9枚歯DSG、SIEGETEK CONCEPTS Cyclone Dual-Sector(G1T3R2)を購入、E&L M4に組み込みました | エボログ

9枚歯DSG、SIEGETEK CONCEPTS Cyclone Dual-Sector(G1T3R2)を購入、E&L M4に組み込みました

最近、電動ガン=DSG搭載という位に、DSGにどっぷりハマっておりまして…。
手持ちのトレポンは2本ともDSG化が完了し、通常電動ガンも最近はDSGを組み込む前提で買ってたりします。(XCR-L Microとかは最初からDSG組むつもりで買いました)

という訳で、今回の記事もDSGの組み込み・調整ネタです。

今回DSG化するのは以前、ASCUを組み込んでいた通常電動ガン、E&L M4です。
長らくフルストローク+加速シリンダーという普通の構成で使っていたのですが、物足りなくなってきたのでDSGにします。

ちなみに、内部パーツに関する最新の状態はこちらから

で、今回買ってきたDSGは、SIEGETEK CONCEPTS製のG1T3R2という製品になります。

こちらのDSGはセクターギアの枚数が9枚になっている製品で、一般的な8枚歯DSGよりも多くピストンを引く事が出来ます。

ギア比は一般的な18:1(厳密には18.72:1)なので、通常電動ガンのスパーギアをそのまま使う事が出来ます。
材質は相変わらずの鬼畜強度を誇るニッケルクロムモリブデン鋼で、更に浸炭焼き入れがされているので尋常ではない強度を誇っています。

ちなみに、最近SIEGETEK CONCEPTS社で流行ってる(?)窒化処理は施されていない製品なので、黒いです。

裏面はこんな感じ。
一般的なギアだと単なるはめ込み(圧入)かネジ固定なのに対し、SIEGETEK CONCEPTSのギアはスポット溶接(なのかな?)されてガッチリくっついています。
まあ、これはSIEGETEK CONCEPTSのギアでは当たり前のようにやっている事なのですが、こんなギアはそうそうお目にかからないと思います。

という訳で、こんなDSGをE&L M4に組み込んでいきます。
ちなみに私のE&L M4には純正ギア(SHSのOEMだと思われる)が使われているのですが、これのセクターギアのみ交換していきます。

また、3枚金属歯の樹脂ピストンなのでピストンも交換する必要があります。
私は基本的にDSGには全金属歯のピストンか在庫があればRETRO ARMSのDSG用ピストンを使うのですが、今回は新しい試みとして樹脂ピストンを使う事にしました。

という訳で、今回買ってきたのはICSの樹脂ピストンです。

ICSの樹脂ピストンは7枚金属歯になっており、9枚歯のDSGだとちょうど最後のセクターギアが金属歯に当ってくれるんですよね。
流石に全部樹脂だとピストンのラックギアがモゲます…。

ちなみに、7枚金属歯のピストンは他にも色々とあるのですが、ICSを選んだ理由としては樹脂が結構丈夫そうだったからです。
樹脂ピストンと一括りにしても、メーカーによって強度全然違いますからね…。

また、ラックギアの2枚目が完全に削り取られているタイプの物なのもポイントですね。
個人的にラックギアの2枚目はトラブルの原因になる可能性の方が高いので、基本的に削り取りますし…。

続いて、ピストンヘッドです。
と、その前にちょっとAOE(Angle Of Engagement)調整の話をします。

詳しい話はG.A.Wのウェブサイト「AOE調整のポイント」をご覧下さい。
私が頑張って説明するより論理的に詳しく書かれています。
http://gungineer.matrix.jp/nagamono_custom/dendou/Mechanism/AOE/AOE.htm

基本的に私は全ての電動ガンでAOE調整をやっているのですが、今回樹脂ピストンを使うに当ってここがかなりシビアになってくると思っています。
金属歯だと結構適当にやってもそう簡単には壊れないんですが、樹脂ピストンだと直ぐ変形してきて、変形した箇所がモゲますから…。

で、普段はホームセンターに撃っているステンレスのワッシャーを使って調整しているのですが、少し前にG.A.Wの石岡さんがAOE調整用のパーツ、「電動ガン用 AOEアジャストスペーサー」を販売されたのでこれを使ってみる事にしました。

こんな感じのパーツで、スペーサーの材質はPOM、厚さは3mmです。
普通のピストンヘッド用のネジより少し長いネジ(スペーサーを入れる為、長さが必要になる)も付属してきます。

