エボログ

INFORCE WMLのGEN1とGEN2を比較してみます

記事作成日:2025年6月30日

2025年6月現在、GEN3まで登場しているINFORCE製のウェポンライト、WMLシリーズですが、今回は友人が所有しているGEN1と自分のGEN2を比較しつつ細部を見ていきます。
共にMIL-STD-1913規格のレール(いわゆる20mmレール)に対応している製品で、GEN1はIR無しのFDEカラーモデル(INFORCE WMLの中でも初期の頃のモデルと思われる)、GEN2の方はIR有りのブラックカラーモデルになります。

尚、GEN1の方は点灯しなかったので光らせた様子はGEN2のみの紹介となります。

ライトヘッド部はこんな感じで、GEN1とGEN2で結構見た目が異なっています。
大きな違いは放熱フィンの有無でしょう。

また、ミラーのデザインも異なっています。
GEN1はツルツルした感じですが、GEN2はシボが入っています。

バルブはIR無しとIR有りのモデルで形状が異なっていますが、GEN1よりGEN2の方がLED素子が大きくなっているようです。(これがGEN1とGEN2の差なのか、IRモデルとLEDモデルの違いなのかは不明)
尚、IR有りの方はLED素子の周囲に4つのIRライト(黒い小さな丸がIRライト)が付いています。

ライトヘッドのねじ切り部はGEN1よりもGEN2の方が長いです。
また、樹脂カバー部の固定方法が変わっていますね。

ネジピッチは同じなので一応付け替えも可能ですがGEN2のヘッドは正しくGEN1に取り付ける事が出来ませんでした。

ちなみに、バッテリーは共にCR123Aを使用します。
奥側が+になっており、GEN1とGEN2で接点の材質やデザインが異なっていました。

左側面はこんな感じ。
ハウジングのデザインが違うのと、IRモデルにはLEDとIRの切り替えレバーが付いています。
尚、GEN1のIRモデルにも同じようなレバーが付いていますが、デザインが違っています。

GEN2のレバーの操作はこんな感じ。
レバーを前に倒した状態(白い線が見える状態)で可視光モード、後ろ側に倒した状態でIRモードです。
レバーは磁石で「パチン!」としっかりロックされ、スムーズな動作が可能です。

右側はこんな感じで20mmレールへの取付部が付いています。

クランプ部には板バネが付いており、このバネのテンションで20mmレールで固定しつつ、脱落防止の為にネジを締め込む仕様です。
デザインは若干異なっていますが、この仕様自体はGEN1もGEN2も変わらないですね。

板バネ部をアップするとこんな感じ。
よく見るとネジ頭のデザインと板バネのデザインがちょっと変わっている事が分かります。

ちなみにこの板バネは経年劣化で割れてしまう事があるので、中古で流通している製品は割れて板バネの機能が失われている物も少なくはないです。(板バネが無くても使用には大きな問題は無いです)

底部はこんな感じで、20mmレールへの取り付け面になっており、パテント表記やCAGEコード、シリアルNOなどが記載されています。

GEN1は文字がレーザーで掘られています。文字の濃さ・太さとかは個体によって変わるようです。
GEN2はステッカーになっています。

スイッチ部はこんな感じで、GEN1ではツルツルしたボタンだったのが、GEN2では滑り止めが追加されています。
共にボタンの材質はラバーです。

このスイッチ部にはボタンの誤爆を防ぐ為のガードが付いています。
このガードのヒンジ部はGEN1はネジ固定なのに対し、GEN2はハウジングに引っかかっている仕様です。

ボタンに覆いかぶせるような形にするとこんな感じで、物理的にボタンが押せないように(押しにくくなるように)なります。
尚、GEN1は単にガードが回るだけですが、GEN2は定位置でしっかりロックされるようになっています。

重量の違いについて

重量はGEN1(LEDモデル)が72g、GEN2(IRモデル)が74g(共に電池無し)と基本的に違いは無い気がします。
2gの重量差はLEDモデルかIRモデルかの違いのような気がします。

20mmレールへの取り付けと使い方について

取り付けに関してはGEN1もGEN2も同じなので、GEN2の写真で紹介します。
まず、20mmレールに取り付け、その後ネジを締め込み外れないようにします。
尚、ネジを締め込まなくても板バネのテンションでしっかり固定されます。

ライト後部のボタンは親指で押しやすい形状や角度になっており、このようにハンドガードを握り込んだ手で押すとちょうど良い感じです。
側面に取り付けてフォアグリップを握った手の親指で押しても良いと思います。

光らせた様子について

ライトの光はこんな感じで、結構拡散するタイプである事が分かります。
綺麗な円形に広がる光で、ムラは少なめ。
面で全体的に明るくする事が出来る感じです。

屋外で照らすとこんな感じで、広範囲をしっかり照らす事が出来ます。
対象までの距離は15m程度です。

IRライトの方も同様な光り方ですね。
必要以上な明るさは無いので15m程度の距離でも白飛びする事は無く、しかりNVG越しに明るい光を見る事が出来ます。

IRライト未点灯状態
IRライト点灯状態

という訳で、INFORCE WMLのGEN1とGEN2の比較レビューは以上になります。