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MARUYAMA MP-IX(MP9-N) GBBの内部調整

記事作成日:2025年11月19日

先日分解を行ったMARUYAMA製ガスブローバックSMG、MP-IX(MP9-N)の内部を弄っていきます。

バレル周りの調整

という訳で、まずはバレル・チャンバー周りから。
とりあえずここはHOPを弱めに掛けられるように、純正HOPパッキンを変える事にしました。

クッションゴムはKM企画のウレタン製HOPクッションラバーの赤色(ハード)を使用、HOPパッキンはPDI Wホールドパッキンを使用しています。
共に余っていたので今回使う事にしたパーツです。

インナーバレルやHOPアームは特に気になるような物は無かったので純正のままですが、ポリイミドテープを使ってインナーバレル先端のガタ取りを行いました。

ボルト周りの調整

続いて、ガスの流量がかなり多めだったフローティングバルブスプリングを柔らかくしました。
フローティングバルブ閉鎖のタイミングを早めにする事でボルトの後退速度を上げる事を狙っての事です。

この銃、初速は十分過ぎる程出るのとガスの放出量が多い印象があったので、ガスカット早めたかったんです。

また、ブリーチ固定用のネジを+ネジから六角ネジに変更しました。
純正ネジは脆そうだった為、国産の信頼出来るネジに変更しています。

チャージングハンドルの調整

続いて、チャージングハンドルが緩いのが気になったので、ゴム板を接着してきつくしました。

これでアッパーレシーバーにカチッとロックされ、摘めばゴムが潰れるので引っ張る事も出来ます。
操作性を損なわず、安定した固定が出来るようになりました。

リコイルスプリングの調整

続いて、リコイルスプリングも少し変えました。
というか、硬くて短いスプリングを足しました。

今回は外部ソース運用の為にこういう措置を取りましたが、リキッドチャージで使う場合は抜いて純正リコイルスプリングのまま使うか、もっと柔らかいスプリングを使おうと思っています。

最後に各可動部にG.A.W. G-LUBEを塗布して滑りを良くしました。

これでアッパーレシーバー側の調整は完了です。
続いて、ロアレシーバー側の調整を紹介します。

テイクダウンレバーを少し硬く

まず、箱出し時点から気になったポイントとして、MP-IXはテイクダウンレバーのスプリングが柔らかすぎてズレる可能性があるという点です。

なので、スプリングを硬い物に変更しました。
写真上が純正、下が今回変更したスプリングで、少し長さが足りなかったのでワッシャーを足しています。

取り付けるとこんな感じ。
片側を押しただけでは全然動かず、両手でしっかり掴んで押し下げないといけない程度には固くなりました。

ハンマー周りの調整

続いて、ハンマー周りを弄っていきます。
まず、今回MP-IXのハンマー周りを弄るにあたって、2つのパーツを買ってきました。

1つはSaph製の東京マルイGlockシリーズ対応のハンマースプリング 100%、もう1つはGUARDER製の東京マルイ Glock17/26用 ステンレス ハンマーベアリング(GLK-114)です。

ハンマースプリングを交換する事にしたのは、単純に純正ハンマースプリングが硬過ぎるというのが理由です。
正直、そんなに高い初速は要らないですしそもそも高圧ガスを使う想定も無いので、純正レベルのハンマーテンションは不要だと思い、東京マルイ純正相当の硬さの物を探していた所、Saphから近しい硬さの物が出ている事を知ったので、購入しました。

左がMP-IX純正、右がSaph製です。
線形はほぼ同じですが角度が異なっており、明らかにハンマーテンションが柔らかくなります。

尚、MP-IXで使うには片側の飛び出し量が大きすぎるので切りました。

続いて、ハンマーローラーを購入した理由は、純正ハンマー状態で使うとどんどんハウジングが削れていき最終的には作動不良が起きやすくなる可能性があった為です。
ハウジングを確認した所、ゼロハンマー的なパーツの飛び出している部分がハウジングと擦れて、塗装が剥がれているだけではなくハウジングが凹んでしまっていました。

動作検証で数百発撃っただけでこの状態なので、今後長く使うならこのハンマー構造はやめた方が良いかと思い、ローラー式にする事にしました。

尚、ローラー式のハンマーにする為にハンマーを少し削ってローラーを取り付けられるようにしました。

ただ、このままだとハンマーを起こす量が足りず、シアーにハンマーが引っかからないのでローラーのサイズを大きくしました。
外径10mm、内径7.9mmのステンレス製のリングを作りローラーに圧入、ロックタイト638(はめあい接着剤)で固定しました。

ちなみに、調整記事の投稿に時間が掛かってしまった理由はこのリングを作るのに時間が掛かった為です…。

取り付けるとこんな感じになります。
これでMP-IXでローラー式のハンマーが使えるようになりました。

これでハンマー周りの調整は完了です。

ストックのロックボタンについて

分解時にねじ切れてしまったストックロックボタンを直します。

まず、折れたネジ山部はどうしようも無いので穴を開けて削り飛ばし、タップを立て直しました。
シャフト側にもネジ穴を開け、イモネジをねじ込みネジロック剤で固定しました。

ボルトのフルストローク化について

当初、ボルトのフルストローク化も行おうと思っていたのですが、どうやらダンパーを排除してもボルトの後退量を増やす事が出来なかったので、これは断念しました。

ダンパーを取り除いても写真の位置までしかボルトは動かず、箱出し状態から数ミリ後退量が増えるだけだったのです…。

トリガープルについて

トリガーのリターンスプリングが柔らかめで戻りがもっさりしているのが少し気になったので、スプリングを硬くしようと思い、電動ガンのタペットプレート用の引きバネを組み込んでみようとしたのですが、リング部のサイズが合わず取り付ける事が出来ませんでした。

上が純正、下が、電動ガンのタペットプレート用スプリング

そのうち丁度良いスプリングを用意出来れば、これは改善しようと思っています。

という訳で、これでロアレシーバー側の調整は完了です。
大きな加工を行ったのはハンマー部のみで、それ以外はほとんど微調整レベルです。


動作と初速はこんな感じになりました。
元々0.20g BB弾を使用して90m/sちょい出ていた初速が85m/s台まで低下し、いい感じになりました。
動作も多少ガス圧が低い状態でもスムーズに動いてくれているので、良かったです。

この銃を使って屋外フィールドでガンガン遠くを狙うなんて想定していないので、これくらいの初速で良いかなと思います。

インドアフィールドだと90m/s以下の初速がレギュレーターで定められている事も少なくはないので、最大初速が85m/s程度だと安心して使えると思います。

とりあえず直近ではファスガンで使ってみようと思い、外部ソース運用出来るようにマガジンの加工も行っています。

実際に先日開催された『うわまちファッション』にて、300〜400発程度撃ってみましたが、動作も快調で特に問題無はありませんでした。