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LayLax デザートイーグル .50AE CO2 ガスブローバックハンドガンの分解レビュー

記事作成日:2025年7月28日

先日開封レビューを行ったLayLax製のCO2ガスブローバックハンドガン、デザートイーグル .50AEの分解を行っていきます。

とりあえずスライドロックレバーを外してスライド、バレル、グリップの3分割にした所から紹介します。

まず、スライド側はこのような構成になっており、スライドが172g、バレル+リコイルスプリングが166gといった感じの重量でした。
やはりLayLaxのデザートイーグルはスライドが軽いですね。

スライドが軽い理由の1つとして、軽量なナイロン樹脂が使われているというのもありますが、東京マルイのデザートイーグルは金属製のインナーフレームが入っているのに対し、本製品には入っていないというのも重量の違いに影響を及ぼしている気がします。

元々金属製であるスライドを樹脂化している以上、大きな仕様変更は困難なので仕方がないのかも知れません…。

また、開封レビューでも紹介しましたが、リコイルスプリングガイドとスライドは赤矢印部のパーツで組み合わさるようになっています。

スライドの分解

という訳で、まずはスライドから分解していきます。
スライド前側にはダンパー用のゴム板とガスピストンを模したパーツが刺さっています。

このゴムダンパーはスライド後退時にアウターバレルの基部(チャンバーの下側)にぶつかり、衝撃を緩和させる物のようです。

続いて、ブリーチを取り外します。
ブリーチは底部のネジ4本に加え、セーフティレバーでも固定されているので、まずセーフティレバーを外す必要があります。

左右どちらか片方のセーフティレバーを外した状態でローディングノズルを引っ張り出すとロックパーツやシャフトを外す事が出来ます。

1.片方のセーフティレバーを外す
2.ローディングノズルを引っ張った状態で、もう片方のセーフティレバーを外す
3. そうするとシャフトが脱落する

底部のネジ4本を外したらブリーチが落下してきます。

ブリーチ周りのパーツはこんな感じ。
尚、リアサイトに関しては単にハマっているだけでネジ止めなどはされていませんでした。

尚、セーフティレバーのシャフトを取り外す最にローディングノズルを引っ張る必要があるのは、シャフトとローディングノズルのシリンダー部が干渉している為です。

ピストンヘッドはカップ型の物が採用されています。
ゴムはかなり固めで、16.9〜17mm程度のサイズでした。

ローディングノズルはこんな感じ。
補修パーツとしても付属するので、分解する前から形は分かっている内部パーツですね。

シリンダー内径は17mmちょい。

ローディングノズルの分解を行っていこうと思ったのですが、分解防止対策?なのかネジ頭に接着剤のような物が塗られていました。
とは言え、普通にドライバーを突っ込めば回る状態ではあったので、外せました。

フローティングバルブはこんな感じで、先端に絞りのパーツが付いています。
どうやらローディングノズル側で流量を絞っているようですね。

ちなみに、スライドストップがぶつかる所に入っている補強パーツですが、しばらく撃ってたら外れました。
外れた場合、接着剤などで固定するように説明書にも記載されているのですが、動作中に外れると樹脂がえぐれてしまい、緩くなってしまうので、最初から外しておき接着剤で固定させてあげた方が良い気がします。

スライドストップの補強パーツ
動作中に外れた補強パーツ
えぐれて盛り上がってしまったスライド

リコイルスプリングの分解

LayLax デザートイーグル 50AEのリコイルスプリングは片側にのみリコイルスプリングガイドを束ねるパーツが付いています。
片側のみEリングを外せばスプリングを分離させる事が出来ます。

尚、本製品はフルストロークになっている事もあり、リコイルスプリングの長さは東京マルイのデザートイーグルよりも長いので互換性が無いです。

元々細長いデザートイーグルのリコイルスプリングを変えたい場合は適切なスプリングを探す所から始めないといけない気がします。
マルイのデザートイーグル用カスタムパーツは色々ありますが、WE/AW用の細々したパーツは少ないですからね…。(探せばありそうですが、いかんせん古い製品でもあるので今手に入るかどうか…)

バレルの分解

続いて、バレル周りのパーツを分解していきます。
アウターバレルとインナーバレルを分離させるにはチャンバー下部のピンを抜くだけです。

ピンは抜け防止のローレット加工が片側に施されているので、写真の向きに抜く必要があります。

フロントサイトはプランジャーで固定されているだけなので、側面から叩けば抜けます。

インナーバレル・チャンバーの分解

バレル・チャンバーASSYはこんな感じ。
HOP調整のイモネジを締め込む事でアームが下りる機構も確認出来ます。

チャンバー側面のネジ2本を外す事でチャンバーを開く事が出来ます。
HOPアームの後ろ側が斜めになっており、イモネジを回す事でアームが下がるようです。
また、イモネジは緩み度めのゴムが付いています。

HOPアームはこんな感じ。

続いて、インナーバレルとHOPパッキンを見ていきます。

バレル長は133mm
真鍮製でHOP窓は昔ながらの小さいサイズ

HOPパッキンはよくある東京マルイ系のGBB互換品で、面押しタイプ。
硬度は比較的柔らかめな感じ(60〜70度位?)がします。

グリップ側の分解

続いて、グリップ側を分解していきます。
まず、スライドロックレバーやマガジンキャッチなどのボタン類を外しました。

スライドストップは反対側のピンを押すと抜けます。
尚、スライドストップのシャフトはトリガーピンも兼ねているので、スライドストップを抜くとトリガーがプラプラになります。

スライドストップのスプリングはネジで固定されています。

続いて、グリップを取り外します。
グリップは底部にロックパーツが付いており、細い棒などで押す事でロックを解除、そのまま後ろにスライドさせる事で取り外す事が可能です。

尚、グリップ内側に付いているロックパーツは取り外し方が分からないのでとりあえず外していません。

続いて、シャーシ前側を固定しているネジとハンマー側を固定している2本のピンを抜きます。
このピンもローレット加工が施されており、抜く方向が決まっているので注意が必要です。

これでハンマーブロックとトリガーを取り外す事が出来ます。

トリガーはこんな感じ。
トリガースプリングの板バネはヒンジ部にくっついています。

ハンマーブロックはこんな感じで、シアー周りからハンマースプリングまでが1つのアセンブリになっています。

JASGの認可を取っているCO2ガスガンだとよくハンマースプリングが外せないように分解防止対策が施されている事があるのですが、本製品はそういう事はしていないようで、普通に分解する事が出来ました。

尚、今回はハンマースプリングを最後に外していますが、別に最初に外す事も可能です。
また、ハンマースプリングは片側が窄んでいる形状になっています。

ハンマーはシャフトの真鍮パイプで固定されています。

最後にピンを抜き、バルブノッカーやトリガーバーと連動して動くシアー周りも外します。


という訳で、LayLax デザートイーグル .50AE CO2 ガスブローバックハンドガンの分解レビューは以上になります。
本製品はJASG認可のCO2銃としてはかなりすんなり分解出来る仕様の製品になっていると思います。
はめ殺しのピンとか分解出来ないように接着されてるとかそういう事も無さそうですしね。

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