
Waypoint Airsoft製 MARUYAMA MP-IX/SCW9/SPC9用 CO2マガジン化キットのレビュー
記事作成日:2026年3月12日
Waypoint(@WaypointAirsoft)様が作成する、MARUYAMA(丸山製作所)製のMP9/SCW9/SPC9で使用するリキッドチャージ式マガジンをCO2マガジン化するキットをお送り頂いたのでレビューしていきます。

WaypointのYahoo!オークションページを確認するhttps://auctions.yahoo.co.jp/seller/9AbjboWDRPto9tqL4xxXF3aqBFkbK
今回お送り頂いたのは、CO2マガジン化キットと、注入バルブ部の分解に使用できる分解工具です。
また、本来2個付属するOリングを4個お送りいただきました。


キットの内容を紹介します。
まず、底部の蓋はこんな感じで6mmの六角レンチを使って回す、よくあるCO2マガジンの底蓋と同じ仕様になっています。
材質はスチールでかなり頑丈そうな造りになっています。


続いて、ガスカートリッジの蓋に穴を開ける部分はこちら。
こちらもスチールで出来ており、側面にはOリングを取り付ける溝が付いています。


ここにOリングを取り付けて使用するのですが、大きさがマガジン内側のチューブの内径ほぼドンピシャで作られており取付時にOリングが引っかかってしまう感じがしたので、滑りを良くする為にシリコーングリースを塗りつつOリングを取り付けました。

続いて、このガスカートリッジの蓋に穴を開けるパーツの奥に入り込むスペーサー的なパーツがこちら。
このパーツはアルミで出来ており、ガスルートの穴が空いています。


上記3点がCO2マガジン化キットの内容になります。
分解工具はこんな感じで、側面に穴が空いているので棒などを差し込み回しやすくする事が出来る仕様になっています。
MARUYAMAのマガジンの分解にはかなりの力を要するので、この工具はかなり便利です。



Yahoo!オークションページを見る限り、別売なので一緒に購入した方が良いと思います。
マガジンの分解とCO2マガジン化キットの組み込みについて
という訳で、MARUYAMA MP-IX/SCW9/SPC9用マガジンをCO2マガジン化していきます。
まず、MARUYAMA MP-IX/SCW9/SPC9のマガジン底部はこんな感じで、注入バルブの外側が別パーツの蓋になっており、分解する事が出来る仕様になっています。
この外側のパーツを外す必要があるのですが、普通のマイナスドライバーだと力が掛けづらく、ネジ頭を歪ませたり最悪の場合は損させてしまう可能性があるので、専用工具は使った方が良いと思います。


※マガジンバンパーを外す必要は無い
尚、今回は撮影とマガジン内の清掃がやりやすいのでマガジンバンパーを外して作業を行っていますが、CO2マガジン化自体はマガジンバンパーを外さなくても行えます。
底部のパーツを取り外すとこんな感じで、ボロボロとちぎれたゴムパッキンのカスが落ちてきます。
切子のような金属カスもあり、これらのカスはマガジン内部にも残っているので、しっかり洗浄してからCO2マガジン化キットを組み込んでいく必要があります。

マガジン内部の清掃が完了したらまず先にスペーサーを挿入、その後ガスカートリッジの蓋に穴を開ける部分を挿入します。


尚、このパーツは一度入れると取り出すのが少々大変です。
ただし、内側にM10のネジ山が切られているのでM10x100mm以上の長さのネジかボルトを用意しておけば取り外す事も可能です。


まず、奥まった位置に固定されている、ガスカートリッジの蓋に穴を開ける部分に対してM10ボルトをねじ込みます。
しっかり固定されなくとも先端部が少し引っかかれば大丈夫です。
そのままボルトを引っ張る事で、ガスカートリッジの蓋に穴を開ける部分を取り外す事が出来ます。


