
VFC PP-19-01 Vityaz GBBのレビュー
記事作成日:2026年8月28日
VFC製のガスブローバックガン、PP-19-01 Vityazを購入したのでレビューしていきます。
VFCのAK系GBBはAVS-74U(AKS74U)がかなり良かったので、PP-19-01にも期待が持てる為、今回購入しました。
パッケージはAV74MやAVS74Uと同じデザインで、ロシア(ソ連)らしい装飾が散りばめられたパッケージになっています。
また、箱の側面のシールにはQRコードが印刷されており、QRコードをスキャンする事で説明書を確認する事が出来ます。


QRコードをスキャンすると、このようなPDFが表示されます。
英語・中国語が図と共に併記されている説明書で、基本的な操作方法が記載されています。

尚、今回購入したのはVFCの正規代理店が販売している、JAPAN VERSIONではなく並行輸入品となります。
その為、JAPAN VERSONとは異なる箇所がある可能性があります。
AVS74Uの方はJAPAN VERSONを購入しているので、内部的に違いがあるのかどうかを分解時に確認しようと思います。
パッケージの中身と付属品について
箱の中も外箱と同じような装飾が施されており、マガジンは箱に入っています。

付属品は非常にシンプルで、PP-19-01本体とマガジン1本、BBローダー+専用アタッチメント、注意書きの書類のみです。

VFC PP-19-01 Vityaz用マガジンについて
VFC PP-19-01 Vityazのマガジンはリップ部が成形樹脂、それ以外はダイカストで作られています。


リップ部はこんな感じで、ガスケットはマガジンのサイズに合わせて小さめ。
9mm弾を使用するマガジンという事もあり、ハンドガンのマガジンのような大きさに色々詰まっています。

尚、リップ部とガスケットの脇には空打ちモード切り替え用のスイッチが付いており、空打ちモードをONにするにはフォロワーを棒などで押し下げた状態でスイッチを操作します。


本製品は注入バルブが放出バルブの下に存在します。
いわゆる、マガジンを挿した際に注入バルブがマグウェルやトリガーガードなどによって隠れるので目立たなくなるデザインになっています。

マガジン側面には色々印字されており、全て凸刻印になっています。
まず中腹部には「9×19」と使用弾の表記があり、四角形の台座も飛び出しているので、文字はかなり大きく飛び出しています。
また、マガジン底部には「2」という数字、イズマッシュのエンブレムが入っています。
このエンブレムも四角形の飛び出している台座の上に刻印が入っています。



マガジンバンパーは金属製のプレートになっています。

ガスが空の状態のマガジン重量は247g、HFC134Aを20秒充填した状態の重量は287gでした。
本製品は注入バルブが海外仕様の高圧ガス対応バルブになっているので、フロンガスは入りづらくなっていますが、40gのガスが充填出来るので十分と言えるかも知れません。


注入バルブは標準的な形状なので、WE/VFC用などとして売られている国内用注入バルブに交換する事でガスの充填をスムーズに出来る可能性はありますが、マガジン内部の構造によっては国内用注入バルブに変更する事でガスが全然入らなくなったりする事もあるので、これに関しては試してみないとなんとも言えないです…。
まあ、本製品に関しては時間さえかければ十分なガスが入るので、海外仕様の注入バルブのままでも特に問題は無いと思いますが…。
VFC PP-19-01 Vityazの外観レビュー
という訳で、VFC PP-19-01 Vityazの本体を見ていきます。
本製品の外装パーツは殆どが金属部品になっており、逆に金属(スチール)じゃないパーツはリアサイトの調整レバーと、トップカバーに付いているレール位、後は明らかにナイロンだと分かるハンドガード、マグウェル、グリップ位です。


また、塗装は厚塗りの耐熱塗装みたいな感じで、全体的にぬるっとした質感になっています。
では細部を見ていきます。
まず、マズル〜フロントサイト周りはこんな感じでコンパクトにまとまっています。

フラッシュハイダーはフロントサイト正面に付いている銀色のピンにより定位置に固定されているので、このピンを押しながら時計回りに回す事で、フラッシュハイダーを取り外す事が出来ます。
マズルのねじ切りは14mm逆ネジです。


フロントサイトの下には1スロットのレールが付いており、主にライトの取り付けに使用されるようです。

ハンドガードはこんな感じで上下共にレールなどは付いていないシンプルな樹脂製のハンドガードが付いています。
また、スリングスイベルも付いているのと、AK74系ではクリーニングロッドを差し込む為の穴も残っています。(PP19にはクリーニングロッドは付いていない)


フロントサイト、リアサイトはこんな感じで、フロントサイトは回す事で上下の調整、左右のピンを叩く事で左右の調整が出来ます。
リアサイトは距離に応じた調整が出来るAK系伝統の形状をしていますが、5 、10、15、20とAK系よりも目盛は少なくなっています。


サイトピクチャーはこんな感じ。
見え方はAK系のアイアンサイトと大差ないです。

リアサイトを調整するとこんな感じでリアサイトの傾きが変わります。


尚、ハンドガードのロックに使われるレバーには傷が付かないように黒色のテープが貼られています。
この黒テープは本製品の至る所に貼られています。

レシーバーはこんな感じで、AK系よりも少し短いレシーバーサイズなのがPP-19の特徴です。
左側にはAK74系に付いているのと同じサイドレールが付いており、右側はボルト、セレクターレバーのレイアウトなどAK系と同じ操作性になっています。