ちなみに、複数枚重ねて使う事も出来るそうなので、やろうと思えばSVDやSR25等で採用されているロングピストンを通常のピストンに変える為に使ったりも出来そうですね。

続いて、ピストンヘッド。
ピストンヘッドは流用しても良かったのですが、ぶっちゃけ取り外すのが面倒くさかったので余ってたピストンヘッドを使う事にしました。
多分VFCのピストンヘッドで、アルミ製です。(個人的にピストンヘッドはPOMが好きなんですが、手持ちが無かった)

まず、このピストンヘッドにAOEアジャストスペーサーを取り付けるのですが、ピストンヘッドの突起が長すぎてスペーサーがちゃんと付かなかったので、すこし削りました。
マニュアル曰く、突起は1mm程度にする必要があるみたいです。

ピストンと合体させるとこんな感じ。

これでAOEはかなりいい感じの状態になったのですが、ピストンが完全に前進しきった状態で3枚目のラックギアとセクターギアの歯がぶつかってしまう問題が起きたので、少し斜めに削りました。
まあ、AOEしっかり調整すると、こういったピストン側の加工も必要になります。(最初から3枚目が半分しか無いラックギアもありますし)

指でセクターギアを回してみてしっかり動く事を確認します。
先述の通り、ICSの樹脂ピストンは7枚金属歯なので、この通りセクターギアの最後の歯が金属ラックギアに当たります。

ちなみに、ピストンヘッドのOリングはいつも使っているG.A.W FRUS-Oリング、グリスもG.A.W Gグリスです。
G.A.W製品だらけで”ガンジニアのステマ”みたいな状態になってますが、本当に良い製品なんですよ…。

最後にタペットプレート(E&L純正)を適当にぶった切って組み込みます。

これで一旦メカボックスを閉じてレシーバーに組み込み、ピストンを後退させた状態で動作テストをします。
異音無くセクターギアがしっかり回ってカットオフされる事を確認したらピストンスプリングを取り付けます。

ピストンスプリングは当初G.A.WのDSG用ピストンスプリング(M95)を入れようと思っていたのですが、予想以上に初速が出てしまったのでこれは採用を見送る事にしました。
8枚歯DSGだと結構いい感じの初速で安定していたのですが、9枚だと結構初速上がりますね…。

ちなみに、9枚歯DSGのシリンダー容量はM4で採用されているシリンダーと同じ程度の容量があります。
DSGとは言っても、エアー量は十分に確保出来るので、ピストンスプリングはそんなに硬いものを使わなくても良さそうです。

と、ここで思いついたのですが、「じゃあフルサイズのインナーバレルにしてしまおう」と。
という訳で、フルサイズのインナーバレル(長さ365mm)を使います。
上が今回使うインナーバレル、下が元々E&L M4で使っていた約200mmのインナーバレル。(確か、純正インナーバレルを初速調整の為にカットしたもの)

チャンバーを取り付けるとこんな感じ。
ちなみに、HOP周りは今回変更していません。
チャンバーはE&L純正、パッキンは東京マルイ純正のHOPパッキン(スリック化)に自作の2点掛け押しゴムです。

まさかこんな長さのインナーバレルを使う機会が来るとは…。(普段200mm前後のインナーバレルしか使ってない)
しかもDSGで…。

後はピストンスプリングの硬さやアジャスターの量を調整して初速を微調整していきます。

最終的には少し硬めのピストンスプリング+アジャスターという組み合わせになりました。
ピストンスプリングは家に余ってた物を使ったので正直硬さは分かりませんが、M110とかM120とか、そこら辺だと思います。
アジャスターは1.5〜2cm位でしょうか…。(ちゃんと長さ測ってない)

後は色んなHOP量で初速を測って行きます。
結果、92m/s〜94m/s程度で安定。

今までより柔らかめのピストンスプリングを使っているのと、11.1V駆動なのでフルオートは怖いのですがバースト程度なら問題無さそうです。(流石にトリガー引きっぱなしは試してません)
現状、かれこれ200発程度撃ってみましたが、初速も割と安定していますし動作も問題は無さそうです。

後は外で撃ってみて様子見ですね。
こんなに長いバレル長のDSGカスタムなんて初めてなので、どんな飛び具合になるのか気になる所です…。