ASG INFINITY CNC U-30000 モーターを買ってみました | エボログ

ASG INFINITY CNC U-30000 モーターを買ってみました

CZ SCORPION EVO3A1の電動ガンを作ったASGが、遂にモーターを単品販売しました。
という訳で、早速ASG INFINITY CNC U-30000を買ってきたのでレビューしてみようと思います。
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緑色が特徴的なモーターです。恐らくトルク系だと思いますが、かなりの磁力があり、恐らく一般的なEG1000等のモーターよりサイクルも上がるはずです。
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ちなみに、ラベルのシールは見る角度によって光沢が変わるという面白い感じになっています。

ちなみに、CZ SCORPION EVO3A1に標準で入っているBASIC ULTIMATEというモーターはこんな感じ。
似たようなデザインのパッケージですが、ASG INFINITY CNC U-30000の方が高級感が漂ってきます。
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以前に撮った写真なので、アングルがズレてますが、BASIC ULTIMATEと比較をしてみます。
まず、ピニオンの形状ですが、これは全くの別物です。
どちらもO型ですが、BASIC ULTIMATEのピニオンは鋳造、INFINITY CNC U-30000は削りだしになっています。

BASIC ULTIMATEのピニオン(鋳造)

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INFINITY CNC U-30000のピニオン(削りだし)

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どちらが良くてどちらが悪いということも無いですが、ピニオンの形状はベベルギアとの相性問題が起きやすいので、少し注意した方が良い気がします。
ちなみに、私は東京マルイ純正の次世代用ベベルギアと組み合わせて使っていますが、この組み合わせでは相性問題は起きませんでした。

エンドベル部分も若干仕様が違っています。

BASIC ULTIMATEは一般的な樹脂製のエンドベルで、東京マルイやその他海外メーカーも採用されている電動ガン用として一般的なサイズであるレイダウン型のブラシが付いています。
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一方、INFINITY CNC U-30000のエンドベル部分は削りだしで出来ており、ブラシもラジコンや電動ガン用でもトルクよりの海外製モーターなどで採用されているスタンドアップ型。(マルイ EG700もスタンドアップ型らしいです)
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↑ スタンドアップ型のINFINITY CNC U-30000(左)とレイダウン型のEG1000

SYSTEMA AtoZや、LONEXのモーターなどハイエンド機種と同じタイプ。
また、ブラシがエンドベルにネジ止めされているのもSYSTEMA AtoZやLONEXのモーターと同じですね。
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ブラシとエンドベルをつなぐ線はかなり太めです。
これだけ太かったら通電効率もかなり良さそう。
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なお、BASIC ULTIMATE、INFINITY CNC U-30000共にモディファイドモーターになっているので、分解が比較的容易に行なえます。
エンドベルを外してコミュテータの汚れを落としたり研磨する事が出来るので、メンテナンス性が高いのは同様です。

これらの写真を見て気づいた人も居るかもしれませんがこのモーター、全体的にSYSTEMA AtoZにそっくりです。
そして、モーターシャフトが一体型になっているという、こんな所までそっくりなのです。
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モーターシャフトを一体型にするメリットはイマイチよく分かっていないのですが、稼働部品が少ない事による抵抗やノイズ、故障の削減でしょうか?
その分高い工作精度が求められるような感じがしますが・・・。

是非ともSYSTEMA AtoZとの比較をしたい所なのですが、手元にモーターが無いので、他のハイトルクモーターと比較していこうと思います。
とは言っても、ちゃんとした計測機器を持っていないのであくまで体感で、抽象的な表現になりますが・・・。

検証機として使うのはキメラM4。
検証するモーターは東京マルイ EG1000、BigDragon M140、東京マルイ サマリウムコバルトモーター、LONEX A2、ASG INFINITY CNC U-30000の5種類。
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メカボックス周りのパーツ構成はざっくりですがこんな感じになっています。

ピストン:RETRO ARMS DSG用 8ティース ピストン
ピストンスプリング:G.A.W M95 DSG用スプリング(スペーサー20mm)
セクターギア:SC GEN2 G1T3R1
スパーギア:BigDragon 18:1
ベベルギア:東京マルイ 次世代電動ガン用
FCU:BTC Chimera Mk2 FET for V2
メカボックス:RETRO ARMS Split Gearbox
バッテリー:7.4V 1400mAh 30C