レシーバーの前側に入っている刻印はこんな感じ。
シリアルNOやイズマッシュロゴ、9×19の表記が確認出来ます。


折りたたんだストックを固定する為のパーツはレシーバーから大きく飛び出しています。

マグウェルはこんな感じで、レシーバーから飛び出しています。


マガジンを挿すとこんな感じ。
気になるようなガタツキは無く、カチッとしっかりロックされます。
抜き差しはスムーズに行えますね。


ボルト周りはこんな感じで、別パーツになっているエキストラクターが確認出来ます。
こういう細かな再現が行われているのも良いですね。


ボルトハンドルは写真の位置まで後退します。
残念ながら同社のAK系GBBシリーズと同様に、フルストロークではありません。

尚、HOP調節に関してはトップカバーを開いた状態でボルトを引いた状態にするか、外す事でダイヤルにアクセスする事が出来ます。
HOP調節はかなりやり辛いですね…。

セレクターレバーはこんな感じで、上がセーフ、次がフルオート、最後がセミオートという順番になっています。


フルオートポジションとセミオートポジションはそれぞれこんな感じ。


レシーバー左側に付いているサイドレールはAK74系に付いている物と同じ規格になっていますが、サイドレール自体の寸法差が非常に激しいので、相性問題が起きる可能性はあると思います。(これに関してはどうしようも無い)


トリガー周りはこんな感じで、AK系と基本的には同じですね。


トリガーフィーリングは良い感じで、ハンマーダウンの直前は比較的分かりやすいです。
尚、トリガープルがかなり軽いです。

グリップはセレーションやシボなどは入っていない、ツルッとしたデザインの物が付いています。
グリップ底部には固定ネジが付いています。


PP-19-01のトップカバーにはピカティニーレールが固定されています。
トップカバー自体がガッチリ固定されているので、ピカティニーレールのガタツキは全く無いと言っても良いレベルではあるものの、可動部に固定されているレールである事には変わりないので精度には期待しない方が良いでしょう。

トップカバーのロックボタンはAK系と同じ感じですね。
このボタンを押す事でロックが解除され、トップカバーを開く事が出来るようになります。


尚、PP-19-01のトップカバーはAKS74Uと同じような感じでレシーバーに固定されており、取り外す事は出来ません。
ストックはシンプルな折りたたみストックが採用されており、バットプレートに関しては滑り止めすらありません。
尚、スリングスイベルはストック右側に付いています。



ストック基部には溶接跡が付いており、ここにも傷防止のシールが貼られていました。(恐らくストックを折りたたんだ際にロックボタンに当たる為だと思われる)

ストックの後ろ側には折りたたんだストックをレシーバーに引っ掛ける為のパーツが付いています。


ストックを折りたたんだ状態はこんな感じ。


尚、1回ストックを折りたたみレシーバーにロックさせる事で塗装は剥げます。

箱出し状態の作動性と初速について
という訳で、まずは箱出し状態での作動性を見ていきます。
検証に使用しているガスはHFC134Aになります。
まずはマガジン温度25度の状態から。

動作の様子はこの通り、この温度でもちゃんと動いてくれていますしリコイルもしっかり体感出来ます。
ただし、フルオートは少しギリギリ動いている感が否めない作動性となっています。
特に何連射もしていると結構息切れ気味な動きになってしまいます。
セミオート主体であれば、この温度でも問題は無さそうですね。
続いて、マガジン温度を上げての動作を見ていきます。(マガジン温度40度)
海外製GBBはこれが本領発揮みたいな感じですからね。

この温度になると非常に良い動作をしてくれます。
リコイルもかなり良いですね。
ただし、AVS74Uのような銃が暴れるような、激しいリコイルにはなっていません。
この辺りがPP-19-01の少し残念な所ですね…。
スローモーションで撮影した様子も紹介します。
こう見ると、ボルトのストロークがかなり短めである事が分かると思います。
尚、スペーサーを外す事でストローク量を増やす事が可能ですが、それでもフルストロークにはなりません。
続いて、初速を測っていきます。
尚、初速チェックに使用しているBB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾です。
まずはマガジン温度24.1度から。
初速は62〜63m/s程度のようです。


尚、発射サイクルは毎秒10発に届かない程度のようです。
また、初速の低下は割と激しめで、16連射する頃には55m/s程度まで落ちてしまっています。

続いて、マガジン温度を35度まで上げた状態。
初速は70m/s前後まで上がりました。


最後にマガジン温度45度。
初速は76〜77m/s程度と、この温度でも結構おとなしめな初速になっているようです。


尚、この温度での発射サイクルは毎秒12発程度まで上がります。
実銃の発射サイクルが毎分800発(毎秒13.33発)なので、発射サイクルは近い速度になるようです。

軽くテイクダウンをしていきます
という訳で、工具不要で分解出来る所までバラしていきます。
まず、トップカバーを開いた状態でリコイルスプリングガイドとボルトを取り外します。


尚、ボルトを取り外した際に内部構造をしっかり確認する事が出来るのですが、この辺りはAVS74Uと良く似ています。
ハンマースプリングもリアルな形状で、拗じられたワイヤーで作られています。

ハンドガードも工具不要で取り外しが可能です。
まず、リアサイト基部のレバーを回し、その後ハンドガード上部を引っ張り上げて取り外す事が出来ます。


続いて、ハンドガード下側のレバーを回し、ロックを解除する事でハンドガードの下側を外す事が出来ます。


ハンドガードの内側はこんな感じ。

という訳で、詳細な分解は分解レビュー記事の方で紹介しますが、この辺りは工具不要で分解が可能となっています。

という訳で、VFC PP-19-01 Vityaz GBBのレビューは以上になります。