ガスカートリッジの蓋に穴を開ける部分の先に入っているスペーサーは簡単に脱落するので、このパーツをスムーズに外したいなら、M10x100mmのネジかボルトなどを用意するのが良いと思います。
放出バルブの交換について
これで12g CO2カートリッジを挿入出来る状態にはなったのですが、このままだとガス圧が高く放出バルブを解放させる事が出来ません。
その為、放出バルブをCO2対応の物に変更する必要があります。
純正バルブの加工でも対応は出来るそうですが、Oリングに掛かる負荷を考えると、CO2用の放出バルブに交換する事を個人的にはお勧めします。
ちなみに、自分はガス圧に負けてOリングが外れるという経験を過去にしています。
MARUYAMA MP-IX/SCW9/SPC9の放出バルブはGlockシリーズなどと互換性があるので、今回はKJ Works Glock用とAPS Glock用の2種類の放出バルブを使って紹介します。

他の製品としては対応品としてはSRC/VFC/WEのGlock用やVFC SIG P320なども使用可能となっており、撮影後にWE用放出バルブの組み込みチェックも行いましたが特に問題無く取り付ける事が出来ました。
この際、注意しないと行けないのは放出バルブの飛び出し量です。
飛び出し量が大きすぎるとマガジンをマグウェルに差し込んだ際にガスが放出されてしまいますし、逆に飛び出し量が少ないとバルブノッカーに叩かれた際にバルブがしっかり解放出来ないという状態が起きます。
写真左から順に、MARUYAMA純正、KJ Works、APSの放出バルブです。


こう見比べると、APSの放出バルブはバルブの飛び出し量が低い事が分かります。
とりあえず、APSの放出バルブをMARUYAMA MP-IX/SCW9/SPC9用マガジンにセットしてみました。
純正状態よりも明らかに放出バルブの位置が低いですね。


放出バルブ交換後に、12g CO2カートリッジを差し込み、蓋を締め込んでいきます。
蓋はしっかり締め込む直前にカートリッジに穴が空き、一瞬ガスが「シューッ」と漏れますが、その後締め込んでいくとガス漏れは止まります。
この際、蓋のネジが急激に固くなるので思い切って「グッ」と締め込むのが重要です。


12g CO2カートリッジ取り付け後の見た目はこんな感じで、リキッドチャージ式と見た目は殆ど変わらない状態になります。(注入バルブ部分が六角穴になっているだけ)
マガジンバンパーと蓋がツライチになった状態であれば、ガス漏れは起きなくなります。

APSの放出バルブ使用時の動作について
先述したAPSの放出バルブを取り付けた際の動作はこんな感じで、SCW9では放出バルブが叩ききれずボルトの動作が不安定になります。
尚、MP-IXでも同様の状態になりました。
という訳で、APSの放出バルブは本製品ではそのままでは使えず、使えるようにするには放出バルブ自体を肉厚にするか、バルブノッカーを延長させるなどの加工が必要になると思われます。
KJ Worksの放出バルブ使用時の動作について
続いて、KJ Works Glock用の放出バルブを使用した際の動作を紹介します。
こちらは純正の放出バルブとほぼ同じサイズなので、放出バルブの飛び出し量も純正準拠となります。
尚、WE Glock用CO2マガジンの放出バルブ使用時も同じような感じでした。

MARUYAMA SCW9の動作はこんな感じで、かなりキビキビ動いてくれています。
フルオートもバースト程度であれば安定しますが、トリガーを引きっぱなしにしていると急激にCO2カートリッジが冷え、ガス圧が低下してしまう為動作が不安定になってしまうので、注意が必要です。
セミオートであればある程度連射しても息切れする事無く動作してくれるので、もしかしたらガスカットタイミングやフルオートシアー周りの調整次第ではもっと改善出来るかも知れません。
尚、自分のMARUYAMA MP-IXはハンマースプリングを柔らかくしてしまっているので、放出バルブが叩け無いという状態になっていました。
APSの時と似たような状態ですが、こちらはハンマーの打撃力が無い為に起きている現象なので、ハンマースプリングを純正に戻せば叩けるようになると思います。
初速と燃費の検証
という訳で、手持ちの製品でCO2マガジンが使えたのがMARUYAMA SCW9だけだったので、こちらで初速計測をしていきます。
尚、このMARUYAMA SCW9は箱出し状態ではなく自分が弄っている状態になりますのでご了承下さい。
検証に使用したBB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾で、1秒に1発程度の間隔で撃っていっています。
放出バルブは先述紹介したKJ Works製のCO2用放出バルブを使用していますが、WE用でも誤差レベルの差しか出なかったので、KJ WorksもWE用も似たような初速や燃費になると思ってもらって良いと思います。
初速は90m/s半ば〜後半位から始まり、撃つ度に初速は低下していき、100発撃った時点では65m/s程度まで低下していました。
大体100発ちょっと撃てる感じで、最終的に115発でガス欠になりました。