尚、FCUの設定でプリコックの設定をしているので、今回はプリコック状態でトリガーを引いた時にピストンがリリースされるまでの体感速度や撃ち心地(モーターの負荷具合、振動、ノイズ、etc…)を比較していきます。

東京マルイ EG1000

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(FCUのモーターブレーキがあるので、SBDは外してます)

体感速度:もっさり
撃ち心地:不満

当然の結果と言えば当然ですが、動きはモッサリです。
プリコック状態で、圧縮されたピストンスプリングを更に圧縮させるのですから、相当なトルクが必要になります。
ギアは18:1とトルク系の設定ではあるものの、EG1000では力不足感が否めません。

トリガーを引く→モーターが回る→一瞬引っかかった後、ピストンが後退→射撃という具合です。
ギアノイズは特に気になりませんでした。

BigDragon M140

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体感速度:普通
撃ち心地:普通

個人的にBigDragon M140はコストパフォマンスが非常に高く優秀なモーターだと思っています。
トルク系モーターなので、EG1000のようなモッサリ具合は無く、すんなり回ってくれます。

トリガーを引く→モーターが回る→そのままスムーズにピストンが後退→射撃という具合。
ただ、東京マルイの次世代ベベルギアと相性が少し悪いのか、若干ギアノイズが気になりました。
暫くテストドライブしてれば馴染んでくる程度のノイズですが・・・。

東京マルイ サマリウムコバルト

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体感速度:普通
撃ち心地:いい感じ

体感速度で言うとそんなにBigDragon M140より変化は感じなかったのですが、精度が高いせいか非常に安定したレスポンスでした。
ほんの僅かな問題ですが、ピストンASSYを外した状態でギアを回すとその安定性が分かります。
本当に毎回ほぼ同じ位置でセクターギアが停止します(BigDragon M140はセクターギア1枚分位停止位置が前後する)

LONEX A2(ピニオンをOPTION No.1のスチールピニオンに換装)

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体感速度:いい感じ
撃ち心地:ちょっとイマイチ

体感速度は良く、レスポンスも非常に良いですが、ピニオンギアとの相性問題が激しく振動・ノイズが大きいです。
これはモーターの性能ではなくピニオンの相性ですが、撃ち心地はイマイチという結果に。

また、7.4Vだと少しパワー不足な感じがし、モーターがちゃんと回転するまでに少しタイムラグがあるような感じがしました。

ASG INFINITY CNC U-30000

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体感速度:いい感じ
撃ち心地:いい感じ

LONEX A2の体感速度と、東京マルイ サマリウムコバルトの撃ち心地のいいとこ取りな印象です。
トリガーを引いた瞬間にはピストンがリリースされているという状態。
もちろん、サイクルも速いのでピストン前進から後退するまでも非常に速いです。

また、セクターギアの停止位置もサマリウムコバルトモーター並に安定していました。
そして、ギアノイズ・振動共に許容範囲内。(サマリウムコバルトモーターの方が少し静かな気もするが)

という訳で、総評になりますが、ASG INFINITY CNC U-30000はLONEX A2とサマリウムコバルトのいいとこ取りというのが私の感想です。

特に7.4Vでスムーズに動いてくれたのは驚きです。
LONEX A2は7.4Vだと若干初動がモッサリなのですが、INFINITY CNC U-30000は初動もスムーズな感じ。
それでいて、サマリウムコバルトモーターよりトルクは高い印象です。

結構良いお値段のするモーターですが、LONEX A2やサマリウムコバルトモーターと比較すると同じような価格帯ではあるので、これは割と買いだと思います。
更にメンテナンス性も高いので長く使えるモーターだと思います。

後は暫く使ってみてブラシのすり減り具合や汚れによる動作の低下などを見ていけば良いかなと思います。
とは言っても、BASIC ULTIMATEで検証した結果を見る限り、そこら辺も悪くは無い気もするんですがね・・・。