トレポン用 9枚歯DSG、G1T6を組み込んだ流速ポンの初速を調整していきます
記事作成日:2017年4月12日
先日、SIEGETEK CONCEPTS製のPTW用DSGである「G1T6 Cyclone Dual-Sector Gear for PTW」を購入し、私が「流速ポン」と呼んでいるトレポンに組み込んだのですが、流石にポン付けだと初速が低すぎるので初速調整をしていきます。
という訳で、初速調整用に色々パーツを買ってきました。
まあ、基本的に流速ポンとリコポンはチャンバーとHOPの形状が違うだけで初速に影響を及ぼす箇所は同じセッティングにしているので、DSG用に買ってきたパーツも全く同じパーツですね…。
ORGA製のM110ピストンスプリングと、ドラゴンフォースオリジナルのスペーサー(テンションアジャスター)です。
ちなみに、ORGA M110スプリングを買う前に、家に転がっていたSHS製のPTW用M110スプリングを試したのですが、全然初速が上がらず…。
というか、SYSTEMA純正スプリングと同じくらいの初速でした。
本当、エアソフトガンのスプリングの単位というか数値ってデタラメ過ぎると思います…。
同じ「M110」という名前のスプリングでも、メーカーによって全然硬さ違うし、110%とか120%とか、「何基準のパーセンテージだよ」と突っ込みたくなるスプリングとか…。
まあ、それは置いといて、とりあえず家に転がってるピストンスプリングでは調整し辛そうだったのでORGA M110を買ってきました。
そして、細かい調整をする為にドラゴンフォースオリジナルのスペーサーも調達。
こちらのスペーサーは以前、リコポンのDSG化をした時にも使ったのですが、当時はそれぞれ何mmなのかちゃんと計測するのを忘れたので、今回はちゃんと測りました。
一番分厚いやつ:4mm
次に分厚いやつ:3mm
次に分厚いやつ:2mm
一番薄いやつ:1mm(2枚)
といった感じで、1mm単位で用意されているみたいです。
という訳で、まずはORGA M110のみ入れた状態で初速を測ります。
尚、スプリングとスプリングガイドにG.A.W Gグリスを軽く塗布しておきます。
結果、初速は0.20gで77m/s前後。
元々最大で69m/sだったのでスプリングを交換しただけでかなり初速が上がっている事が分かります。
しかし、リコポンで試した時は確かスペーサー無しでも80m/s位出てた気がするんですが…。
まあ、とりあえずここからスペーサーを入れていって初速を少しずつ上げていきます。
まず4mmを2枚入れて…
もうこの時点で「絶対おかしい」と思っていましたが、とりあえずスペーサーを全部入れてみた所…
何がおかしいかと言うと、これ、リコポンの時より多くシム入れてるんですよ。
リコポンが8枚DSGなので、9枚DSGである流速ポンの方が初速は高く出るはず。
なのに初速が上がらない。
上がリコポン、下が流速ポンのバレル、チャンバー、シリンダーなのですが、この通りバレル長まで同じなんですよ…。
ピストンも共にSYSTEMA純正の加速、ピストンヘッドのOリングはG.A.WのFRUS-Oリング、ピストンスプリングはORGA M110と全部同じ。
違いは入ってるスペーサーが流速ポンの方が4mm分厚いというだけ。
という訳で、リコポンと流速ポンのパーツを入れ替えながら色んなパターンを試していった所、こういう結果になりました。
リコポンチャンバー+流速ポンシリンダー:初速97m/s
リコポンチャンバー+リコポンシリンダー:初速93m/s
流速ポンチャンバー+流速ポンシリンダー:初速92m/s
流速ポンチャンバー+リコポンシリンダー:初速89m/s
流速ポンのチャンバーを使った時だけ、初速が5m/s程度低下する事が分かりました。
つまり、初速が低い原因はチャンバーにあるようです。
ちなみに、流速ポンで使っているチャンバーはRWA製のドラム式チャンバー。
HOPはORGA フラットHOPをベースに加工した物。
バレルはSYSTEMA純正をバレルカットした物。
RWAのドラムチャンバーに問題があるのか、ORGAのフラットHOPに問題があるのかはまだ分かっていませんが、とにかくチャンバーを見直した方が良さそうです。
単純にDSGにHOP形状が合ってないだけなのか、それともRWAのチャンバーとの愛称が悪くエアーがロスしているのか…。
引き続き検証は続きそうです。
まあ、それが楽しいんですけどね。