東京マルイ製 P90用多弾マガジンの給弾不良問題を修正してみる
記事作成日:2015年12月18日
昔から東京マルイ製のP90用 300連多弾マガジンにはトラブルが多くあり、有名な所だと、巻き上げ不良や弾詰まりなどでしょうか。
ハイサイ用マガジンが出たタイミングで細かい部分は調整されたようなのですが、それでも個体差や銃本体との相性による不具合は多々見られるので、今回はそれを修正してみる事にしました。
という訳で、P90のマガジンです。
東京マルイ純正の300連。
とりあえず、バラします。
分解自体はひたすらネジを外していくだけで終わるので楽です。
ただ、ネジ受けが全部樹脂なので割と怖い・・・。
何度もバラしてると直ぐにネジがダメになりそうな感じです。
今回やった事は大きく分けて2つあります。
1つは弾を巻き上げる水車のようなパーツが逆回転しないようにプラ板を貼る事。
2つ目は、水車自体の重量を増やして万が一給弾不良になった時に一気にゼンマイが開放されるのを防ぎつつ、弾が少し詰まっても無理やり押し出せるトルクを稼ぐという事です。
まずは1つ目。
これはもうP90用 多弾マガジンのテンプレと言っても良い位に皆行ってるような加工だと思います。
プラ板を貼る場所を少しルーターかヤスリで削り、接着剤の乗りを良くします。
ここにプラ板を貼り付けます。
正直これだけです。そんなに物凄い負荷が掛かるような場所でも無いので、これくらいで十分かと。
プラ板を貼る時に気をつけないといけないのは2点。
1.プラ板が水車に当たらないようにする事
2.弾が水車の方に落ちていくように角度を付けるという事
この2点さえやっておけば基本的に大丈夫だと思います。
しかし、たかがこれだけの事をなぜマルイは実装しないのか・・・。
普通に考えて水車の回転方向と逆方向に弾が行こうとする仕様は不具合の原因になるだけな気がするのだが・・・。
続いて、2つ目。
水車は単にゼンマイの力で回るだけなので、トルクがあまり有りません。
なので、弾が詰まった時にトルク負けしてちゃんと弾を巻き上げられなくなるんですよね・・・。
なので、水車のトルクを上げます。
トルクの上げ方は単純に水車自体を重くするという方法で行いました。
どう見ても錘マシマシチューンです。本当に(ry
(錘マシマシチューン:通常のマルイ錘の中に、更に鉛テープを取り付けて重量アップを図るチューン)
重量比はこんなもん。
+12gの重量アップ。
実際に手にとって見るとその重さが良く分かります・・・。大分重い。
ちなみに、この錘は水車の中でカタつかないようにぎっしり詰めた方が良いです。
また、水車の回転速度やトルクを一定に保つ為に全ての隙間に同じだけ錘を詰めたほうが良いと思います。
とりあえずこれでマガジンの調整は完了。
組み立てて動作テスを行います。
こんな感じで弾の逆流も無くなり、スムーズに給弾されるようになりました。
今まで起きていたマガジン内での弾詰まりも解消されているように思えます。