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東京マルイ G36C+ PLUSシステム搭載電動ガンのレビュー

記事作成日:2024年4月18日

東京マルイ製のFET、PLUSシステム搭載電動ガンの新作、G36C+を買ってきました。
第3弾となる本製品ですが、パッケージはPLUSシステム搭載機おなじみのプリント基板っぽいデザインと特に変化はありません。
これが共通仕様なんでしょうね。

こちらの製品はスタンダード電動ガンのG36CにPLUSシステム(FET+保護回路)を搭載し、KACスタイルのフリップアップフロント・リアサイトを搭載、次世代電動ガンG36Cで追加されているのと同様のチークピースが付いている製品になります。
また、フレームの塗装が変更されており全体的につや消しのブラックになっているのも特徴です。

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箱を開けるとこんな感じ。
おなじみの黒い布の上に製品が乗っています。

細々したアクセサリー類はAccessories Boxと書かれた箱の中に収まっています。
マズルキャップ、BB弾、チークライザー・チークライザー用スペーサー、フロントサイト調整工具、ネジ、L字レンチが入っています。

クリーニングロッドやBBローダーは布の裏側に配置されています。

説明書類はこんな感じで、取扱説明書とパーツリストは別紙になっています。
後は使用上の注意が書かれている書類とペーパーターゲット、応募券といった感じです。

取扱説明書には基本的な操作方法からバッテリーの入れ方、PLUSシステムのインジケーターランプの見方、トラブルシューティングが記載されています。
パーツリストを見る限り思っていた以上に色んなパーツが一新されておりパーツリストの番号が変わっていました。(とは言え、塗装が変わっているとかそういう事による変更だと思いますが)
また、インナーバレルに関してはP90+と同じだったり、一部は次世代G36シリーズ用の物だったりしている感じです。

付属のマガジンについて

マガジンはスタンダード電動ガン・次世代電動ガンから変わりなく、装弾数50発のポリマーマガジン風のクリアマガジンが付属しています。
スモークグレーで弾薬風の装飾が確認出来る他、マガジン連結機構が付いているのが特徴の製品です。
この仕様はG36が開発された当時の流行りの仕様ですね。

マガジン側面の刻印はアレンジされているものの、それっぽい感じの物が入っています。

給弾口はこんな感じ。

外観レビュー

という訳で、東京マルイ G36C+の外観を見ていきます。
キャリングハンドル型のトップレールが無くなり、中央が空いているデザインになっているので全体的にスマートになっている気がします。

マズル周りはこんな感じ。
G36Cと言えばこの短くて先端が十字に切り欠けているフラッシュハイダーですね。

ハンドガードはこんな感じ。
アンダーレールとスリングスイベル兼フィンガーストップが付いています。
ハンドガード側面にはサイドレールを追加出来るネジ穴が設けられています。

尚、アンダーレールはネジ2本で固定されており、取り外す事も可能です。

フロントサイト基部に付いているピンを抜いてハンドガードを前側にスライドさせる事でハンドガードを取り外す事が出来ます。

尚、ハンドガードを外す事でフラッシュハイダーを固定しているイモネジにアクセスする事が出来ます。
フラッシュハイダーは14mm逆ネジでアウターバレルに固定されており、イモネジを緩めた後時計回りに回す事で外す事が出来ます。

バッテリー収納スペースはこんな感じで、バッテリーを固定する為のバンドとPLUSシステムの基板が確認出来ます。

配線には予めMR30→ミニコネクタの変換コネクタが付いた状態になっています。
また、レシーバーとハンドガードのつなぎ目部分には端子が確認できます。

マグウェルはこんな感じ。

マガジンを挿すとこんな感じ。
マガジンリリースレバーはマグウェルとトリガーガードの間についており、押しながらマガジンを引っ張ります。

セレクターレバーはアンビ仕様。
カチカチとしたしっかりしたクリック感があり、操作しやすいデザインになっています。

左側のセレクターレバー
右側のセレクターレバー

セミオート時とフルオート時はそれぞれこんな感じ。

セミオート
フルオート

トリガー周りはこんな感じ。
トリガーの前側にはボルトリリースボタンが再現されていますが、機能はしていません。(一応、押せはします)
トリガーガードは細身で、トリガーは三日月状の物が採用されています。

