A&K STW(チャイポン)とSYSTEMA PTW(トレポン)のパーツの互換性について【レシーバー編】
記事作成日:2017年6月13日
分解レビュー Part.2の最後に、「次のレビュー記事までは少し時間が掛かると思いますが」とか、言っておきながらその翌日には記事になっちゃいました…。
という訳で、A&K STWとSYSTEMA PTWの互換性について見ていきます。
写真多めなのと情報量がそれなりにあるので、各部位ごとに分割された記事になります。
比較対象として使うのはSYSTEMA PTW 2012年モデルのチャレンジキットをベースに2013年のパーツや社外パーツをいくつか付けた、私が「流速ポン」と読んでるトレポンです。
流速チューンのトレポンのような名前ですが、単なるトレポンのDSGカスタムです。
この流速ポンをオーバーホールするついでにパーツを見ていく事にしました。
尚、当記事ではあくまで「パーツが付くか付かないか」「どこが違っているのか」といった点のみ見ていきます。
実際にパーツを入れ替えて動かして、動くかどうかまでは見ません。
厳密には、下手するとPTWの方が壊れる可能性もあるので、そこまで流石に出来ません…。
という訳で、まずは「レシーバー」を見ていきます。
割とレシーバーに関してPTWとの互換性を気にしている方が多かったので、先にレシーバーを紹介します。
A&K STWのレシーバーがフル刻印である事を知って興味を持っている人も増えたのでは無いでしょうか?
刻印自体は完璧なリアル刻印では無いですし、クオリティも低いのでリアル志向な人からすると「何だよこれ」な状態かもしれませんが、パット見普通のUS刻印になっているので、フル刻印レシーバーの入門編としては良いのでは無いでしょうか。
U.S.の所に貼られてる黒いのは、ただのシールです。剥がせばU.S.刻印が出てきます
STWのロアフレーム + PTWのアッパーフレーム
結果は、「付きます」。
左右にガタツキはありますが、前後のガタツキは無いので動作中にシリンダーASSYが暴れたり、セクターギアとピストンのラックギアの当たりが撃つ度に変わるような事は起きにくそうです。
左右のガタツキは最悪ピポッドピンをマジックピンに変えたり、シムを追加する事で無理やり解消出来ると思います。
STWのアッパーフレーム + PTWのロアフレーム
結果は、「付きません」。
STWのロアフレームとPTWのアッパーフレームを組み合わせた時のガタツキから察してはいましたが、ピポッドピンの部分の厚みが違います。
また、テイクダウンピン側も厚みが違うので、同様に入りません。
双方共に、削れば付きそうですが…。
STWのロアフレーム + PTWのギアボックス
結果は、「何かダメそう?」。
「付きません」と断言出来ないのは、単にキツイだけなのか、それとも寸法的に入らないのかがはっきりと分からない為です。
写真の位置までは普通に入っていくのですが、何かに引っかかったように入らなくなってしまいます。
STW純正のギアボックスも取り外す時にかなりキツかったので、ゴムハンマーかなにかでギアボックスを叩き込めば入る可能性もありますが、取り出せなくなったらシャレにならないので、そこまでやっていません。
STWのギアボックス + PTWのロアフレーム
結果は、「入ります(ガタツキますが)」。
コンマ数ミリ程度ですが、左右に隙間が空いた状態で入ります。
PTWのロアフレーム側にアルミテープを均等に貼ったら丁度よい感じになるかもしれません。
結論
この通り、レシーバーは僅かながら寸法が違う為、レシーバーの移植は諦めたほうが良いかもしれません。
そもそも寸法がPTWと僅かに違っているので、加工して付けれるようにしたとしても、ギアやチャンバー、ピストン等に影響が及ぶ可能性が考えられます。
STW単体では給弾には問題はありましたが、一応ちゃんと箱出しの状態でも動作はしていたので、STWのレシーバーを使うなら、ギアボックスもSTWのまま使った方が安牌では無いかと思います。
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