キメラM4の再調整とRETRO ARMS Split gearboxのチャンバー交換を行いました
記事作成日:2016年5月4日
東京都立川市に出来たインドアフィールド、MEGA G3用に初速を90m/s以下に設定していたキメラM4ですが、もう暫くMEGA G3に行く予定も無いので、初速を上げることにしました。
初速調整の方法自体はもう目処が付いているというか、単にバレルを伸ばすだけなのですぐに終わってしまう内容なのですが、今回はそれに加えてメカボックスを弄ってみました。
私がキメラM4に組み込んでいるのはRETRO ARMS CNC Split Gearboxという分割メカボックスです。
この分割メカボックスの最大の特徴としては、シリンダーとチャンバーが一体型になっているという点です。
この為、高い気密が保て、アウターバレルとの兼ね合いによるチャンバーのグラツキも気にしなくていいのですが、このチャンバーが中々にクセモノで、振動でHOPダイアルがズレてきたり、HOPアームの形状がクセモノで、HOPの細かい調整がやり辛かったり、そもそも私が今このキメラM4に取り付けているMADBULLのアウターバレルと寸法が若干ズレてるせいか組み込む際の抵抗が大きく、このまま使い続けると何か問題が起きるような気がしたので、別のチャンバーを使えるように加工することにしました。
加工自体は非常に簡単で、シリンダー側のメカボックスのチャンバーを固定する為の部分を切断するだけです。
ジュラルミンなので硬いですが、ピラニアン鋸で切っていった所、わりとあっさり切れました。
ちなみにRETRO ARMSのチャンバーも引き続き使うことが出来るように、若干チャンバーを固定する為の出っ張りを残してたりします。(まあ、あくまで保険です。多分RETRO ARMSのチャンバーは使わないと思います)
今回、RETRO ARMSのチャンバーと交換して組み込むのはPROWINのチャンバーです。
こちらはRETRO ARMS Split Gearboxを購入するまで、このキメラM4の素体にあたる銃に組み込まれていたチャンバーだったりします。
ちなみに押しゴムは当時のままでMSのカクチョコプッシュの2点がけの方を組み込んでいます。
チャンバーを交換したことによって、今まで足りていたノズル長が足りなくなってしまったので、シリンダーヘッドとノズルを交換することにしました。
手持ちのパーツの組み合わせで最も相性の良かったZCのシリンダーヘッドとノズルを採用しました。
また、一旦組み上げた後何度か試射をしていると急に初速がガタ落ちし、最終的には弾ポロが発生するようになったので「なんだ?」と思って内部を開けてみた所、ピストンヘッドのOリングが変形してシリンダーとピストンヘッドの隙間に入り込んでいたことが原因のようでした。
今回、試しにシリコン系のOリングを使ってみたのですが、どうやらシリンダーとの摩擦熱か何かによる発熱によって変形してしまったのだと思われます。
吸気系の仕様が想定以上に変わってしまったので、最後にバレルカットとスプリングスペーサーの厚さを調整し、初速を規定内に収めるようにします。
今回、の初速はHOP最大で97m/s、HOP最低(HOP無し)で82m/sといった感じになりました。
0.20gでの適正HOPだと初速は92〜95m/s程度になるかと思われます。
という訳で、これにてキメラM4の調整は終了。
次はF2プラントの定例会への参加を予定しているので、その時に使ってみようと思います。
インジェクションポートから見えるチャンバーの色が赤から青に変わってちょっと違和感を感じてたり・・・。
オマケ 表面温度50度!めちゃくちゃ熱くなる東京マルイEG1000
キメラM4のモーターは東京マルイのEG1000なのですが、1マガジン撃っただけでめちゃくちゃ熱くなるのです・・・。
温度表示を見ると一番温度が高い箇所で50度に達していました。
ま、11.1V使ってるしモーターブレーキ最大にかけてるし、この発熱は仕方ないのかもしれませんが・・・。
EG1000はフェライト磁石なのでこんなに発熱してしまったらもう磁力は残念なことになってます。
そこいらの中華モーターより全然しょぼい・・・。
ちなみに冷ましてみましたが磁力は落ちたままでした。
これは要検討です。
EG1000をこのキメラM4で使うなら、2〜3回サバゲーやったら1回モーター交換という頻度になりそうです。
もしくは撃つ頻度を抑えるか・・・。