トレポンのHOP周りのカスタムパーツ、ドラゴンフォースオリジナル商品「でりほっぷ」を試してみます
記事作成日:2017年5月13日
Twitterの方ではだいぶ前に「でりほっぷ組みます、データ取れたらブログにまとめます」とか言っておいて大分放置されてしましましたが、やっと記事にします。
すみません、CQBR BLOCK1弄りとかライラのスコープのレビューとか色々あったので…。
という訳で、ドラゴンフォースオリジナル商品「でりほっぷ」です。
こちらはSYSTEMA PTW(トレポン)のHOP周り用カスタムパーツで、内容物は太いシリコンチューブ(2013年バージョンみたいな太さ)と、中くらいのシリコンチューブ(2008年バージョンみたいな太さ)と、細いシリコンチューブ(アジャスタークッションサイズ)、シリコンの板、Oリングになります。
この通り、色々なシリコン製の材料が付属してくるので、色々な組み合わせが出来そうです。
今回はとりあえずオーソドックスに「太いシリコンチューブ」「Oリング2つ」を使ってHOPの突起を作る事にしました。
シリコンチューブはギリギリOリングが2つ入る位の長さで切り、Oリングを無理やり押し込みます。
かなりタイトな作りにしたので、接着剤による固定はしません。
ちなみに、使っているアジャスターはFCC製です。
アジャスタークッションはシリコンチューブにするか板にするかで悩んだのですが、板にしました。
板はバレルとアジャスターの隙間にドンピシャで収まる位の分厚さがあります。
かなり強めのHOPが掛けれるようになるので、130とか150とか、かなり硬めのスプリングを使っているトレポンに最適なのではないでしょうか。
ちなみに、今回素体にしている私のトレポンは「流速ポン」と呼称しているDSG + 110スプリングを組み込んだトレポンです。
チャンバーはSYSTEMA純正です。
元々、RWAのチャンバーに入れようと思っていたのですが、以前色々検証した結果「RWAのチャンバーは初速の低下がある」という事が分かったので、SYSTEMA純正にしておきました。
初速が低下するという事は、どこかでエアーがロスしているという事ですからね…。
吸気系の設定は変えていないので、初速の影響はあまり無いと思っていますが、念のため計測。
初速は最大95m/s程度でした。
精度を見るために、新宿のTARGET1の20mレンジを使う事にします。
デジタルターゲットのお陰でグルーピングの測定がめっちゃ楽なんですよ…。
使用した弾はKING ARMS製のバイオBB弾、0.25gで、HOP調節とゼロイン調整をしながら撃っていきました。
ゼロインを合わせた後でも最初の頃は結構着弾点が散らばっていたのですが、2〜3マガジン程撃った所で馴染んできたのかかなり安定した弾道を描くようになりました。
最終的に、20mで10発撃って、100mm前後に収まるようになりました。
ちなみに、トレポンでの最高記録はまだDSGでは無かった時に自作HOPを使って出した81.8mmですね。
まあ、DSGとそうでないチューンではあまり比較にならないですが…。
で、肝心の集弾性や飛距離に関してですが、正直2013年以降のチャンバーで、HOPのチューブを接着剤で固定した物と大きな違いは感じられませんでした。
もし、2008や2012(初期)のHOPを使っていて、集弾性や飛距離に不満を感じているならでりほっぷを試す価値は十分にあると思います。
後はシリコンの組み合わせを色々試したり、自作HOPの素材に使ったりと、色々実験したい人向けのパーツだと思います。
特にシリコンの板は結構面白い素材になりそうな気がします。
ORGA FLAT HOPみたいな形で使う事も出来そうですし…。
とりあえず、今回はオーソドックスな形で試しましたが、引き続き別の組み合わせや自作HOPの素材にして試してみようと思います。
上手く行ったり、思いがけない結果になったらまた記事にしようと思います。
もっとも、ちゃんと検証するなら後2〜3個位チャンバーが欲しいんですがね…。(SYSTEMA純正チャンバーは3つしか持ってない。しかも、年代全部違うし。)