まあ、このあたりの仕様は昔から変わってないですね。

グリップはこんな感じ。
グリップ底部にはモーターホルダー固定用のネジ(大きなプラスネジ)と、ピニオンギアの位置調整用のイモネジが付いています。

エジェクションポート周りはこんな感じ。
ケースリフレクターには折りたたんだストックを引っ掛ける為に上部がフック状になっています。

コッキングハンドルはこんな感じ。
レバー部分は折りたたみされる仕様になっており、使う時だけ展開します。

コッキングハンドルを引くとエジェクションポートが半開きのような状態になり、HOP調節ダイヤルにアクセスする事が出来ます。
ダイヤルはドラム式の無段階調整が出来る物です。

尚、ホールドオープン状態にする事は出来ないので、HOP調節を行う場合はコッキングハンドルを引いた状態を保持する必要があります。

冒頭でも紹介しましたが、G36C+のフロントサイト・リアサイトはKACタイプのフリップアップサイトになっています。
Knight’s Armamentのロゴなどは一切ありませんが、形状はそれっぽく再現されていると思います。
フロントサイトはシンプルにサイトのみ、リアサイトは20mmレールと一体型になっているリアサイトが付いています。

サイトを折りたたむとこんな感じ。

リアサイトは見ての通り側面のダイヤルとポストに付いているダイヤルを回す事で上下左右の調整が可能、フロントサイトは付属の調整工具を使って上下の調整が行えます。

サイトピクチャーはこんな感じ。

リアサイトを取り外すとこんな感じ。
基部の形状自体は従来のG36Cと同じ気がします。

ストック基部はこんな感じ。
左側にはスリングスイベルが、右側はヒンジになっています。

ストックはこんな感じで、チークピースが付いています。

ストック底部には分解時に抜いたピンを差し込んでおく為の穴が4つ付いています。
メンテナンス時にピンを紛失しないようにする為の物ですね。

バットプレートはゴム製で、程よい弾力と高いグリップ力があります。

ストックを折りたたむとこんな感じ。

ストックのロックは側面のだけではなく内側の爪でも行われているようで、側面のボタンを押すと内側の爪も動きます。

チークピースは上部に付いている2本のネジを外す事で取り外す事が出来ます。

付属のチークピースライザーを取り付けるにはネジを変える必要があります。
長いネジを前側に、中くらいの長さのネジを後ろ側にして取り付けます。

チークピースにライザーを取り付けた状態はこんな感じ。
これで7.6mm高くする事が出来ます。

更にスペーサーを追加する事で高くする事も出来ます。

薄いスペーサーを取り付けると3.3mm高くする事が出来るので、ライザーと組み合わせると10.9mm高くする事が出来ます。

分厚いスペーサーを取り付けると6mm高くする事が出来るので、13.6mm高くする事が出来ます。

両方のスペーサーとチークライザーを全て組み合わせると16.9mmの高さになります。

トップレールに光学サイトを取り付けた状態

トップレールはそれなりの大きさがあるので、色々な光学サイトを取り付ける事が出来ます。
例えばEoTech 552のような大型なホロサイトを取り付けても違和感はありません。

また、ドットサイトとマグニファイアを組み合わせても問題はありません。
極端にアイレリーフが短い製品じゃない限り、覗き込む事が出来ますし、ドットサイトもAimpoint T1程度のサイズであれば問題なく組み合わせる事が出来ます。
多分EoTech EXPSとかでも問題無く組み合わせる事が出来るでしょうね。

スコープも問題なく取り付ける事が出来ます。

箱出し状態の初速と発射サイクル、作動性について

という訳で、東京マルイ G36C+を動かしていきます。
バッテリーは東京マルイ MS LiPoバッテリー、バッテリーは満充電の状態にしています。
また、初速検証用のBB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾を使用しています。

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説明書の手順どおりにバッテリーを取り付けました。
テープが付いているお陰で、かなり取り付けやすくなります。

HOP最低の状態が最大初速で93〜94m/s程度の初速が出ていました。
HOPを上げていくと初速が下がっていき、ダイヤルを真ん中位にすると92m/s前後になり、最大HOP状態では90m/sを下回ります。

HOP最低の状態
ダイヤルを真ん中位まで動かした状態
HOP最大の状態

発射サイクルは秒間17.5発でした。
東京マルイ P90+の時は秒間19.1発位、パトリオット+の時は14.3発だったので、パトリオット+以上、P90+未満の発射サイクルのようです。

動作の様子(空撃ち)はこんな感じ。
異音も無くスムーズに動作しています。


という訳で、東京マルイ G36C+のレビューは以上になります。
P90、パトリオット、G36Cと東京マルイ製品の中ではそこまでメジャーな機種では無さそうな製品にプラスシステムが搭載されていっていますが、次は何が出るんでしょうかねぇ…。
楽しみです。

尚、G36C+に関してはとりあえずいつも通り分解レビューを後日行う予定です。

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