CO2化した東京マルイ Glock22で色々初速調整の実験をしていきます。
記事作成日:2017年2月3日
色々調整をやっているCO2化したマルイGlock22ですが、「東京マルイ純正の状態で、CO2マガジンを使って、尚且つ安定して低い初速を出す事が出来る」これを目標にGlock22の初速調整を行っていきます。
まあ、そんな事は行ってもやっぱりマルイ以外のパーツも使っちゃうんですけどね。
とは言え、今回はバレルとチャンバー周りだけです。
CO2の初速調整ではかなり重要な役割を担うノズルやシリンダーバルブはマルイ純正を使います。
ちなみに、CO2マガジンはいつも通りAPS Dragonfly用のCO2マガジンです。
今回は初速が比較的高めに出る初期型マガジンを使って調整していく事にしました。
という訳で、とりあえずバレル周りから。
今回組み込むバレルもまたメイプルリーフのクレイジージェットインナーバレルです。
Glock17/18C用の長さです。
このインナーバレルをチャンバーに取り付けます。
この時、メイプルリーフのチャンバーパッキンに付いているCリングのようなパーツは外しておきます。
このCリング、中々曲者でして、ノズルの形状や前進位置によっては必要以上にノズルを加えこんでしまい、動作や初速に大きな影響を与えてしまいます。
前回、初速が必要以上に出てしまった原因はコイツのようです。
もちろん、付けた方が安定するケースもあるので、これは付けた状態で動かしてみて問題があったら外すという方法が良いかもしれません。
とりあえず、チャンバー周りはこんな所です。
続いて、ピストン側。
こちらが本題です。
少し長めのネジにワッシャーを何枚か入れた状態で締め込みます。
ネジが分厚くなった事によって、ロケットバルブが常にチャンバー側に動いた状態で保持されます。
NPASと同じような仕組みですね。力技NPASです。
これで初速は0.20gで90m/s台で安定。
こんな状態でも初速90m/sも出ているという事は…普通に組むと…恐ろしい事に…
0.20gで90m/sなので初速は問題ないのですが、「ハンドガンで初速90m/sは要らないだろ」と思い、更に下げる事にしました。
そもそもハンドガンを使う時なんてインドア戦か、アウトドア戦でも接近戦になってしまい、相手に痛い思いをさせない為に使う物なのでこんな電動ガンと同じような初速出してたら意味ないんですよ…。(個人的な意見です)
という訳で、70m/s位まで下げれないかな〜と思って別の方法を取る事にしました。
ピストンカップはそのままで、ネジにワッシャー1枚と、適当な薄いパイプ(スペーサーのような物、何の部品か分からない)を1枚入れました。
これ、何をしてるのかと言うと、スペーサーのような部分にバルブブロックを噛み込ませて、ノズルをロックしてしまおうという魂胆です。
更に、ネジ頭が丸々シリンダーバルブを押し出す事になるので、シムを入れた時以上にシリンダーバルブを押し出せるようになります。
ちなみに、バルブブロックというパーツはこれですね。
私は今までこれを「バルブブロック」と呼ぶとは知らなかったです…(今回記事にするに当って調べて知りました)
これで組み立てるとこんな感じ。
もう完全にバルブが閉鎖されてる状態になります。
これで0.20gで73m/sという結果になりました。
初速も大体安定しています。
それにしても、CO2のポテンシャルは凄いですね。
バルブが閉鎖されてるにも関わらずこの初速。
まあ、実際はノズルとシリンダーバルブの間に少しだけ隙間があるのでそこからガスがバレルの方へ流れていくのですが…。
とりあえずこの方式ならマルイ系のガスブローバックハンドガンの多くで適応出来ると思います(全ての種類で対応可能かは不明)。
マルイのガスブローバックハンドガンにはWEなどのCO2マガジンと互換がありますからね。
CO2マガジンの選択肢が広がります。
それにしても、今回の実験は割とうまく行きました。
後は手元に無かったので試せなかったイモネジを使ってシリンダーバルブを押し出す方法とかも試していけたらなーと思ってます。
イモネジ使えば恐らく更に初速を下げる事も出来そうですし…。(初速を下げた分、リコイルが上がるのでパーツの消耗がえげつない事になりますけど)
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