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GHK G5 GBBの分解レビュー
記事作成日:2024年2月1日
先日開封レビュー記事を書いたGHK製ガスブローバックライフル、G5を分解していきます。
という訳で、まずはテイクダウンから。
テイクダウンピンを抜き、ピポッドピンに付いているネジを外しピンを抜けばロアレシーバーとアッパーレシーバーを分離させる事が出来ます。
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ボルトについて
アッパーレシーバーからボルトを抜きます。
M4系とは似ても似つかない特殊な形状のボルトになっています。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2024/01/DSC6140.jpg?resize=1920%2C1280&ssl=1)
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ボルトASSY後ろにはこのようなダンパーが取り付けられそうな窪みが付いた樹脂パーツが付いています。
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このパーツの裏面には球体のゴムを半分に切ったような物がダンパー?として設置されています。
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リコイルスプリングガイドに付いているネジを外す事でボルトからリコイルスプリングとリコイルスプリングガイドを分離させる事が出来ます。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2024/01/DSC6142.jpg?resize=1920%2C1280&ssl=1)
ボルト単体の重量は244g。
メチャクチャ重い訳では無いですが、本体がフルポリマーで軽い分この重さでもしっかりしたリコイルを出す事が出来ます。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2024/01/DSC6144.jpg?resize=1920%2C1280&ssl=1)
という訳で、ブログを分解していきます。
ボルトを分解するにはまず後部についているネジを外してローディングノズルのリターンスプリングをフリーにします。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2024/01/DSC6148.jpg?resize=1920%2C1280&ssl=1)
続いて、ボルト側面に付いているストッパーを外します。
このストッパーは簡単に外せるような構造にはなっておらず、ボルトに圧入されているような状態なので、隙間から細いL字レンチを突っ込んで内側から押し出すようにして取り外すと楽に外せます。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2024/01/DSC6145.jpg?resize=1920%2C1280&ssl=1)
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ストッパーはこんな感じ。
左右に同じ物が付いています。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2024/01/DSC6147.jpg?resize=1920%2C1280&ssl=1)
これでローディングノズルを取り外す事が出来ます。
ローディングノズルはこんな感じで、ボルト上部にリターンスプリングがくっついています。
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ピストン部分はダブルOリングになっており、種類と大きさの異なるOリングが付いています。
また、吸気穴付きでシリンダーのガス圧が高まった際にOリングが広げられる仕様になっています。
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ノズル先端はこんな感じでロッキングラグを再現したような凹凸も無くシンプルな感じ。(そもそもオリジナルデザインなので「本来のパーツ形状」なんて物は無いですし、シンプルなのは当然かも)
フローティングバルブ周りのパーツが確認出来ます。
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GHK G5のローディングノズルは前後のパーツが接着されており、これ以上分解しようとすると破損させてしまいますし、補修パーツも全てのパーツが組み立てられた状態の物しかありません。
また、同社のGBB M4系のノズルとも形状が大きく異なっているので互換も無いと思われます。
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シリンダー側はこんな感じでローディングノズルのリターンスプリングがシリンダー内についていないので単なる窪みがあるだけです。
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ハンドガード周りの分解
続いて、アッパーレシーバーからハンドガードを取り外していきます。
ハンドガードを外すのに分解する必要はありませんが、左右のレールパネルを取り外しました。
レールパネルは専用の凹凸とネジで固定される仕様なので、取り外した状態で使ったり別のパネルに交換したりする事は出来ません。
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M-LOKとかになっていたら便利なんですが、そもそもGHK G5が発売された時代はまだM-LOK製品は無かったような気がしますし、Keymodも流通し始めた頃でまだ各社がオリジナルの規格を作っていた時代だったかと思うので専用パネルなのも仕方がない気がします。
続いて、ハンドガード根本に付いているネジ4本を外し、アウターバレルを取り外します。
アウターバレルを外した時にレールパネルを固定するのに使っていたナットも外れます。
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アウターバレルにはフロントサイトやコッキングハンドルが付いた状態になっています。
