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PCATEC Google Pixel Tablet TPUケース付き Bluetooth キーボード(US配列)を買ってみた

記事作成日:2024年7月23日

最近のタブレットは純正キーボードが出ていたりサードパーティの物も充実している印象があるのですが、Google Pixel Tabletに関しては殆ど選択肢が無く、ケース一体型のタイプになると極端に選択肢が減ります。

一応去年のニュースではGoogle純正キーボードの開発が噂されていたのですが、2024年7月現在はまだ発売されていませんね。
特に続報も聞かないので出るのかでないのか…。

という訳で、今回は『PCATEC Google Pixel Tablet TPUケース付き Bluetooth キーボード』を買ってみました。
普段から使い慣れている配列であるUS配列だったのが購入のきっかけでした。

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Bluetoothのバージョンは3.0、内蔵バッテリーは160mAで待機時間が約60日、稼働時間が約55時間、電池寿命が約3年といった感じのようです。

中華のBluetooth製品ですが、技適も取得済み(204-620411)のようです。

ケースの仕様について

PCATEC Google Pixel Tablet TPUケース付き Bluetooth キーボード本体はこんな感じで、外側はレザーケースになっています。
いわゆる手帳型ケースみたいな感じの仕様。

ケースに空いている穴はPixel Tablet本体の端子に充電スピーカー ホルダーを接続する為の物のようです。

カメラ穴はこんな感じ。
また、蓋の内側は緑色をしています。

蓋を開けるとこんな感じで、ケースの内側にキーボードが配置されています。

Google Pixel Tabletを取り付けるケース部分はTPUで出来ており、弾性があります。
タブレット背面と接触する部分は六角形の模様が付いています。

キーボードはこんな感じで、ファンクションキー付きのテンキーレスキーボードになります。
また、このキーボードはマグネットでケースに張り付いており、剥がす事が出来ます。

キーボードを固定する磁力は非常に弱く、引っ張れば簡単に外れるだけではなくケースを持ち上げた時とかに簡単に脱落します。

キーボードを打ってる最中にズレるほどの緩さでは無いものの、持ち上げる最には気をつけないと普通に落下します。

キーボードについて

キーボードの細部を見ていきます。
キートップは薄型の平型で、17mmサイズ。キートップ同士の間隔もそれなりに広いので意外と使いやすいキーボードに感じました。
尚、裏面にはなにもないです。

キーボード表面
キーボード裏面
キーボード側面

尚、こちらのキーボードはGoogle Pixel Tablet専用というかAndroid専用の物ではなく、Windows/Android/iOSに対応している汎用品です。
その為、Google Pixel Tabletで使用する場合は入力モードをAndroidにしておかないと文字変換とかショートカットキーがうまく動作しない事があります。

尚、付属の説明書には各種OSでの設定方法や使い方が日本語で記載されています。
セット内容に「専用充電ケーブル」が記載されていますが、付属品には無かったので恐らくPixel Tablet用として売られている物以外にも本キーボードが採用されている製品があるのだと思われます。

接続用のボタンと電源スイッチはこんな感じ。
スイッチの下にはCAPSLOCKの状態を示すランプ、Bluetooth、充電状況、電源状況を示すランプが付いています。

充電はmicro USBで行います。
Type-Cが良かったんですが、まあ仕方ないですね…。
mini USBとか独自規格の端子じゃないだけ良しとしましょう。

装着した時の状態について

という訳で、Google Pixel Tabletをケースに装着して使ってみる事にしました。
角度は極端に起こしたり倒したりしなければ結構自由な角度にする事が出来ますし、机の上に置く分には安定しています。

ただし、膝の上に置いたりするとキーボードがズレたりして途端に不安定になります。
特に角度によってはキーボードによってディスプレイの角度が固定される感じにもなるので、キーボードがズレる問題は結構致命的です。

また、うっかり落としそうになった時にキーボードだけを掴んでしまうと普通にタブレットが落下しますし、逆にケースを掴むとキーボードが落下します。

なので、このケースを使う場合は安定した机の上に置いて使うのが良いでしょう。

尚、ケースを閉じるとこんな感じ。
キーボードを入れた状態でちょうど良い感じで閉じる事が出来ますが、キートップがPixel Tabletのモニターにぶつかる形になるので、フィルム無しで使うのはちょっと怖いというか、嫌ですね…。

ペアリングと文字入力について

キーボードに付いているConnectボタンを長押しするとペアリングモードになるので、Pixel Tabletの「新しいデバイスとペア設定」を開きます。
そうすると「Bluetooth Keyboard」というのが表示されるので、接続します。
接続されたキーボードはバッテリー残量が表示されています。

一度ペアリングさえしてしまえば、電源を入れた瞬間には勝手につながる(1秒程度でつながる)ので、特に不自由なく使う事が出来ますし、入力モードの設定も保持されるので勝手に入力がiOS用に切り替わるとかそういう事は無さそうです。

尚、Bluetoothキーボードに繋いだ状態だとソフトウェアキーボードが表示されなくなり、変わりに写真のようなメニューが表示されます。
ここからソフトウェアキーボードを表示する事もできますし、入力言語の切り替えなどが行えます。

また、入力モード(日本語入力、英語入力)の切り替えはキーボードショートカットも用意されており、US配列だとCtrl+Spaceキーで切り替えが行えます。
昔、WindowsでUSキーボードを使っていた時にAlt+Spaceを言語切替のショートカットキーとして登録していたので、それに近い操作性だったので割と早めに馴染む事が出来ました。

IMEの変換候補はPCと同じ感じで、入力中の文字の下に表示されます。
この辺りの仕様は普通な感じなので、特に文字入力に関する問題は感じませんでした。

尚、このツールバーは画面下部だけではなくドラッグして任意の位置に置く事が出来ます。
画面端の吸着出来るのは底部と左右のみです。

また、キーボードショートカットのヘルプも表示させる事が出来るので、とりあえず最初は見ておいた方が良いと思います。

操作性の問題点について

キーボード入力に関しては特段不満は無く、普通に入力が出来ますし応答速度やバッテリーの持続時間に関しても問題は無さそうなのですが、電源ボタンの部分が使いづらいです。
というのも、構造上仕方がないのかも知れませんが、TPUケースに張り付いている皮のせいで電源ボタンが押しづらくなっています。

これにより、皮ケース部を指で押しのけるような感じでボタンを押さないと指紋認証が正常に行えません。
また、ケース無しの状態では色々な角度で指紋認証が通るのですが、このケースに入れると指の角度がかなり制限されます。

ちょっとこれはケースを選定する段階では想定していませんでした…。
ケースによって指紋認証がここまでやり辛くなるとは…。

電源ボタンの所を切って穴を広げた方が使い勝手は良くなる気がします。

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