SYSTEMA PTWのシリンダーヘッドの打撃音を減らしてみた。ついでにHOP用イモネジの緩み修正。
記事作成日:2017年9月29日
久しぶりの流速ポンカスタムネタです。
細かすぎる調整が多くていちいちブログ記事にはしていないのですが、実はサバゲーに持っていく度に少し調整して動作音を減らしていっているのです…。
ほんとう微妙な変化しか生まれませんがね。
しかし、今回は大きな効果が出た内容なので記事にする事にします。
という訳で、流速ポンはギア周りの音はもうこれ以上静かにするのは無理なのではないか?と思える位に静かになったのですが、そのせいで今度はピストンの打撃音が気になるようになってしまったので、それを何とか出来ないかとあれこれ考えていました。
ノズルを絞るか?ソルボ貼ってダンパーにするか?エアダンパー作るか?
などなど、通常電動ガンでよく消音カスタムに使われる方法を検討はしたのですが、どうもトレポンのノズルやピストンヘッドの構造的にどれもあまり現実的では無さそうだったので、トレポン専用に何か良い方法は無いか?と考えていた時に思いついたのが今回の方法です。
Oリング ニトリル NBR (黒) 耐熱 120℃ 耐油 φ6 ~ φ30 15種 200個 ピックツール セット L766
このOリングをシリンダーヘッドが咥え込む部分にはめ込みます。
Oリングの表面には薄くグリスを塗布しておきます。
これだけです。
ピストンヘッドをシリンダーヘッドに取り付けるとこの通り、ピストンヘッドとシリンダーヘッドの間に数ミリの隙間が開きます。
ピストンにかなり力を加えて押しつぶしてみてもピストンヘッドとシリンダーヘッドが接触する事はありませんでした。
つまり、実質ピストンヘッドはシリンダーヘッドに接触しません。
故に打撃音は大幅に軽減されます。
これはエアーコッキングガンや、通常電動ガンでは出来ない方法ですね。
元々「バチン!」(ピストンヘッドがシリンダーヘッドに衝突した時の音)と「キーン!」(恐らくレシーバーかシリンダーで反響してる音)が、「カポン!」という不思議な動作音になりました。(若干「キーン!」は残っている)
まあ、擬音割とオーバーな表現で実際はちょっと特徴的な打撃音みたいな感じです。
耐久性やOリングが外れたりしないか気になったので、とりあえず100発程度試射しましたが、給弾はもちろん、初速への影響も動作も問題は起きませんでした。
当初、ピストンヘッドがしっかりとノズルを咥えこんでくれないのでは?と懸念したのですが、意外と問題は無さそうです。
しかし、構造的に本来ピストンヘッドに掛かる負荷がOリングに集中するので、Oリングの消耗はめちゃくちゃ速そうな気がします…。
ついでに、前回のサバゲーから「撃ってると勝手にHOPが強くなる」という問題が起きていたのでそれを直します。
まあ、これは純正チャンバーの宿命みたいな問題ですよね…。
HOP調節用のイモネジにタミヤのネジロック剤を塗布します。
タミヤのネジロック剤は程よい硬さで固まってくれるので、ゆるくなったネジに塗布するのが丁度良いんですよね…。
ロックタイトのネジロックはガチガチに固まってしまうので、固定HOPになってしまいます。
という訳で、流速ポンの再調整は以上です。
とりあえず、今週末のサバゲーに持っていって様子を見ようと思います。
Oリング ニトリル NBR (黒) 耐熱 120℃ 耐油 φ6 ~ φ30 15種 200個 ピックツール セット L766