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フロントサイトを固定しているピンを外すとコッキングハンドルも取り外す事が出来ます。
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GHK G5のコッキングハンドルは左右を入れ替える事が出来るので、コッキングハンドルを右側にしたい場合はこれくらいの分解をする必要はある感じですね。
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HOP調節ダイヤルはこんな感じで、アウターバレルの根本にちょっとだけ開いた隙間から操作する事が出来るドラム式のダイヤルが付いています。
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アウターバレルはアルミ削り出しの一本物です。
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基部底部に付いているピンを1本抜く事でアウターバレルとチャンバー側を分離させる事が出来、インナーバレル+チャンバーを取り外す事が出来ます。
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インナーバレルとHOPチャンバーについて
インナーバレルは真鍮製でドラム式のダイヤルが付いています。
外装パーツの色味と同じ、茶色いダイヤルとHOPアームが付いています。
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分解するとこんな感じで、ガスブローバック製品としては珍しくスタンダード電動ガン系のインナーバレルとHOPパッキンが付いています。
今思えば当時の海外製ガスガンって電動ガンのHOPパッキンのままな製品があったり、電動ガンをガスガンに変えるコンバージョンキットとかもあったので、時代を感じる仕様と言えばそうなのかも知れません。
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バレル長は200mmです。
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HOPパッキンは硬度60度程度の物で、HOPの突起はかなり大めでプチ長掛けみたいな形になっています。
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ロアレシーバー側の外装パーツの分解
続いて、ロアレシーバー側を分解していきます。
まず、ストックのヒンジ部に付いているEリングを外し、ヒンジのピンを抜きます。
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これでストックをロアレシーバーから分離させる事が出来ます。
GHK G5付属のM4ストックアダプターを使う場合、この分解が必要になります。
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ロアレシーバー側には発射機構に関連するパーツが色々組み込まれていますが、形状やレイアウトはM4系に似ているようでだいぶ違った物になっています。
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まず、ボルトストップはこのような形状のスチール製の物がロアレシーバーにささっており、底部にはシリコンチューブが埋め込まれています。
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また、このボルトストップは新型からマグネットによって固定される仕様になっています。
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そうなっていなかった初期型はリコイルの衝撃でボルトストップが勝手に動作してしまい、残弾があるのにも関わらずボルトオープン状態になってしまう事がありました。
夏場だとよくこの問題が起きており、GHK G5にはボルトリリースボタン的な物が無いので、1発撃つごとにコッキングする必要が出てきてしまいます。
その為、ガスブローバックなのにエアーコッキングみたいな感じの撃ち方をする必要がありましたが、その問題が改善されていますね。
グリップは底部のネジを外すと取れます。
グリップの形状は一般的なM4系と同じ感じですが、ロアレシーバーの形状が特殊なのでビーバーテール付きのグリップは相性問題が出ると思います。
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マガジンキャッチはこんな感じでこちらは普通にマガジンキャッチボタンを押しながら、マガジンキャッチを回す事で取り外す事が出来ます。
仕様は普通ですが各部の寸法が特殊なので、社外製品に交換するのは難しい気がします。
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また、ロアレシーバー側にはマガジンキャッチの動きをスムーズにさせる為なのか真鍮パイプが埋め込まれています。
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テイクダウンピンを固定しているプランジャーを取り外します。
こちらのパーツはグリップ基部側に付いているイモネジを外す事で外せます。
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続いて、セレクターレバーのクリック感を出しているプランジャーを外します。
こちらもテイクダウンピンと同様にグリップ基部側のイモネジを外す事で取り外す事が出来ます。
こちらはステンレスボールが付いています。
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次にセレクターレバーを外します。
セレクターレバーをフルオートの状態に入れると右側のセレクターレバーを固定しているイモネジを外す事が出来ます。
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セレクターレバーはこんな感じ。
だいぶ特殊な形をしているので、こちらもM4系とは非互換になるでしょう。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2024/01/DSC6191.jpg?resize=1920%2C1280&ssl=1)
