久しぶりの物理スイッチ銃弄り。VFC HK417を再調整しました。
記事作成日:2016年4月19日
何だかんだ、私の持っている銃で”サバゲーで使う電動ガン”はこのVFC HK417以外、全て電子制御になってしまいました・・・。
やっぱりレスポンスを求めるなら電子制御が一番です。
とは言っても、このVFC HK417も特徴的な個体ではあるので気に入ってるんですよね。
色々と実験的な要素を詰め込んでますし。
という訳で、そんなVFC HK417を再調整する事にしました。
調整箇所は主に今までサバゲーで使ってみて気づいた問題点の修正と、モーターの交換、新しい検証の為のバレルカットです。
まず、行ったのはスイッチの調整です。
VFC HK417のスイッチはVFC独自仕様になっており、他メーカーのスイッチとは互換がありません。
その為、細かい調整が非常にやり辛いのと、スイッチの引きバネをはめ込むのが結構面倒くさい構造になっているので、こちらを調整します。
無理に組み込もうとうした結果、若干引きバネが変形してしまってます・・・。
これを普通の押しバネに変えてしまいます。
というか、このスイッチの構造なら確実に押しバネの方が仕込みやすいのになんで引きバネにしたんだと・・・。
押しバネはバネの在庫BOXに余ってたのを適当に使ったので具体的なサイズは不明ですが、丁度いいサイズとスプリングレートの物があったので採用。
純正の引きバネよりレートが高いのでトリガープルが重くなりましたが、これも私の希望通り。
続いて、スイッチのハの字のパーツ(凹側)がかなりグラグラで、トリガーを引く度に若干接点の位置がズレる事が起きました。
そのせいで接触不良を起こしたり、バーストしたりと色々問題が起きたのでこれを修正します。
単にスイッチの銅板のブレを防止すればいいだけなので、ホットボンドを使って、銅板ををしっかり定位置に固定する為の凸を作ってやりました。
作り方は簡単で、熱されて温まった状態のホットボンドをスイッチ部分に流し込んで型を作り、冷めて固まった後に余分なホットボンドをカッターナイフで切っていくだけ。
ホットボンドなら通電する心配はありませんし、目に見えない部分なので多少形がいびつでも大丈夫という安心感もあります。
まあ、役目としては単にスイッチの銅板のブレ止めですからね。
動作テストの結果、特に問題はない事が分かったので、作業を続行します。
続いて、モーターの交換を行いました。
元々VFC HK417にはBIG OUTのM140ハイトルクモーターを入れていたのですが、更なるレスポンスアップを図る為にキメラM4に組み込んでいたASG INFINITE U30000モーターを使うつもりでいたのですが、先日書いたブログ記事の通りイマイチな感じだったので、東京マルイのサマリウムコバルトモーターを使う事にしました。
というわけでサマリウムコバルトモーターにSBDを組み込みます。
物理スイッチの銃にSBDを組み込むのはもう必須な感じがします。
今回、用意したSBDは普段使ってる素子より一回り大きめの物です。
スペック的には大差は無いのですが、単に私の在庫が余ってるのでこっちを使いました。
作ったSBDをサマリウムコバルトモーターのブラシケースにハンダ付けします。
ブラシケースにハンダ付けする時はブラシを一旦外してからやるほうが安全ですね。
ブラシを付けたままハンダ付けをすると、最悪の場合コミュテーターを傷めてしまうので・・・。
後はモーターと配線を取り付けて動作テストを行います。
私はこのVFC HK417にSHSの16:1ギアセットを使っているのですが、ベベルギアとピニオンギアの当たり具合も良く、特に気になるようなノイズは無く綺麗に回っていました。
レスポンスも期待通りの物になっていて一安心。
最後に、インナーバレルを若干短くしました。
これは、正直どういう効果があるのかを検証したかった為に切っただけで、初速調整とかそういう目的ではありません。
何を検証したかったのかと言うと、インナーバレルを短くして、アウターバレル内で弾を滑空させた時の挙動を検証したかったのです。
SYSTEMA純正バレルのような段付きテーパーと同じ考えです。
段付きテーパーを自作するのは専用工具が無いと骨が折れるので、アウターバレルで代用できないかという考えです。
幸いVFCのアウターバレルはインナーバレルの外径に対してかなり内径がタイトに作られているので、エアーの流れは素直な気がします。
そんなこんなでインナーバレルを短くしてみました。
初速は0.20gで95m/s前後で安定。
やっぱり、マルイ純正スプリングに重量ピストン+加速シリンダーの組み合わせは優秀です・・・。
という訳で、外見は変化ありませんが内部が細かくバージョンアップしたHK417。
先日購入したVORTEX VIPER PST 1-4×24 TMCQ (MOA) Tacticalスコープを乗せてみました。
VORTEX VIPER PSTは1倍の表示が結構イマイチ(映像が歪む)なので、基本2倍以上の倍率での使用が前提にあるので、狙撃特化の銃とは相性が良さそうです。