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GunPoint/Northeast FA-MAS F1 GBB(GP-GBB-001)用の動作改良パーツ(サービスパック)を組み込んでみました

記事作成日:2026年3月27日

GunPoint/Northeast FA-MAS F1 GBB(GP-GBB-001)の1次ロット・2次ロット購入者向けに、Northeastから交換パーツが提供される予定との事で、こちらのパーツをご提供頂いたので組み込み・検証を行ってみます。

尚、こちらの改良パーツは『バルブ調整により初弾の初速上昇を抑制し、あわせて作動サイクルをわずかに向上させております』とご案内頂いております。

という訳で、お送り頂いたパーツがこちら。

  • インナーバレル
  • リコイルスプリング
  • ローディングノズル
  • フローティングバルブ
  • 放出バルブ

これらを純正パーツと比較しながら交換していきます。
尚、自分のGunPoint/Northeast FA-MAS F1 GBBは以前、調整レビュー記事の方で紹介している通り、内部を色々と弄ってしまっているので、加工されてしまっているパーツも存在します。
そちらは、純正状態との比較が出来ない為、分解レビュー記事時点で撮影した写真との比較も行う形にします。

また、自分が所持しているFA-MAS F1は第1ロットの製品で、第2ロットとの違いもあるので、その辺りも踏まえて紹介していきます。

インナーバレルについて

インナーバレルに関してはパット見で分かる違いがあります。
純正インナーバレルは長さ480mmのステンレス製(第1ロットはこの長さだった)、自分がカスタム時に入れた物は長さ300mmの真鍮製、交換パーツは第2ロットの製品と同じ長さ260mmもステンレス製になっています。
また、インナーバレル先端にはガタ取り用のOリングが付いています。

純正インナーバレル(480mm)
上が交換パーツ(260mm)、下が自分が調整した際に組み込んだインナーバレル

バレルの内径に関しては純正インナーバレルは6.03mm、自分がカスタム時に入れた物は6.04mm、交換パーツは6.03mmになります。

HOP窓の形状に関しても純正インナーバレルと同じようです。
窓の前側上部が1段削られており、面押し長掛け形状のHOPクッション使用の安定性が向上しているのが特徴です。

純正インナーバレル
上が交換パーツ、下が自分が調整した際に組み込んだインナーバレル

インナーバレルに関しては、純正よりも220mm短くなっているのと、バレル先端にガタ取り用のOリングが追加されている感じですね。

という訳で、こちらのインナーバレルを組み込んでいきます。
大きな動作に影響をしない部分に関しては、基本的に元々行っているパーツはそのままにしています。

HOPパッキンはKM企画のシリコン製G-HOPパッキンの硬度60を組み込んでいるので、そのままにします。
また、HOPアームにテンションを加える為のクッションゴムはシリコンチューブを切り出した物を使っています。

HOPパッキン、クッションゴムは自分が交換したパーツを流用
レシーバーにインナーバレルを取り付けた状態

リコイルスプリングとレシーバーの加工

続いて、リコイルスプリングを交換します。
リコイルスプリングを交換するにはコッキングハンドルを分解する必要があるのですが、この分解に関しては、分解レビュー記事で分解方法を紹介していなかったのでそこから紹介します。

シャフトをプライヤーで掴んだ状態で、先端のナットを回す事で、コッキングハンドルの分解が可能です。
ちょっと手間ですが、そんなに難しい作業では無かったです。

純正リコイルスプリングと交換パーツを並べるとこんな感じ。
自由長さも線形も同じ感じ。

違いは等ピッチだったスプリングが不等ピッチになっているという点です。
スプリングの片側だけ、若干ピッチが細かくなっているのが分かります。

こちら側のピッチは均一
片側だけピッチが細かくなっている

ピッチが広い方をマズル側に、ピッチが細かい方をボルト側に組み込む事で、コッキングハンドルの位置決めが安定するようです。

ピッチが広い方がマズル側
ピッチが細かい方がボルト側

このリコイルスプリングを組み込みました。

また、レシーバーの加工もしたほうが良いとの事だったので、可能な限りですが行いました。
レシーバー上部に空いている、コッキングハンドルが通る穴の内径は12.2mmが理想値なのですが、実際は生産上の都合により理想値には仕上がっていないようです。

この内径を12.2mmに拡張すると作動性がより良くなるようです。
測ってみた所、自分の個体は内径が12.16mmだったので、最初真鍮ブラシで塗装を剥ぐような感じで削り、その後コンパウンドとバフを使って磨いて整えるような感じで加工をしました。