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尚、ロアレシーバー側のセミオートの所に窪みがあり、この窪みを使ってセレクターレバーに付いている膨らみを逃がしながら外す必要があります。
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トリガー・ハンマー周り
トリガーやハンマー周りのパーツはこんな感じ。
全体的に特殊な形状のパーツまみれです。
スプリングテンションに押し出されてパーツごとスムーズに外す事が出来なかったので、バラバラの状態になっています。
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説明書のパーツリストを見ながら組み立ててみるとこんな感じの構造になっているようでした。
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トリガー周りはこんな感じでシアーが前後に分かれている特徴的なデザインになっています。
また、バルブノッカーのリターンスプリングがトリガーにくっついているのも面白い仕様ですね。
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ハンマーはこんな感じ。
ハンマースプリングが片側のみで、ハンマーピンにバルブノッカーがくっついていたり、ハンマー自体の形状もなんかいかついカクカクしたデザインになっています。
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最後に、ハンマーと連動しているように見えて完全に別パーツとなっているディスコネクターはこちら。
ボルト閉鎖時にこのシアーが倒れる事で、ハンマーシアーを開放します。
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マガジン(GMAG)の分解
最後にマガジン側の分解もしていきます。
昔のGHK G5は専用マガジンというかオリジナルデザインのM4マガジンが採用されていましたが、現行品はM4用として単品販売されているMAGPUL PMAGスタイルのポリマーマガジン、GMAGが付属しています。
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とりあえず注入バルブを外します。
こちらのマガジンは海外仕様の注入バルブのままなので、スムーズにガスを充填するには国内仕様の注入バルブに交換した方が良いと思われます。
![](https://i0.wp.com/blog.evolutor.net/wp-content/uploads/2024/01/DSC6206.jpg?resize=1920%2C1280&ssl=1)
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ただし、このマガジン形状の場合国内仕様の注入バルブに交換した後、ガスを満タンに入れると必要以にガスが入ってしまい気化室が無くなってしまうせいで、生ガスが吹きやすくなったりするので、入れすぎには気をつける必要があります。
ガスを入れる際のマガジンの角度を調整するとかでも入れすぎは起きなくなります。
続いてマガジンバンパーを外す事でフォロワー周りのパーツを外す事が出来ます。
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フォロワーとスプリングガイド+マガジンバンパーをロックする突起はそれぞれこんな感じ。
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マガジン底部に付いているピンを抜いてマガジンを上側に引っ張る事でアウターとインナーを分離させる事が出来ます。
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マガジンインナーの前後はこんな感じ。
塗装ムラはかなり激しいですがまあ見えない所なのでまあ良いでしょう。
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また、マガジンの後ろ側には何の用途なのか分からないネジ穴が2個付いています。
金型で整形する上で必要な穴を塞ぐ為にネジ穴にしているのでしょうか…。
一応ガスが漏れないようにOリングも付いています。
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マガジン底部にもネジが付いており、こちらを外す事でガスタンク内を確認する事が出来ます。
タンクが2個に分かれていますが放出バルブ側では繋がっているので実質1個のタンクとして扱われる物と思われます。
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液体ガスを入充填する際にマガジンの角度によってはしっかりガスが入らなくなったりするので、気をつける必要がある仕様ですね。
これも時代を感じる構造ではありますね。
昔のガスガンのマガジンは真鍮やステンレスで出来たパイプをタンクにしている事があり、その時代の仕様とよく似ています。
続いて、リップを外す為にマガジン上部のピンを抜いたのですが外せる気配がしなかったので諦めました。
恐らく前側からスライドさせるような形で刺さっている物と思われるのですが、びくともしませんでしたし無理に引っ張った事によって破損させてしまっても良くないので、今回は外すのを諦めました。
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放出バルブはこんな感じ。
そんなに撃ってないんですが、かなりパッキンに汚れが付着しているのが気になりますが、劣化している感じでは無く現状ガス漏れも起きていませんし拭いたら綺麗になったのでまあ良いでしょう。
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という訳で、GHK G5の分解レビューは以上になります。
とりあえず内部パーツに関しては専用品だらけなので、弄れる幅は限られてしまいそうですがその中でも気になった所を調整していければと思っています。
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