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MS LiPoバッテリーの温度の違いによる発射サイクルの変化を東京マルイ パトリオット プラスを使って検証してみた

記事作成日:2024年1月30日

先日発売された東京マルイ パトリオット プラスをレビューした際発射サイクルが秒間15発程度という結果になりましたが、この結果は恐らくバッテリーの温度が原因になっていると思われるので、ちゃんと比較検証してみる事にしました。

元々開封レビュー後は直ぐ分解するつもりだったのですが、一旦この検証をしておきたかったので分解レビューは少し後回しになります…。

という訳で、今回検証に使うのは東京マルイ パトリオット プラスと東京マルイ MS LiPoバッテリー(満充電状態)です。

MS LiPoバッテリーは東京マルイがP90 プラスと同タイミングに発売したLiPoバッテリーで、MR30コネクタを採用している次世代MP5シリーズ並びにスタンダード電動ガンのプラスシリーズに対応している製品です。
7.4V 1500mAh 35C(恐らく定格)のスペックがあり、サイズは同社のミニSサイズバッテリーとほぼ同じです。

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バッテリーや専用充電器などのレビューはこちらをご参照ください。

今回は検証の為に銃本体とバッテリーを暫く同環境に置いてから動作させています。
また、セミオートでは変化が分かり辛いのでフルオートでのみの検証となっています。

という訳で、外気温5度の屋外に2時間〜3時間ほど放置した状態から。
バッテリーの表面温度は8.5度で発射サイクルは秒間15.4発という結果になりました。
また、HOPパッキンも若干硬くなった事による影響か、初速が若干低くなり92m/s程度が最大初速になっていました。

続いて、暖房を掛けた室内に暫く放置した状態で計測。
バッテリーの表面温度は14.1度になり、発射サイクルは17.1発になりました。
初速も箱出し状態での動作検証で出た最大初速に近い94m/sが計測されました。

最後に暖房の近くに置いておき、温めた状態での計測です。
バッテリーの表面温度は24.3度になり、発射サイクルが秒間18.9発まで上がりました。
初速も93m/s〜94m/s程度と箱出し状態での検証時と同程度の初速でした。

LiPoバッテリーに限らずバッテリーは気温が下がった時に内部抵抗が上がり、本来のスペックを発揮できなくなる事があります。

例えばスマホやカメラなどでも冬場はバッテリーの持ち具合が悪くなったり、あまりに冷たすぎると起動できなくなる事もあります。
もちろん、熱すぎても良くないですが…。

という訳で、MS LiPoバッテリーも例に漏れず気温の影響を受けますね。
対応充・放電機であれば内部抵抗を計測する事も出来る外、電気系に詳しい人なら測る方法も知ってたりするのかも知れませんが、東京マルイが発売している充・放電機はそこまでの機能は無く自分もそこまで詳しい訳でも無いので、現状内部抵抗を測る方法が分からず、これに関しては未検証です。

内部抵抗計測例
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