たまに著しい初速低下が計測されていますが、これは自分がCO2を想定してHOPパッキンを選定しておらず、勢い良くボルトが前進してきた事によりBB弾がチャンバーを抜けてしまう現象が起きていた為だと思います。
純正HOPパッキンのような長掛け使用の物を使用していればこのような現象は起きにくいと思います。
また、たまにバーストが発生していますが、これは箱出し状態でも発生してた現象で、調整後改善したと思っていたのですが、まだ起きてしまっているようです。
ただ、フロンガスのマガジンを使用している際には起きていないので、もしかしたらボルトの移動速度が上がった事による物かも知れません。
尚、CO2マガジンを用いる製品でよくある現象ですが、CO2カートリッジを入れた直後は初速がかなり高めに計測される事があります。
この現象自体を改善する事は困難なので、安全マージンを大幅に広く取った調整を行うか、そもそもの流量を減らす加工を行った方が良いと思います。
CO2カートリッジの相性について
CO2カートリッジの相性問題をチェックする為に、今回はPUFF DINO製とOzGear製の2製品で試しました。
先端形状はPUFF DINOが少し太め、OzGearが細身な形状となっています。


この2つのカートリッジでそれぞれ5本ずつ使って動作チェック(セミオート・フルオートの動作)と初速チェックを行いましたが、特に差は無くガス漏れなども起きずに使う事が出来ました。
発射可能な弾数に関しても特に変わりは無く、共に100発以上は撃ち切れ、110発前後でガス欠になるという結果になりました。
ガスが少量残っている状態での取り出しの注意点について
CO2カートリッジを用いる製品はガスが残っている状態でCO2カートリッジを取り出すのは非常に危険な行為で、勢い良くカートリッジが吹き出す可能性があります。
ガスの残量や当たりどころによっては本当に死ぬ可能性があるので、しっかりカートリッジが空になってから取り出す必要があるというのが大前提にあります。
しかし、「放出バルブを叩いてもガスが出ない」状態であってもカートリッジ内部やマガジン内に微量のガスが残っている場合があります。
本製品で、この状態でカートリッジの蓋を開けると内部に組み込んだガスカートリッジの蓋に穴を開けるパーツが飛び出すという形になります。


(これは抑えたので、ここで止まっていますが、何もしないとガス圧で押し出されて外れると思います)
少量のガスなので手で抑えれる程度の圧力ではあるものの、本製品では別の問題が起きます。
それがOリングの損傷です。
この通り、Oリングは伸び切ってしまい、使い物にならなくなってしまうので、交換する必要が出てきます。

これは運用上注意が必要だと思うので、CO2カートリッジ交換時にはしっかり放出バルブを指で押してガスが完全に無くなっている事を確認して、カートリッジを取り外す必要があります。
また、ガスカートリッジ及びガスルートが凍結している場合はCO2が固体になって付着している場合があるので、その場合は暫く放置して凍結が解除されるのを待つか、訪中バルブを押しながらカートリッジを取り外す必要があります。
12g カートリッジがマガジン内に残ってしまう場合について
ガスカートリッジを取り外す際に、内部にカートリッジが残ってしまう場合があります。
これもCO2ガスガンあるあるの現象ですね。

本製品でこうなった場合は勢い良くマガジンを振ればカートリッジが抜けます。
原理的に100%抜けると保証出来る事ではありませんが、マガジンを降る事でスペーサーが上下に動き、カートリッジを押し出してくれます。
という訳で、Waypoint Airsoft製のMARUYAMA MP-IX/SCW9/SPC9用 CO2マガジン化キットのレビューは以上になります。
尚、Waypoint Airsoft製品はYahoo!オークションページで購入する事が可能です。
WaypointのYahoo!オークションページを確認するhttps://auctions.yahoo.co.jp/seller/9AbjboWDRPto9tqL4xxXF3aqBFkbK