アッパーレシーバー後部の左右にはスリングスイベルが付いています。

ストックはこんな感じ。
ストックは明らかにCZ EVO3を意識してそうな形状になっており、GHK G5がCZ EVO3っぽい感じがするのはこのストック形状の影響が大きい気がします。

伸縮+折り畳み可能なポリマーストックで、バットプレートストックは4段階で調整する事が出来ます。

ストック上部に窪んでいる所があり、ストックを折り畳むとケースリフレクターに引っかかって固定されます。

ストックを折りたたんだ状態のストック基部はこんな感じ。

バットプレートはこんな感じで深めのセレーションも付いていますが、グリップ力は低く結構滑ります。

箱出し状態の初速と作動性について

という訳で、箱出し状態で動かして初速を測っていきます。
尚、使用したBB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾でガスはHFC134Aです。

まずは常温状態(14.5度)から。
初速は78m/s半ば位で、このマガジン温度でもしっかりブローバックしてくれます。
ガツガツしたリコイルはありませんが、とりあえず作動性には問題が無い程度には動いていました。

続いて、マガジン温度を上げて25度の状態で計測した所、初速は86m/s程度まで上がりました。
この温度になると結構良い感じのリコイルが伝わってくるようになり、撃っていて気持ちが良いです。

更にマガジン温度を上げて35.7度にしました。
結果、初速は92.3m/sまだ上がり、この温度になるとリコイルも強くなりますし耳が痛くなるような「バキン!バキン!」という音が鳴ります。

更にマガジン温度を上げて50度近くにしてみた所、初速は96.3m/sまで上がりました。
ガスガンとしては少々危なっかしい初速になるので、夏場の温度管理はしっかりした方が良いでしょう。

尚、フルオートについても検証しようと思ったのですが、温度関係無しに生ガス吹きまくってまともにサイクルの計測が出来なかったので諦めました。
感覚的には秒間12発位かな?といった感じです。

生ガスだけではなくボルトの動きも不安定な感じで、動作を見る限りハンマーダウンするタイミングでボルトが閉鎖しきっていないような感じでした。
ボルトがバウンドしてしまっているのか、ディスコネクターやフルオートシアーの動作タイミングがおかしいのかな?と思います。


という訳で、H.T.G.の福袋から出たGHK G5のレビューは以上になります。
とりあえず分解して、弄っていこうと思いますし、今回はCO2マガジン対応とかもやってみようかなと思っています。
GHKはCO2ユーザーも多いですし、CO2カスタムはネタとして有りかなと。

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