これにより、確かにコッキングハンドルの動きが少し滑らかになったような印象があります。

ローディングノズルについて

ローディングノズルに関しては先端のパーツ、後端のパーツ、フローティングバルブの3種類のパーツが送られてきました。

先端部(ノズル側)はこんな感じで、外観の違いは特段ありませんが、ガスの放出特性が調整されているとの事なので、内部構造が変更されているものと思われます。

尚、若干質感が違う事から材質が変わっているようにも見えますが、純正ノズルはオイルによる影響もあると思うので、なんとも…。

後端部(ピストン側)も自分が加工した箇所がある為、違いがあるように見えますが、純正状態と比較しても、大きな違いは無い気がします。

尚、純正ノズルに自分が行った加工はガスルートの穴を拡張してより多くのガスを、勢い良くピストン側に流せるようにしていたり、NPASのイモネジが当たるようにイモネジを追加していたりしています。

ガスルートの穴は拡張済み
NPAS用イモネジが当たるように縦方向にイモネジを追加している

純正ノズル周りは、本来こんな感じの見た目をしています。

フローティングバルブに関してはNPAS加工をしてしまっているので、純正状態から見た目が変わってしまっています。
加工前の形状と見比べても大きな違いは見当たりませんが、スプリングの仕様が変わっておりガスの放出特性が調整されているとの事です。

という訳で、こちらのノズルを組み立てていきます。

ボルトに組み込み、交換作業は完了です。

放出バルブについて

放出バルブはこんな感じ。
元々問題があったとは思えないパーツの1つだったので、何が違うんだろうと思っていました。

微妙な違いとしては、バルブノッカーが当たる面のエッジのR面取りが控えめになっているという違いはありましたが、大きな違いはシャフトの太さですね。

シャフト径の変更は、初弾の初速が過度に高くなる傾向を抑制する事を目的としているそうです。
また、全体的な初速の安定性の向上も見込まれるとの事でした。

確かに箱出し時点では初弾の初速が少し高めに計測される傾向にあったので、それが改善するのは良いなと思います。
尚、本製品の放出バルブ交換はマガジンを一通り分解する必要があるので、少し手間が掛かります。

初速と動作性チェック

という訳で、交換パーツを組み上げた状態の初速と作動性のチェックを行っていきます。

尚、検証に使用したガスはHFC134A、BB弾は東京マルイ 0.20g樹脂弾です。

まずは常温状態(20.4度)の状態での初速から。
初速は78.1m/sでした。

続いて、少し温めて計測。
温度30.7度の状態で、86.1m/sになりました。

最後に、40度の状態で計測。
初速は96.0m/sまで上がりました。
かなり温めた状態のマガジンだとかなり初速が高めになる感じなので、炎天下での運用時には少し気をつけた方が良さそうというのは、箱出し状態の製品とは変わらないですね。

という訳で、バレル長が220mmも短くなっているのに初速が箱出し状態の物と殆ど変わらないという結果になりました。
「ガスの放出特性が調整されている」というのはその通りのようです。

尚、初弾の初速が高めに計測される件に関してはそこまで大きな変化は無さそうで、3〜5m/s程度高めの初速が計測される事が多かったです。
ただし、これはコッキングハンドルをどの程度の勢いで戻したかによっても変わってくるようで、銃口を下に向けた状態でコッキングハンドルを勢い良く前進させる事で初弾の初速上昇はかなり抑える事が出来る感じでした。

動作の様子はこんな感じ。
マガジン温度30度程度に温めた状態ですが、セミオート・フルオート共に快調に動いてくれますし、リコイルも結構伝わってきます。

セミオート連射もそれなりに追従してくれますし、調整後もたまに起きていたボルトの閉鎖不良もほぼ起きなくなりました。(銃口を上に向けて撃つと閉鎖不良が起きる事はあります)

GP-GBB-001購入者への配布について

Northeast Airsoftの公式Xアカウントより『GunPoint FAMAS F1 GBB サービスパック配布のお知らせ』と告知されている通り、今回お送り頂いたパーツの一部は無償提供されます。

尚、申込期限が2026年4月30日までとなっているので、ご注意下さい。

アップグレードパーツの申し込みに関しての詳細はこちらのポストをご参照下さい。
尚、ショップ通販を利用されている方はショップからサービスパックの配布についてアナウンスが来る場合もあります。

無償提供されるパーツは下記2点

  • ノズルセット
  • 放出バルブ

今回のアップグレードパーツのパーツの中で特に作動性に大きな影響を及ぼすパーツの2点になります。
尚、放出バルブに関しては購入されたマガジンの本数分提供されるようです。

当記事で紹介している『260mmインナーバレル(ショートインナーバレル)』並びに『リコイルスプリング』は補修パーツとして単品販売の予定があるとの事です。


という訳で、GunPoint/Northeast FA-MAS F1 GBB(GP-GBB-001)用の動作改良パーツの紹介は以上になります。